猫のICチップ:迷子になった時の救世主? 引越しと猫の安全対策

ペット不可のマンション一階で元野良猫3匹を外の行き来が自由な半野良状態で内緒でコソコソ飼っていました。そして最近、猫3匹まで可のマンションへ引越しまして、引越し後、一匹は私がコンビニへ行っている最中に網戸を破って脱走・・・・ もう二匹は半畳ほどある古いロッカー部屋の天井の蓋が開けっ放し(バルサンを焚くために開けっ放しだった・・・)なのをみつけて、天井裏へ逃走・・・・この天井裏に行ってしまった二匹のうち一匹がマンションのコンクリートダクトの隙間のどこかで挟まれて身動きできない状態に・・・もう一匹の身動き自由な猫は天井裏でウンチをしたり、たまに下へ降りてきたり・・・。そのまま一週間が過ぎ、このまま天井裏で餓死するのかと思うと、もういてもたってもいられなくて、消防署を呼んだり、管理人を夜遅く呼んだり、それでも「居る気気配はない」との一点張りの答え。管理人の許可を得て、ロッカーの天井全体にノコギリで穴を広くしたら、一匹が詰まっている所まで光が射したのか、弱弱しい泣き声が聞こえるように・・・消防署の人たちも「もう真夜中に我々を呼ぶな、次の朝また呼べ」との事で、次の朝私の費用持ちでコンクリートをぶち壊す事を計画して、私も一晩寝ることに・・・その間、身動きできない猫の弱弱しい鳴き声に誘われて、身動き自由な猫ときたら、また再び天井裏へ・・・ふと真夜中に私が目を覚ますと、天井裏からの足音が猫の脚8本分のドタドタと騒々しい。2匹ともバタバタ下に下りてきたではありませんか。私の祈りが通じたのか?とっさに私は天井穴があるロッカーの戸を閉めました。そしてら逃げ場を失った猫2匹はギャーギャー泣き、それ以来もう一週間経ちましたが、今でも外に出せと、元外自由だった猫たち2匹は声帯を枯らすまで真夜中でも泣いています。網戸を破って脱走したままのもう一匹が二度と帰ってきていないように、いくら懇願されても、いくら専用のお庭が付いていても、高い柵もないし、全く新しい未知の場所では、そう易々と外へは出せません。とりあえずは、猫用のハーネスをつけて、ワンちゃんみたいに散歩させる事を計画しています。もうコソコソしなくても堂々と猫たちを飼える環境だし・・・。本当に、本当に、猫を引越しさせるって大変ですね。ここで一番に私が反省したのは引越し前に飼い猫である証拠の首輪を付けていなかった事。そこで質問なのですが、猫のICチップってどうのように役に立つのでしょうか?必要なのでしょうか?

猫のICチップとは?その役割と必要性

今回の体験談、本当に驚きました!猫の引越しは思わぬトラブルがつきものですね。特に、野良猫出身の猫たちは、環境の変化に敏感で、予想外の行動をとることがあります。今回のケースでは、ICチップがあれば、迷子になった猫をスムーズに探し出すことができたかもしれません

猫のICチップとは、マイクロチップと呼ばれる米粒ほどの小さな電子チップで、猫の体内に埋め込むことで、個体識別を行うものです。チップには固有の番号が記録されており、専用のリーダーで読み取ることで、猫の飼い主の情報にアクセスできます。

ICチップの具体的な役割

* 迷子になった猫の発見: 最も重要な役割です。保護された猫や動物病院で保護された猫がICチップを持っていれば、すぐに飼い主へ連絡を取ることができます。今回のケースのように、脱走した猫を捜索する際に、大きな助けとなります。
* 盗難・紛失時の対応: 万が一、猫が盗難にあったり、紛失した場合でも、ICチップがあれば、猫の身元を特定し、警察や動物保護団体に報告することができます。
* 災害時の対応: 地震などの災害時には、多くの動物が飼い主と離れ離れになります。ICチップがあれば、避難所などで保護された際に、飼い主のもとへ帰ることができます。
* 健康管理: 一部のICチップには、猫の健康情報などを記録できるものもあります。獣医による定期的な健康診断の記録などを保存することで、猫の健康管理に役立ちます。

ICチップのメリットとデメリット

ICチップの導入を検討する際に、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。

メリット

* 迷子になった猫の発見率向上: これは最大のメリットです。迷子になった猫の発見率を大幅に向上させることができます。
* 安心感の向上: ICチップを埋め込むことで、猫の安全性を高め、飼い主の安心感を高めることができます。
* 手続きの簡素化: 迷子になった際に、チップの情報から飼い主を特定できるため、手続きが簡素化されます。

デメリット

* 費用: ICチップの埋め込みには費用がかかります(数千円程度)。
* 手術が必要: ICチップの埋め込みには、獣医による簡単な手術が必要です。
* チップの故障: まれに、チップが故障することがあります。

ICチップの埋め込み方法と費用

ICチップの埋め込みは、獣医によって行われます。注射器のような器具を使って、猫の肩甲骨の間にチップを埋め込みます。手術時間は数分程度で、猫への負担は比較的少ないです。費用は動物病院によって異なりますが、一般的には3,000円〜5,000円程度です。

ICチップ以外にできること:迷子対策の徹底

ICチップは非常に有効な手段ですが、それだけでは不十分です。迷子対策は多角的に行うことが重要です。

具体的な迷子対策

* 首輪の装着: 名前と電話番号が記載された首輪を必ず装着しましょう。今回のように、引越し前からの習慣として首輪を装着していれば、状況は大きく変わっていたかもしれません。
* マイクロチップと首輪の併用: ICチップと首輪を併用することで、より確実な迷子対策となります。
* 室内での安全対策: 窓や網戸の安全性を確認し、脱走防止対策を徹底しましょう。
* 近隣への声かけ: 猫が脱走した場合は、近隣住民に声をかけ、協力を求めることが重要です。
* 迷子札の装着: 首輪に迷子札を付けることで、より多くの情報が伝えられます。

専門家の意見:獣医からのアドバイス

獣医師に話を聞くと、「ICチップは迷子になった猫を見つけるための強力なツールです。しかし、首輪と迷子札を併用することで、より確実な迷子対策になります。また、猫が外に出る際は、必ず飼い主が付き添うか、安全な環境を確保することが重要です。」とのことでした。

まとめ:猫のICチップは必要?

今回の体験談からもわかるように、猫のICチップは、迷子になった猫を保護し、飼い主のもとへ返すための非常に有効な手段です。費用や手術のわずかな負担を考慮しても、そのメリットは計り知れません。特に、野良猫出身の猫や、外に出る機会が多い猫を飼っている場合は、ICチップの装着を強くお勧めします。 ICチップと併せて、首輪、迷子札、そして安全な環境づくりを徹底することで、愛猫との生活をより安全で安心なものにしましょう。

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