猫九匹と物置小屋:多頭飼育と愛護法、快適な環境づくり

猫を九匹飼っているんですが、家族でアレルギーが出てしまい室内で飼えなくなりました。外に出したり、捨てるつもりはありません。家族の了解を得て、5、6畳ぐらいの物置を猫小屋にして飼おうと思います。地震がおきて以来物置として機能しなくなったので、全て捨てて猫にあげようと思います。外に出ないよう扉の前に冊を設置したり、大きめのキャットタワーや夏や冬のための準備もある程度は揃えて、餌やトイレ掃除もきちんとやります。二時間以上は猫と遊ぶように心がけます。まだ避妊や去勢をしている猫が少ないので、雄か雌どちらか一方を入れたいと思うんですが、どちらが最初のほうがいいでしょうか?また、外にある物置で猫を飼うというのは、愛護法や道徳的に反していますか?一気に物置にいれるのではなく、遊ばせたり、慣れるようにしてから物置で飼うようにします。なにかアドバイスやみなさんの意見を聞かせてください。お願いいたします。補足:私の部屋にしてもいいんですが、私自身は叔母の介護を母親と一緒にやっているので、いつでも叔母に呼ばれてすぐ行けるように、家にいなくてはいけません。母親がいる時間に猫の掃除や遊ぶようにする予定です。

多頭飼育と物置小屋化:愛護法と倫理的な観点

まず、ご家族のアレルギーにより室内飼育が困難になった状況、そして猫たちへの深い愛情と責任感、状況を打開しようと努力されている姿勢に敬意を表します。しかし、物置での猫九匹の飼育は、動物愛護の観点からいくつかの課題を含んでいます。

愛護法の観点

動物愛護法は、動物の適切な飼育管理を義務付けています。具体的には、動物の健康状態、衛生状態、適切なスペースの確保などが求められます。5~6畳の物置であっても、九匹の猫を快適に飼育できるかどうかは疑問です。適切な換気、温度管理、清潔なトイレの確保、十分な活動スペースの確保など、多くの課題が考えられます。 特に、冬場の寒さ対策や夏場の暑さ対策は、命に関わる重要な問題です。 十分な断熱と換気システムの構築が必要です。

倫理的な観点

猫たちは、人間との触れ合い、遊び、安心できる環境を必要とします。物置という閉鎖的な空間では、猫たちの精神的なストレスが大きくなり、健康状態にも悪影響を及ぼす可能性があります。 九匹という多頭飼育は、個々の猫への適切なケアが難しくなるため、倫理的に問題視される可能性があります。 それぞれの猫の個性や性格を理解し、適切な対応をすることが求められますが、多頭飼育ではそれが困難になる場合があります。

物置を猫小屋にするための具体的な対策

物置を猫のための安全で快適な空間にするためには、以下の点を考慮する必要があります。

1. 環境整備

* 断熱と保温: 冬の寒さ対策として、壁や天井に断熱材を施工し、床には断熱シートを敷きましょう。ストーブやヒーターの使用も検討する必要がありますが、火災予防に十分注意し、安全な設置方法を選びましょう。
* 換気: 適切な換気システムが必要です。換気扇の設置や窓の設置(防虫対策も必要)を検討しましょう。夏場は熱中症対策として、換気を十分に行い、扇風機などを活用しましょう。
* 防雨・防風対策: 雨や風から猫たちを守るため、屋根や壁の補修、隙間を塞ぐなどの対策が必要です。
* 防犯対策: 野良猫や害獣の侵入を防ぐため、しっかりとした扉や窓の設置が必要です。
* 床材: 猫が快適に過ごせるように、滑りにくい床材を選びましょう。
* 照明: 十分な明るさを確保するために、適切な照明を設置しましょう。
* キャットタワー: 複数設置し、猫たちが自由に登ったり遊んだりできるスペースを確保しましょう。
* トイレ: 猫の数に合わせた十分な数のトイレを設置し、常に清潔に保ちましょう。
* 餌場: 複数の餌場を設け、猫同士の争いを防ぎましょう。

2. 猫たちの健康管理

* 避妊・去勢手術: まずは全ての猫の避妊・去勢手術を行いましょう。これは、繁殖を防ぎ、猫同士の争いを減らすためにも重要です。
* 定期的な健康診断: 定期的に獣医による健康診断を受けさせ、病気の早期発見・治療を行いましょう。
* ワクチン接種: 感染症予防のために、ワクチン接種を行いましょう。
* 寄生虫駆除: ノミやダニなどの寄生虫駆除を行いましょう。

3. 猫とのコミュニケーション

* 十分な遊びの時間: 毎日、最低でも2時間以上の時間を確保し、猫たちと遊んであげましょう。
* コミュニケーション: 猫たちの様子をよく観察し、ストレスサインに気づいたら適切な対応を行いましょう。

4. 飼育環境の改善

物置での飼育は、猫たちにとってストレスとなる可能性が高いです。可能であれば、より広いスペースを確保し、快適な環境を提供することを強くお勧めします。

雄と雌、どちらを先に?

避妊・去勢手術をしていない猫がいる場合、まず避妊・去勢手術を済ませた猫から物置に慣れさせることをお勧めします。手術済みの猫は、比較的穏やかで、他の猫とのトラブルが少ない傾向があります。 雄猫と雌猫どちらを先にとは断言できませんが、まずは落ち着いていて、他の猫と比較的うまくやっていける猫を優先しましょう。

専門家の意見

動物行動学の専門家や獣医師に相談することをお勧めします。彼らは、多頭飼育における課題や、物置での飼育におけるリスクなどを的確にアドバイスしてくれます。

まとめ

猫九匹の飼育は、責任と労力を要する大変なことです。物置での飼育は、愛護法や倫理的な観点から課題が多く、猫たちの健康や幸福を脅かす可能性があります。 しかし、ご家族の事情と、猫たちへの深い愛情を考慮すると、まずは上記の対策を徹底し、猫たちの安全と快適な生活を最優先にしてください。 それでも不安な場合は、動物保護団体や獣医師に相談し、より適切な解決策を見つけることを強くお勧めします。

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