理想のブリーダー選びと、初めての訪問で注意すべき点|レトリーバー購入体験談から学ぶ

一年前にとあるブリーダーを訪問してみました。うちの近くで私の飼いたい犬種(結構人気のある大型犬です)のブリーダーでしたので、まずメールで連絡を取り、そのメールで犬の飼育の初心者であることやその犬種でわからないことを何点か伝えました。約束の日に訪問したのですが、門の外で、いきなり犬とはなんぞやとか飼い主の心得みたいなうんちくを聞かされました。そこは調教もしているようで、「ここには遠方(県外)からわざわざ調教のために来ている人がほとんど」だと、さも金持ちしか相手にしない言い回しでした(犬のためにお金を使うことを否定するわけではありません)。しかも、全てが上から目線。教えてやってるんだありがたいだろ的な口ぶりです。あげくに、子犬はもちろん親犬を見ることもできず、ましてや家の中にも入れさせてもらえませんでした。もちろん、病気の点や精神面から知らない人にいきなり会わせるようなことはないかも知れませんが、部屋のガラス越しくらいには見せてもらっても良いような気がしました。私が初心者でメールでいろいろ聞いたのがまずかったのでしょうか?でも、ブリーダーにいきなり行って「子犬売ってくれ」と言うわけにいかないじゃないですか。まずはお互いの事、その犬種のことを知らないと子犬をそこから手に入れることはできないと思います。そのブリーダーの言うことには、犬はケージの中で十分飼える、チェーンで行動は制御しないといけない。最後には「ペットショップなら安いからペットショップで買ったら?」と言われました。正直アホらしくなって、帰路につきました。冷やかしに思われたのかも知れませんが、それにしても....という感じでした。結局、私は雑種犬を里親探し会でもらって愛情もって育てています。今にして思うとこのブリーダーの言うことは???がつく部分がありますので、このブリーダーで買わなくて良かったと思っています。ですが、正直ブリーダー不信に陥っています。ブリーダーの方ってこんな感じなのでしょうか?初心者が訪問したら門前払いなのでしょうか?このときは家の近くでしたが、高速に何時間も乗ってこんな対応では目も当てられません。補足犬種はレトリーバーです。最初家族全員で行けなかったら、家族全員に一度に話したいと言われ、二回目に行った時の出来事です。因みに一犬種ブリーダーです。

良質なブリーダーの見極め方:体験談から学ぶ教訓

ご自身のレトリーバー購入体験、誠に残念でしたね。 多くの責任あるブリーダーは、そのような対応は決してしません。今回の経験から、良質なブリーダーを見極めるためのポイントをいくつかご紹介します。 残念ながら、全てのブリーダーが倫理的に飼育・繁殖を行い、適切な対応をしているとは限りません。 今回の経験は、ブリーダー選びの重要性を改めて認識させる良い機会になったと言えるでしょう。

信頼できるブリーダーの条件

* 犬舎の清潔さ、犬の健康状態: 犬舎は清潔に保たれ、犬たちは健康で活発であるべきです。 親犬はもちろん、子犬も健康で、適切なケアを受けているか確認しましょう。 写真や動画だけでなく、実際に訪問して確認することが重要です。
* ブリーダーの知識と経験: その犬種に関する深い知識と繁殖経験を持っているかを確認しましょう。 健康管理、遺伝的な問題、性格などについて、詳しく説明できるブリーダーを選びましょう。
* 親犬との面会: 親犬の性格や健康状態を確認することは、子犬の将来の性格や健康状態を予測する上で非常に重要です。 親犬に会えないブリーダーは、何か隠している可能性があります。
* 飼育環境の公開: 犬舎の内部を見学させてもらえるかどうかは、ブリーダーの透明性を測る重要な指標です。 見学を拒否するブリーダーは、何か問題を抱えている可能性があります。
* 契約内容の明確化: 購入後のアフターケア、健康保証、返品条件など、契約内容が明確に記載されているかを確認しましょう。 曖昧な表現や、不利な条件が多い契約書には注意が必要です。
* 子犬の社会化: 子犬は適切な社会化トレーニングを受けているべきです。 人や他の犬と適切に接することができる子犬を選ぶことが大切です。
* ブリーダーの対応: ブリーダーは、質問に丁寧に答えてくれ、不安や疑問を解消してくれるはずです。 上から目線で対応したり、質問を避けたりするブリーダーは避けるべきです。

訪問前に確認すべきこと

* 事前に連絡を取り、訪問の許可を得る: 訪問前に必ず連絡を取り、訪問日時を調整しましょう。 突然の訪問は、ブリーダーにとって迷惑となる可能性があります。
* 質問リストを作成する: 事前に質問リストを作成し、ブリーダーに質問しましょう。 犬の健康状態、飼育方法、遺伝的な問題など、気になる点を全て質問しましょう。
* 複数ブリーダーを比較検討する: 複数のブリーダーを訪問し、比較検討することが重要です。 様々なブリーダーと接することで、良いブリーダーと悪いブリーダーの違いを理解することができます。

ブリーダー訪問時の注意点と、適切なコミュニケーション

今回のケースでは、メールで質問をしたことが原因ではないと考えられます。むしろ、ブリーダー側の対応に問題があったと言えるでしょう。 しかし、初訪問でスムーズなコミュニケーションをとるためのポイントはあります。

訪問時のマナーと心構え

* 清潔な服装で訪問する: 犬舎は清潔な環境であることが求められるため、清潔な服装で訪問しましょう。
* 事前に連絡を取り、訪問日時を調整する: 訪問前に必ず連絡を取り、訪問日時を調整しましょう。 突然の訪問は、ブリーダーにとって迷惑となる可能性があります。
* 犬舎のルールに従う: 犬舎には独自のルールがある場合があります。 ブリーダーの指示に従い、ルールを守って行動しましょう。
* 犬への接し方: 犬に接する際は、優しく丁寧な対応を心がけましょう。 無理やり触ったり、驚かせたりしないように注意しましょう。
* 質問は具体的に: 質問は具体的に、簡潔に伝えましょう。 曖昧な質問は、ブリーダーの理解を妨げる可能性があります。
* 家族全員で訪問する: 家族全員で犬を飼うことを考えている場合は、家族全員で訪問することが望ましいです。 全員の意見をブリーダーに伝え、合意形成を図りましょう。 しかし、全員が同時に押し掛けるのではなく、事前にブリーダーと相談し、適切な人数と時間帯を決めましょう。

専門家の意見:獣医師の視点

獣医師の立場から見ると、今回のブリーダーの対応は非常に問題があります。 親犬や子犬を見せない、飼育環境を公開しない、といった行為は、何か隠している可能性が高いです。 また、「犬はケージの中で十分飼える」「チェーンで行動は制御しないといけない」といった発言も、犬の福祉を軽視した発言であり、信頼できるブリーダーとは言えません。 信頼できるブリーダーは、犬の健康と福祉を第一に考え、適切な飼育環境を提供し、購入者に対して丁寧な対応をするはずです。

まとめ:理想の家族の一員との出会い

レトリーバーのような人気犬種は、残念ながら悪質なブリーダーも存在します。 今回の経験を教訓に、信頼できるブリーダーを見つけるための努力を怠らないことが大切です。 時間をかけて、複数のブリーダーを比較検討し、ご自身と家族に合ったブリーダーを見つけることで、理想の家族の一員との出会いが実現するでしょう。 里親から迎えた愛犬との幸せな生活が、その証です。

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