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1. ペレットを食べないハムスターへの対応
生後1ヶ月のキンクマハムスターがペレットを食べないとのこと、ご心配ですね。まずは、ペレットの種類と与え方を見直してみましょう。
ペレットの種類
「食べやすいジャンガリアンの主食」と「ハムスターセレクション」は、どちらも一般的なペレットですが、キンクマハムスターの嗜好性には個体差があります。ペレットの粒の大きさや硬さ、香りなどが原因で食べない可能性があります。以下のようなペレットを試してみるのも良いでしょう。
- 小型ハムスター向けペレット:ジャンガリアンハムスター向けは粒が小さいので、キンクマハムスターには少し小さいかもしれません。キンクマハムスター向け、または小型ハムスター全般向けのペレットを試してみましょう。
- 異なるブランドのペレット:複数のブランドのペレットを試すことで、ハムスターの好みに合ったものが見つかる可能性があります。例えば、イースター社、サンライズ社などのペレットを試してみましょう。
- 無添加・無着色のペレット:添加物や着色料が入っていないペレットは、ハムスターの健康に配慮した選択肢です。
ペレットの与え方
ペレットを砕いてミックスフードに混ぜる方法も有効ですが、ペレット単体で与える時間を作ることも重要です。ハムスターは新しい食べ物を警戒することがあります。最初は少量を、ハムスターがよく食べる場所に置いてみましょう。数日間様子を見て、食べない場合は別の場所に移動してみるのも良いでしょう。
ペレットを水で少し湿らせて柔らかくするのも有効です。ただし、すぐにカビが生える可能性があるので、少量ずつ与え、残りは捨てましょう。
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ペレットを食べない場合の代替食
ペレットを全く食べない場合は、獣医さんに相談することが大切です。しかし、一時的な代替として、少量の野菜や果物を与えることができます。ただし、与える量はごく少量に留め、ペレットを主食とすることを心がけましょう。
- 小松菜、レタス、パセリなどの葉野菜(少量):ビタミンやミネラルを補給できます。
- リンゴ、バナナなどの果物(ごく少量):糖分が多いので、与えすぎに注意が必要です。
注意:野菜や果物は、あくまでも補助的なものであり、ペレットの代わりにはなりません。栄養バランスを考慮し、適切な量を与えるようにしましょう。
2. トイレ・砂場の設置時期と方法
生後1ヶ月のハムスターにトイレ・砂場を設置する時期については、専門家の意見が分かれます。お店の方のアドバイスを参考に、まずは床材の清潔さを保つことに集中しましょう。しかし、生後2ヶ月頃からはトイレと砂場の設置を検討するのが良いでしょう。
トイレと砂場の設置方法
トイレと砂場は、別々に設置するのが一般的です。トイレは排泄場所として、砂場は砂浴び場所として使い分けます。ハムスターがトイレを認識できるように、トイレにはいつも清潔な床材を使用し、排泄物をすぐに処理しましょう。砂場は、ハムスターが自由に砂浴びできる広さを確保しましょう。砂の種類は、ハムスター用の砂を選びましょう。
最初は、トイレと砂場をゲージの同じ場所に設置し、ハムスターが自ら使い始めるのを待ちましょう。もし、全く使わない場合は、場所を変えてみたり、お気に入りの場所の近くに設置してみましょう。ハムスターがトイレを使うようになれば、床材の汚れも軽減されます。
3. ハムスターの生活リズムと掃除
5日目で回し車が動いていないこと、夜寝ているので掃除しにくいことなど、ご心配ですね。しかし、ハムスターの生活リズムは個体差が大きく、必ずしも夜行性とは限りません。昼間活動的なハムスターもいます。
掃除の頻度と方法
糞は毎日、尿はこまめに掃除しましょう。ピンセットで取り除くのは大変なので、トイレシートを使用するのも良いでしょう。トイレシートを敷いておけば、糞や尿を簡単に処理できます。また、部分的に床材を交換することで、清潔さを保ちつつ、ハムスターへのストレスを軽減できます。
ハムスターを起こして掃除する必要はありません。ハムスターが起きている時間帯に、短時間で行うようにしましょう。掃除中は、別の部屋に移動させる必要はありません。ゲージの一部分だけを掃除し、ハムスターが安全な場所に移動できるよう配慮しましょう。
4. ハムスターの遊びと安全なゲージ作り
ハムスターの遊びは、回し車や散歩だけではありません。様々な工夫で、ハムスターの生活を豊かにすることができます。
安全な遊び
ボールでの散歩は、転倒やケガのリスクがあるので、避けた方が良いでしょう。代わりに、広いゲージ内で自由に動き回れるように工夫しましょう。例えば、隠れ家、トンネル、はしごなどを設置することで、ハムスターは探索や遊びを楽しむことができます。
安全でストレスのないゲージ
キンクマハムスターは体が大きいので、管状の連結ゲージは避けた方が良いでしょう。キンクマハムスターが通れるサイズの管は、体が引っかかったり、ストレスを感じたりする可能性があります。代わりに、広々としたゲージを選び、高さのあるシェルターや複数の隠れ家を設置しましょう。二階建てゲージを使用する場合は、落下防止対策をしっかり行いましょう。
ゲージの広さは、ハムスターが自由に動き回れる広さを確保しましょう。ケージの素材は、通気性の良いものを選びましょう。また、噛み砕かない素材を選ぶことも大切です。安全で快適な環境を作ることで、ハムスターはストレスなく生活できます。
これらのアドバイスが、あなたのハムスター飼育の役に立てば幸いです。それでも不安な場合は、獣医さんに相談することをお勧めします。