玄関に飾るシクラメンの置き場所と屋外への移動時期|日当たりと温度管理のポイント

「シクラメン」なるものを買ってきました。。日中は外に置いて、夜間は屋内に、とのことです。めんどうなので玄関に置いておきたいのですが、気になるのは玄関は南向きですが半分すりガラスで日があまり期待できないのです。暖かくなったら、軒下やつばきの下に置くつもりなのですが、いつごろに屋外に放置はできますか??シクラメンは、まだつぼみがいくつもあるそうです。

シクラメンの玄関での管理と屋外への移動時期

シクラメンを玄関に飾りたいけれど、日当たりや温度管理が心配ですね。この記事では、シクラメンの生育に適した環境と、玄関での管理方法、そして屋外への移動時期について詳しく解説します。つぼみがたくさんある状態とのことですので、大切に育てて、長く花を楽しみたいですね。

玄関の環境とシクラメンの生育条件

まず、玄関の環境がシクラメンの生育に適しているか確認しましょう。シクラメンは、比較的寒さに強い植物ですが、直射日光を嫌います。南向きの玄関でも、すりガラス越しでは光量が不足し、生育不良を起こす可能性があります。

シクラメンの生育に最適な環境は、以下の通りです。

* 温度:10~15℃が理想的。高温や低温に弱いため、温度変化の激しい場所に置くのは避けましょう。
* 日照:直射日光は避け、明るい日陰で管理するのがベスト。午前中の柔らかい日差しが理想的です。
* 湿度:乾燥を嫌うため、空気の乾燥しやすい場所では、霧吹きなどで葉水を与えましょう。

玄関でのシクラメンの管理方法

玄関が南向きで半分すりガラスとはいえ、全く光が当たらないわけではないでしょう。 しかし、生育を良好に保つには、光量不足を補う工夫が必要です

  • 明るい場所に置く:玄関の中でも最も明るい場所に置きましょう。窓から離れている場合は、人工照明を補助的に使用することも検討しましょう。
  • 温度管理:玄関の温度が低すぎる場合は、保温対策が必要です。例えば、鉢の下に発泡スチロールなどを敷いたり、寒さよけのシートをかけたりするのも良いでしょう。
  • 水やり:土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりをします。ただし、水を与えすぎると根腐れを起こすため、注意が必要です。
  • 肥料:開花期には、緩効性肥料を与えましょう。肥料を与えることで、より多くの花を咲かせ、長く楽しむことができます。

屋外への移動時期と場所選び

屋外への移動は、霜の心配がなくなった4月下旬~5月上旬頃が目安です。ただし、これはあくまで目安であり、地域や天候によって異なります。

軒下やツバキの下は、直射日光を避けられるため、シクラメンにとって良い環境です。ただし、雨ざらしにならないように注意しましょう。雨に当たりすぎると、葉が傷んだり、病気にかかったりする可能性があります。

屋外に出す前に、徐々に日光に慣れさせることが大切です。最初は1時間程度だけ屋外に出して、徐々に時間を長くしていくようにしましょう。

専門家のアドバイス:植物医の視点

植物医の視点から見ると、シクラメンの生育には適切な光と温度管理が非常に重要です。すりガラス越しの光だけでは、十分な光合成が行えない可能性が高く、花付きが悪くなったり、生育が衰えたりする可能性があります。

もし、玄関の環境がどうしても改善できない場合は、植物育成ライトの使用を検討しましょう。植物育成ライトは、シクラメンに必要な光を補うのに役立ちます。

シクラメンの屋外管理における注意点

屋外に出した後は、以下の点に注意しましょう。

  • 害虫の発生:屋外では、アブラムシなどの害虫が発生する可能性があります。定期的に葉の裏などをチェックし、害虫を見つけたら駆除しましょう。
  • 病気の発生:雨が多かったり、湿度が高いと、灰色かび病などの病気にかかる可能性があります。風通しの良い場所に置き、適切な水やりを心がけましょう。
  • 夏の暑さ対策:夏は高温多湿になりやすいので、直射日光を避け、風通しの良い日陰で管理しましょう。必要に応じて遮光ネットを使用するのも良いでしょう。

まとめ:シクラメンを長く楽しむために

シクラメンを長く楽しむためには、適切な環境と管理が不可欠です。玄関に置く場合は、光量不足を補う工夫が必要です。屋外に出す時期は、霜の心配がなくなった4月下旬~5月上旬頃が目安です。そして、屋外に出した後も、害虫や病気の発生に注意し、適切な管理を続けましょう。

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