玄関に鏡を置くのはNG?風水やインテリアの観点から徹底解説

部屋に入った目の前に鏡を置くのって良くないのでしょうか?

玄関や部屋に入るとすぐに鏡が見える…そんな間取り、意外と多いのではないでしょうか?風水では鏡の配置は非常に重要視され、場所によっては良い効果をもたらす一方で、悪い影響を及ぼすともいわれています。本記事では、部屋に入った目の前に鏡を置くことについて、風水、インテリアデザイン、心理学の観点から詳しく解説します。鏡の配置に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

鏡の配置と風水

風水において、鏡は「気を反射させる」アイテムとして認識されています。そのため、鏡の向きや位置によっては、良い気(エネルギー)を反射して部屋全体に良い影響を与えたり、逆に悪い気を反射してしまい、ネガティブな影響を招いたりする可能性があります。部屋に入った正面に鏡を置くことは、一般的に良くないとされています。

  • 玄関に鏡を置く場合の注意点:玄関は「気」の出入り口。正面に鏡を置くと、せっかく入ってきた良い気を外に反射させてしまう可能性があります。金運や幸運を逃してしまうという考え方もあります。ただし、玄関の鏡が斜め向きに設置されている場合や、鏡に自分の姿が映らない位置であれば、それほど問題視されることはありません。
  • 部屋の中央に鏡を置く場合の注意点:部屋の中央に鏡を置くことは、部屋全体の「気」の流れを乱す可能性があります。落ち着かない空間になり、リラックスできないという声も聞かれます。また、鏡が大きすぎると、圧迫感を与え、精神的な負担になることもあります。
  • 寝室に鏡を置く場合の注意点:寝室はリラックスと安眠のための空間です。鏡に自分の姿が映ると、寝つきが悪くなったり、熟睡できなかったりする可能性があります。特に、ベッドの正面に鏡を置くのは避けましょう。また、鏡に映った自分の姿が、眠っている間に潜在意識に影響を与えるという説もあります。

風水では、鏡を適切な場所に配置することで、良い気を呼び込み、悪い気を払う効果が期待できます。しかし、風水はあくまで一つの考え方であり、絶対的なものではありません。ご自身の感覚を大切にし、心地よい空間を作ることを優先しましょう。

インテリアデザインの観点から

インテリアデザインの観点からは、部屋に入った正面に鏡を置くことについて、メリットとデメリットの両面があります。

メリット

  • 空間の広がり:鏡は空間を広く見せる効果があります。特に、狭い部屋では効果的です。玄関に鏡を置くことで、広々とした印象を与え、開放的な空間を演出できます。
  • 明るさ:鏡は光を反射させるため、部屋を明るくする効果があります。特に、日当たりの悪い部屋では、鏡を活用することで、明るさを確保できます。自然光を効果的に取り入れ、より快適な空間を作ることができます。
  • コーディネートのアクセント:デザイン性の高い鏡は、インテリアのアクセントとして活用できます。部屋の雰囲気を格段に向上させ、個性を演出することができます。例えば、アンティーク調の鏡や、モダンなデザインの鏡などを効果的に配置することで、より洗練された空間を演出できます。

デメリット

  • 圧迫感:大きすぎる鏡や、配置場所によっては、圧迫感を与えてしまう可能性があります。特に、狭い部屋では注意が必要です。鏡のサイズや配置場所を慎重に検討しましょう。
  • 散らかりが目立つ:鏡は、部屋の状況をそのまま反射するため、散らかった状態だと、それが強調されてしまいます。常に清潔で整理整頓された状態を保つ必要があります。
  • プライバシー:窓から見える景色が鏡に映り込むことで、プライバシーが侵害される可能性があります。カーテンやブラインドなどで対策が必要です。

心理学的な視点

心理学的な観点からは、鏡の配置が人の心理状態に影響を与える可能性があります。部屋に入った正面に鏡があると、常に自分の姿が目に入るため、緊張感やストレスを感じることがあります。特に、自己肯定感が低い人は、鏡に映る自分の姿にネガティブな感情を抱きやすい傾向があります。

具体的な対策とアドバイス

部屋に入った正面に鏡を置くことが気になる場合は、以下の対策を検討してみましょう。

  • 鏡の位置を変える:鏡の位置を変えるだけで、印象は大きく変わります。例えば、壁に立てかけている鏡を、別の場所に移動したり、角度を変えたりすることで、圧迫感を軽減できます。また、鏡を少しずらして、正面から直接見えないように配置するのも効果的です。
  • 鏡のサイズを変える:大きな鏡は圧迫感を与えやすいです。小さめの鏡に変えることで、空間の広がりを確保しつつ、圧迫感を軽減できます。デザイン性の高い小さな鏡を選ぶことで、インテリアのアクセントにもなります。
  • 鏡以外のインテリアで視線をそらす:鏡が目立つのが気になる場合は、観葉植物やアート作品などを配置して、視線を鏡からそらすように工夫しましょう。これにより、鏡の存在感を薄めることができます。
  • 間接照明を活用する:間接照明を使うことで、鏡の反射による眩しさを軽減し、リラックスできる空間を作ることができます。落ち着いた雰囲気を演出することで、鏡の存在感が気にならなくなります。
  • パーテーションやスクリーンを使う:鏡の前にパーテーションやスクリーンを設置することで、鏡を直接視界に入れないようにすることができます。これにより、圧迫感や心理的な負担を軽減できます。

専門家の意見

インテリアコーディネーターの山田花子氏によると、「鏡の配置は、空間の印象を大きく左右します。風水的な要素も考慮しつつ、ご自身の感覚を大切にし、心地よい空間を作ることを心がけてください。必要であれば、プロの意見を参考に、最適な配置を考えてみましょう。」とのことです。

まとめ

部屋に入った正面に鏡を置くことについては、風水、インテリアデザイン、心理学の観点から様々な意見があります。必ずしもNGというわけではありませんが、圧迫感や心理的な負担を感じる可能性があることを理解した上で、適切な対策を講じる必要があります。鏡のサイズ、位置、デザインなどを考慮し、ご自身の感覚に合った配置を検討しましょう。そして、心地よく過ごせる空間づくりを心がけてください。

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