生後1ヶ月のキンクマハムスターの飼育に関するQ&A

生後1ヶ月のキンクマハムスター(オス)を5日前から飼いはじめました。 ハムスターの飼育は初めてです。 自分なりに調べていますが、分からない事や心配な事があります。 長くなりますが、アドバイスお願いします ●餌について。 ペレットを 全く食べてくれません。 そこで、ひまわりの種を取り除いたミックスフードに ペレットを砕いて混ぜて入れてみました。 ミックスフードの中の好みのものは食べてましたが、ペレットは 食べたか確認出来ませんでした。 ペレットは『食べやすいジャンガリアンの主食』と 『ハムスターセレクション』を 与えてます。 与え方が悪いのか、ペレットとの相性が良くないのか…。 オススメの与え方・ペレットがありましたら教えてください。 どうやってもペレットを食べなかった場合、ペレットに代わる 野菜や食べ物は ありますか? ●トイレ・砂場の設置について 購入したお店で『まだ子供だから砂場は入れない方が良い』と言われて まだトイレ・砂場は設置していません。 ですのでオシッコなどを床材にしていて、すぐに掃除していますが 床材に染み込んでる場合、分かりにくく衛生面が心配です。 トイレ設置はいつぐらいの月齢で置いて良いのですか? また砂場とトイレは別に設置するべきですか? ●生活のリズムについて 我が家に来て5日。 部屋を真っ暗にして静かな所にゲージを置いても、深夜になっても 回し車が動いてる感じがしなく、初日では遊んでる様子を見てるせいか 少し心配しています。 通常はこんな感じなのでしょうか? ●掃除について 夜もずっと寝てるから、掃除もしにくいです。 起こしてでも掃除するべきでしょうか? 糞くらいは毎日掃除してあげたいのです。 いまの所ピンセットで取り除いてます。 床材にまぎれてしまい引っかき回す為、 ハムスターにストレスに なってる気がします。 もっと効率の良いやり方はないでしょうか? 掃除してる間は別室に移動すれば良いのかもしれませんが、 寝床で寝てるのを引っ張りだすのも良くないし…。 ●遊びについて ハムスターは回し車や散歩しか遊びがないのでしょうか? ボールの中に入れて走らせる遊具は狭い所の侵入防止に良いと 思いましたが、調べてみたら危険だから辞めた方が良いともありました。 やはり危険なのでしょうか? それと散歩出来ない時も自由に遊べるようなゲージにしたいと 思っています。 二階建ては落ちたりしたら危ないので、管のようなもので 連結出来るゲージも考えましたが、キンクマのような大きいハムスターでも 管を通れるものなのか心配です。 安全でストレスの無いゲージ作りはどうしたら良いでしょうか? よろしくお願いします。

1. ペレットを食べないハムスターへの対応

生後1ヶ月のキンクマハムスターがペレットを食べないとのこと、ご心配ですね。まずは、ペレットの種類と与え方を見直してみましょう。

ペレットの種類

「食べやすいジャンガリアンの主食」と「ハムスターセレクション」は、どちらも一般的なペレットですが、キンクマハムスターの嗜好性には個体差があります。ペレットの粒の大きさや硬さ、香りなどが原因で食べない可能性があります。以下のようなペレットを試してみるのも良いでしょう。

  • 小型ハムスター向けペレット:ジャンガリアンハムスター向けは粒が小さいので、キンクマハムスターには少し小さいかもしれません。キンクマハムスター向け、または小型ハムスター全般向けのペレットを試してみましょう。
  • 異なるブランドのペレット:複数のブランドのペレットを試すことで、ハムスターの好みに合ったものが見つかる可能性があります。例えば、イースター社、サンライズ社などのペレットを試してみましょう。
  • 無添加・無着色のペレット:添加物や着色料が入っていないペレットは、ハムスターの健康に配慮した選択肢です。

ペレットの与え方

ペレットを砕いてミックスフードに混ぜる方法も有効ですが、ペレット単体で与える時間を作ることも重要です。ハムスターは新しい食べ物を警戒することがあります。最初は少量を、ハムスターがよく食べる場所に置いてみましょう。数日間様子を見て、食べない場合は別の場所に移動してみるのも良いでしょう。

