猫の鳴き声と多頭飼育におけるストレス軽減:元飼い猫の保護と室内飼育

猫の飼い方と、鳴き方について質問です。元々は飼い猫だった子が、ある時から、捨てられたようです(以前はリボンを着けていて我が家の塀は歩いていても庭に来ることはなかったのですが、リボン がなくなり、我が家にごはんを食べにくるようになりました)。保護しようかと考えているうちに、我が家の猫が病気になったため、その看病に追われているうちに、その捨てられた猫は他の外猫のなかでもどんどん強くなっていきました。我が家の猫を見送った直後今度は全盲の猫を保護したため、また、その捨てられた猫を保護してあげられませんでしたが、その子も見送ったので、いよいよ保護しました。野良として過ごしていた2年程の間にどんどん強くなりましたが、よそでも御飯を貰っていてそこでも、「よくアーンアーン(ニャアニャア?)鳴く子」と言われ、我が家の庭でも道で会っても大きな声で鳴きます。今は、とりあえず完全に慣れる迄と、去勢手術が済むまでは2段ゲーシに入れていますが、しょっちゅう鳴いています。撫でてあげあげていると目をつぶってゴロゴロしていますが、撫でるのをやめたり、そばから離れるとまた鳴きます。このこのやたら鳴くのはどんな気持ちがあるのでしょうか? また、元々飼われていた時から、外にも自由に歩き回っていた上、2年程野良で暮らしていた子です。今後10畳程の物置部屋に詰め込んで暮らさせるとストレスがたまるでしょうか?今は、ケージが無理に出たがる様子はありません。餌やりや撫でてあげたりして、ケージを開けても出ようとはしません。今他に4匹の牝猫がいますが、皆家の中だけです。また、この子たちとは、別の部屋で飼うつもりです。長くなりましたが、この大きな口を開けてやたらアーンと鳴くこの子の気持ちを知りたいのと、今後家の中だけで飼ってストレスがたまらないものなのか、2点について、アドバイス頂けるとありがたいです。何とぞよろしくお願いいたします。

猫の鳴き声の意味:アーンアーンという鳴き声の理由

猫が「アーンアーン」と大きな声で鳴くのは、様々な理由が考えられます。質問者様の猫の場合、元々は飼い猫でその後野良生活を送っていたという経緯から、その鳴き声には複数の感情が複雑に絡み合っている可能性が高いです。

可能性1:不安と寂しさ

長年の野良生活で培われた警戒心と、新しい環境への不安が、大きな鳴き声となって表れている可能性があります。特に、ケージに入れられている状況は、猫にとってストレスとなるため、寂しさや不安から鳴き続けることは十分に考えられます。
具体的な行動:ケージから出したい、撫でてほしい、といった要求行動の可能性があります。

可能性2:コミュニケーションの手段

猫は鳴き声で様々な感情を表現します。 「アーンアーン」という鳴き声は、人間でいうところの「話しかけている」「何かを訴えている」といった状況に相当する可能性があります。 野良生活で人間とのコミュニケーションを学習した可能性もあり、注意を惹きつけようとしているのかもしれません。
具体的な行動:ご飯が欲しい、遊びたい、抱っこしてほしいなど、様々な要求を訴えている可能性があります。

可能性3:健康上の問題

まれに、病気や痛みによって鳴き声が大きくなる場合があります。 食欲不振や元気がないなどの症状がないか、注意深く観察する必要があります。
具体的な行動:頻繁な鳴き声に加え、食欲不振、嘔吐、下痢などの症状が見られる場合は、獣医への相談が必要です。

10畳の物置部屋での飼育:ストレス軽減のための工夫

10畳の物置部屋で猫を飼育する場合、適切な環境整備と配慮が不可欠です。 猫がストレスを感じずに暮らせるよう、以下の点を考慮しましょう。

環境エンリッチメント:猫が楽しめる空間づくり

単に部屋を用意するだけでなく、猫が楽しめる空間を作る「環境エンリッチメント」が重要です。

  • 遊び場確保:猫が自由に遊べるスペースを確保しましょう。キャットタワー、おもちゃ、爪とぎなどを設置することで、運動不足やストレスを軽減できます。
  • 隠れ家設置:猫は安全な隠れ場所を必要とします。段ボール箱や猫用ハウスなどを設置し、落ち着ける場所を提供しましょう。
  • 快適な寝床:猫が快適に眠れる寝床を用意しましょう。猫用のベッドやクッションなどを用意し、清潔に保つことが大切です。
  • トイレと餌場の配置:トイレと餌場は離れた場所に設置し、清潔に保ちましょう。猫がストレスなく排泄や食事ができるように配慮することが重要です。
  • 窓辺の確保:外を眺められる窓辺は、猫にとって重要な刺激になります。安全に外を眺められるように工夫しましょう。

多頭飼育への配慮:個体間の関係性

すでに4匹の猫を飼育しているとのことですが、新入り猫との関係性を慎重に観察することが重要です。

  • 徐々の慣れ合い:いきなり全ての猫を同じ空間に放すのではなく、最初は別の部屋で飼育し、徐々に慣れさせていくことが大切です。フェロモン製品なども活用できます。
  • 個別のケア:各猫の性格や好みを理解し、個別に適切なケアを提供しましょう。餌やり、トイレ掃除、遊びなど、それぞれの猫に合わせた対応が必要です。
  • ストレスサインの確認:猫がストレスを感じているサイン(食欲不振、毛づくろいの減少、攻撃性など)に注意し、必要に応じて獣医に相談しましょう。

専門家の意見:獣医や動物行動学者のアドバイス

猫の行動やストレスについては、獣医や動物行動学者に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。 特に、鳴き声が続く場合や、ストレスサインが見られる場合は、専門家の意見を参考にしましょう。

まとめ

元飼い猫の保護と室内飼育は、猫にとっても飼い主にとっても大きな変化です。 猫の鳴き声は、不安や寂しさ、コミュニケーションの手段など、様々な意味を持つ可能性があります。 10畳の物置部屋での飼育においては、環境エンリッチメントと多頭飼育への配慮が重要です。 猫のストレスを軽減し、幸せな生活を送らせるためには、継続的な観察と、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることが大切です。

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