猫多頭飼いの成功への道:嫉妬と喧嘩を防ぎ、幸せな猫生活を実現する

猫の多頭飼いについて質問です。元々6年前から1匹だけ猫を飼っていました。オスで去勢手術をしていなくて、家に遊びにくる野良猫と子供を作ってメス猫は外で子猫を産んだのですが、先月の5月14日にメス猫が子猫をくわえて連れて来たのです。連れて帰って来たのは1匹だけで、その子を家で飼うことになりましたが、元々いた猫が嫉妬ばかりして、いつかなれるだろうと言うことで一緒の部屋にいさせたりはしていますが、なかなか仲良くなってくれません。子猫は人懐っこくフレンドリーで元々いた猫に寄っていったりするのですが、それが気にくわないのか、怒ってどっかいっちゃいます、でも手は出しません。それから1か月たった昨日またメス猫が子猫を連れて帰ってきました。5月に連れて来た子と同じ時に産んだ子みたいで、ほとんど衰弱していて病院に連れてってみるとごはんは食べるのでまだ回復するかもしれないと言われ、エサを与え続けてます。その子猫にも嫉妬したのか外で野良猫と喧嘩が増えたり、それをいつも止めに行くとおとなしく帰ってきていたのに、あたしにまで威嚇してどっかいっちゃいます。でもちゃんと家には帰ってきます。どうやって慣らせればいいんですかね?仲良くさせる方法ないですか?子猫2匹は家で飼うつもりです。父親なのに子供に愛着もなにもないんですかね?いっつもあたしがもともといた猫を構っていたので、子猫にも構うようになってから不機嫌です。でも元々いた子優先でかわいがってます。何かいい方法ないでしょうか。

多頭飼いの導入と猫のストレス:嫉妬と縄張り意識

突然の家族増加は、既存の猫にとって大きなストレスです。特に、去勢手術をしていないオス猫の場合、縄張り意識が強く、新しい猫への警戒心や攻撃性が強くなる傾向があります。 新しい子猫2匹の導入によって、あなたの愛猫は自分の居場所や飼い主の愛情を奪われたと感じている可能性が高いです。 これは、猫同士の喧嘩や、あなたへの威嚇行動として現れていると考えられます。

猫のストレスサインを見つける

猫のストレスサインは、人間とは異なり、分かりにくい場合があります。以下のサインに注意しましょう。

  • 食欲不振:餌を食べなくなる、または食べる量が減る。
  • トイレの失敗:トイレ以外で排泄をする。
  • 毛づくろいの変化:過剰な毛づくろい、または毛づくろいをしなくなる。
  • 隠れる行動:普段あまり行かない場所に隠れるようになる。
  • 攻撃性:他の猫や人間に対して攻撃的になる。
  • 過剰な鳴き声:普段より頻繁に鳴き声をあげる。

これらのサインが見られた場合は、猫がストレスを抱えている可能性が高いので、早めの対処が必要です。

猫同士の仲良し作戦:段階的な導入と環境整備

猫同士を仲良くさせるには、焦らず段階的に進めることが重要です。いきなり一緒にするのではなく、まずはそれぞれの猫が互いの存在を認識するところから始めましょう。

フェロモン製品の活用

猫のフェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。フェリウェイなどの製品を部屋に設置することで、猫のストレスを軽減し、落ち着きを取り戻す手助けになります。

別々の空間と資源の確保

最初は、完全に別々の部屋で生活させ、それぞれにトイレ、餌場、寝床を用意します。 それぞれの猫が安全な自分の空間を持つことで、安心感が増し、ストレスを軽減できます。 徐々に、短い時間だけ、安全な場所で面会させることから始めましょう。

視覚的な遮蔽

最初は、お互いの姿が見えないように、ケージやパーテーションなどで仕切り、徐々に距離を縮めていきます。 匂いを嗅ぎ合わせることで、お互いの存在を認識させ、警戒心を和らげることができます。

匂いの交換

それぞれの猫のタオルや毛布などを交換し、お互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、徐々に慣れさせていきます。 いきなり接触させるのではなく、匂いから少しずつお互いの存在に慣れていくことが重要です。

食事と遊びの時間

食事や遊びの時間を別々に行い、資源をめぐる争いを避けます。 それぞれの猫が十分な食事と遊びの時間を持つことで、ストレスを軽減することができます。 食事の場所を離すことで、食事中の争いを防ぎます。

ゆっくりと距離を縮める

数週間から数ヶ月かけて、徐々に接触時間を増やしていきます。 最初は数分間だけ、その後徐々に時間を延ばしていきます。 常に猫の様子を観察し、ストレスサインが見られた場合は、すぐに接触を中止します。

専門家のサポート:獣医や動物行動学者の活用

猫同士の仲が悪く、改善が見られない場合は、獣医や動物行動学者に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、適切な解決策を見つけることができます。 特に、攻撃性が強い場合や、ストレスサインが強い場合は、専門家のサポートが必要不可欠です。

父親猫の行動:本能と環境の影響

あなたの猫が子猫に愛情を示さないのは、必ずしも愛情がないわけではありません。 猫は犬と違い、愛情表現が控えめな動物です。 また、去勢手術をしていないオス猫は、子猫をライバルと認識し、攻撃性を示す可能性もあります。 子猫への愛情表現がないからといって、虐待しているわけではないことを理解することが重要です。

去勢手術の重要性

去勢手術は、オス猫の縄張り意識や攻撃性を抑制する効果があります。 多頭飼いをスムーズに進めるためには、オス猫の去勢手術が非常に重要です。

飼い主の役割:公平な愛情と安全な環境

多頭飼いの成功には、飼い主の適切な対応が不可欠です。 すべての猫に公平な愛情を注ぎ、安全でストレスのない環境を提供することが重要です。 既存の猫を優先しすぎることなく、新しい子猫にも十分な愛情を注ぎましょう。

具体的な行動

  • 個々の猫に十分な愛情を注ぐ:すべての猫に、十分な時間をかけて遊んであげたり、撫でてあげたりしましょう。
  • 公平な資源配分:餌場、トイレ、寝床など、すべての猫が自由に使えるように、十分な数を用意しましょう。
  • ストレスサインへの対応:猫のストレスサインに気づいたら、すぐに対応しましょう。
  • 猫同士の喧嘩を止めない:猫同士が喧嘩をしているときは、無理に止めようとせず、安全な場所に避難させましょう。
  • 専門家への相談:どうしても改善が見られない場合は、獣医や動物行動学者に相談しましょう。

まとめ:時間と忍耐が成功の鍵

猫同士の仲良しになるには、時間と忍耐が必要です。 焦らず、段階的に進めていくことで、必ず仲良くなれる可能性があります。 飼い主の愛情と適切な対応が、幸せな多頭飼い生活を実現する鍵となります。 専門家のアドバイスも活用しながら、猫たちと穏やかな日々を過ごせるよう、頑張ってください。

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