ペレットを水で少し湿らせて柔らかくするのも有効です。ただし、すぐにカビが生える可能性があるので、少量ずつ与え、残りは捨てましょう。

ペレットを食べない場合の代替食

ペレットを全く食べない場合は、獣医さんに相談することが大切です。しかし、一時的な代替として、少量の野菜や果物を与えることができます。ただし、与える量はごく少量に留め、ペレットを主食とすることを心がけましょう。

  • 小松菜、レタス、パセリなどの葉野菜(少量):ビタミンやミネラルを補給できます。
  • リンゴ、バナナなどの果物(ごく少量):糖分が多いので、与えすぎに注意が必要です。

注意:野菜や果物は、あくまでも補助的なものであり、ペレットの代わりにはなりません。栄養バランスを考慮し、適切な量を与えるようにしましょう。

2. トイレ・砂場の設置時期と方法

生後1ヶ月のハムスターにトイレ・砂場を設置する時期については、専門家の意見が分かれます。お店の方のアドバイスを参考に、まずは床材の清潔さを保つことに集中しましょう。しかし、生後2ヶ月頃からはトイレと砂場の設置を検討するのが良いでしょう。

トイレと砂場の設置方法

トイレと砂場は、別々に設置するのが一般的です。トイレは排泄場所として、砂場は砂浴び場所として使い分けます。ハムスターがトイレを認識できるように、トイレにはいつも清潔な床材を使用し、排泄物をすぐに処理しましょう。砂場は、ハムスターが自由に砂浴びできる広さを確保しましょう。砂の種類は、ハムスター用の砂を選びましょう。

最初は、トイレと砂場をゲージの同じ場所に設置し、ハムスターが自ら使い始めるのを待ちましょう。もし、全く使わない場合は、場所を変えてみたり、お気に入りの場所の近くに設置してみましょう。ハムスターがトイレを使うようになれば、床材の汚れも軽減されます。

3. ハムスターの生活リズムと掃除

5日目で回し車が動いていないこと、夜寝ているので掃除しにくいことなど、ご心配ですね。しかし、ハムスターの生活リズムは個体差が大きく、必ずしも夜行性とは限りません。昼間活動的なハムスターもいます。

掃除の頻度と方法

糞は毎日、尿はこまめに掃除しましょう。ピンセットで取り除くのは大変なので、トイレシートを使用するのも良いでしょう。トイレシートを敷いておけば、糞や尿を簡単に処理できます。また、部分的に床材を交換することで、清潔さを保ちつつ、ハムスターへのストレスを軽減できます。

ハムスターを起こして掃除する必要はありません。ハムスターが起きている時間帯に、短時間で行うようにしましょう。掃除中は、別の部屋に移動させる必要はありません。ゲージの一部分だけを掃除し、ハムスターが安全な場所に移動できるよう配慮しましょう。

4. ハムスターの遊びと安全なゲージ作り

ハムスターの遊びは、回し車や散歩だけではありません。様々な工夫で、ハムスターの生活を豊かにすることができます。

安全な遊び

ボールでの散歩は、転倒やケガのリスクがあるので、避けた方が良いでしょう。代わりに、広いゲージ内で自由に動き回れるように工夫しましょう。例えば、隠れ家、トンネル、はしごなどを設置することで、ハムスターは探索や遊びを楽しむことができます。

安全でストレスのないゲージ

キンクマハムスターは体が大きいので、管状の連結ゲージは避けた方が良いでしょう。キンクマハムスターが通れるサイズの管は、体が引っかかったり、ストレスを感じたりする可能性があります。代わりに、広々としたゲージを選び、高さのあるシェルターや複数の隠れ家を設置しましょう。二階建てゲージを使用する場合は、落下防止対策をしっかり行いましょう。

ゲージの広さは、ハムスターが自由に動き回れる広さを確保しましょう。ケージの素材は、通気性の良いものを選びましょう。また、噛み砕かない素材を選ぶことも大切です。安全で快適な環境を作ることで、ハムスターはストレスなく生活できます。

これらのアドバイスが、あなたのハムスター飼育の役に立てば幸いです。それでも不安な場合は、獣医さんに相談することをお勧めします。

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