猫多頭飼いの成功への道:先住猫と新入り猫の円満同居を実現するステップ

猫多頭飼いについて。長文失礼します。我が家に黒猫(2歳オス)がいます。生後3ヶ月頃の時に拾ってそれからは家族同然に仲良く暮らしていました。以前から、知り合いにどうしても貰い手 が決まらない子猫が居ると言われ、その方も猫を飼っているけどシニア(5匹)ばっかりなので貰い手を探していて 1度私と主人でその子猫に会いに行き様子を見て結構おっとりさんな感じだったので、大丈夫かな?と思いその子(メス5ヶ月)を引き取る事にしました。今日引き取りに行きサークルの中にトイレと寝床を用意して様子を見ていたのですが、先住黒猫がシャーとかうぅーとか言います。でもそれは威嚇行動なので、特に気にしていなかったのですが、多頭飼いするにあたり本やネットなど色々見た所1番始めは違う部屋に隔離した方が良いと書いてあったのですが、先住猫が各部屋全てに寝床があり隔離すると先住猫がいけなくなってしまってストレスひなるんぢゃないか?と思いリビングの端にサークルを作りました。先住猫は威嚇行動は15分から30分程度で後はサークルの見える高い位置でずっと観察しています。威嚇行動された子猫は震えながら同じく威嚇行動らしい事をしてます。でもほとんどサークルに寄って来ないので、これから先どうなるかとても心配しています。もちろん引き取った以上最後まで面倒は見ますが出来ればある程度仲良くしてもらえたらとおもってます。アドバイスやコツなどあれば教えて下さい。

多頭飼いの導入:最初の数週間が鍵

猫同士の同居は、時間と忍耐を要するプロセスです。特に、先住猫がいる場合、新入り猫への警戒心は避けられません。質問者様は、先住猫のストレスを考慮し、リビングにサークルを設置されましたが、これは適切な最初のステップと言えるでしょう。しかし、完全な隔離ではないため、先住猫のストレス軽減と、新入り猫の安心感を高める工夫がさらに必要です。

段階的な距離の縮め方

いきなり完全な同居は避けるべきです。以下のステップで、ゆっくりと距離を縮めていきましょう。

  • フェロモン製品の活用:フェリウェイなどのフェロモン製品は、猫の安心感を高め、緊張を和らげる効果があります。サークル内とリビングにスプレーすることで、双方のストレスを軽減できます。
  • 視覚的な遮蔽:サークルに布などをかけて、新入り猫が先住猫から完全に隠れることができるようにします。完全な隔離ではないものの、視覚的なストレスを軽減できます。徐々に布の量を減らし、視界を広げていくことで、徐々に慣れさせていきましょう。
  • 匂いの交換:新入り猫と先住猫のタオルやベッドなどを交換し、互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、お互いの存在に慣れてもらいます。これは、直接的な接触を避けたまま、お互いの存在を認識させる効果的な方法です。
  • 食事時間の調整:食事時間をずらして、食事の際にストレスを与えないようにします。それぞれの猫が落ち着いて食事ができるように配慮しましょう。
  • 遊びの時間:それぞれに、おもちゃで遊んであげましょう。遊びを通して、猫たちは良い気分になり、お互いへの警戒心が和らぎます。特に、新入り猫には、安全な場所で十分な遊びの時間を与えることが重要です。
  • ゆっくりとした接近:数日後、サークルの扉を少し開けて、猫たちが自由に移動できるようにします。ただし、常に監視し、必要に応じてサークルに戻せるように準備しましょう。先住猫が威嚇する場合は、すぐにサークルに戻し、落ち着かせてから、再度試みます。
  • 完全同居への移行:数週間かけて、徐々にサークルを取り除き、完全同居へと移行します。この段階でも、猫たちの様子を注意深く観察し、必要に応じてサークルに戻すなどの対応をしましょう。

専門家のアドバイス:獣医師や動物行動学者の活用

猫の行動に不安がある場合は、獣医師や動物行動学者に相談することをお勧めします。彼らは、猫の行動を専門的に分析し、具体的なアドバイスを提供してくれます。特に、威嚇行動が激しかったり、猫たちがストレスを抱えている様子が見られる場合は、専門家の助けを借りることが重要です。

具体的な事例:成功例と失敗例

成功例:ある飼い主さんは、新入り猫を導入する前に、フェロモン製品を数週間前から使用し、先住猫に新しい匂いに慣れさせました。また、段階的に距離を縮めることで、スムーズに同居を実現しました。

失敗例:別の飼い主さんは、いきなり完全同居を試みた結果、先住猫が強いストレスを感じ、新入り猫への攻撃が激しくなりました。結果、猫同士の分離が必要となり、多大なストレスと時間を費やすことになりました。

インテリアの工夫:猫が安全で快適に過ごせる空間づくり

猫が安全で快適に過ごせる空間を作ることも、多頭飼いの成功に繋がります。

隠れ家と安全空間の確保

猫は、自分の安全な隠れ家を持つことを好みます。猫タワー、キャットハウス、棚の上など、猫が自由に登ったり隠れたりできる場所を複数用意しましょう。特に、新入り猫には、落ち着いて過ごせる隠れ家が必要です。インテリアにおいて、猫が自由に移動できるスペースと、落ち着いて休める隠れ家、そして見晴らしの良い場所を確保することが重要です。

ストレス軽減のためのインテリア選び

グレーの壁や家具は、猫にとって落ち着く効果があると言われています。また、自然素材を使った家具や、落ち着いた色合いのインテリアは、猫のストレスを軽減するのに役立ちます。特に、新入り猫が落ち着ける空間を作るためには、グレーのような落ち着いた色合いのインテリアがおすすめです。

まとめ:時間と愛情で築く猫との幸せな生活

多頭飼いは、多くの喜びをもたらしますが、同時に、時間と忍耐、そして愛情が必要です。猫たちの様子を注意深く観察し、適切な対応をすることで、必ず円満な多頭飼いを実現できます。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫たちと幸せな生活を築いていきましょう。

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