猫の里親募集サイトの厳しい条件と、安心できる譲渡のための対策

猫の里親サイト、条件厳しくないですか? 私は去年の夏頃、猫を飼いたいと思い里親サイトを見ていました。犬、インコ、ハムスターしか飼育歴が無いので、猫の飼育歴は無しでした。 ショップやブリーダーからの 購入ではなく、飼い主のいない子を引き取りたい。 そう思っていたので、里親サイトに登録したのですが…。条件を見てビックリしました。 【不可条件】 単身、男、希望者、学生、未婚のカップル、固定電話無し、フリーメールでのお問い合わせ、 8時間以上の留守、60才以上、飼育歴ナシ、賃貸住居(ペット可含む)、子持ち 【義務】 世帯主の源泉徴収書または預金残高証明の提出、勤務先連絡先(電話で勤務実体を確認)、 顔写真の提出、身分証明コピーの提出、不動産登記の提出、予防接種・去勢避妊証明、 毎週成長報告、寄付、治療費、アポなし自宅訪問、アポあり複数人での自宅調査、餌指定 里親詐欺を警戒する気持ちはわかります、勿論理解できる点もあるのですが(医療費の負担等)、飼育歴ナシは不可…?猫ボラさん達はあんなにショップやブリーダーを否定しているのに、最初の猫だけは購入せよという事でしょうか?じゃなきゃ「飼育歴ナシ」のままですよね。 それでも一人の保護主さんと連絡を取り、我が家に来る予定だったのですが引き渡しの一日前に「猫が病気になったので譲渡できない」と言われ終わりました。因みに私は個人情報を既に相手に教えている状態です。 違うと信じたいですが、最近はそういう詐欺もあるそうですね…。 今は縁あって元捨て猫のコが家族になっています(^-^)今のところ多頭飼いする気は無いのですが、たまに里親サイトを覗いています。 やはり条件が厳しいコは、もうすっかり大人の猫ちゃんになってました…どうやら個人ではなく団体でやっているらしく、そういう「残ってそのまま成猫になった」コがチラホラ。色んな里親サイトに同じコが載っていました。もう、そこまで条件厳しくするなら自分で生涯面倒みれば良いのに…と思います。 保護した子に、幸せになって欲しい気持ちはわかります。条件を厳しくする事で、里親詐欺を跳ね除ける事もできるかもしれません。 安易な気持ちで猫を貰い、捨てる人がいるのもわかります…が、それにしてもこの条件は「相手の人間に対してどうなの?」と感じる物が多いように感じます。 …愚痴みたいになってしまいました(^^;; 里親サイトの条件、皆さんはどう思いますか?補足「よほどのぬるま湯で」の意味がわかりません。保護主は個人情報を提示しないのに、一方的に個人情報を教えるのを怖いと思わない貴方も「よほどのぬるま湯で」生きてこられたのでは?と思うのですが。職種、給料、家をあける時間も聞かれる訳ですが、それが漏洩したらどうなるかはわかりますよね。

猫の里親募集サイトの厳しい条件への疑問と、その背景

多くの猫の里親募集サイトでは、厳しい譲渡条件が設定されていることに対する疑問と、その背景にある事情について解説します。質問者様の体験談にもあるように、中には「これは厳しすぎるのではないか?」と感じられる条件も存在します。 しかし、これらの厳しい条件には、猫の幸せを守るための保護団体や個人の切実な思いが込められているのです。

厳しい条件の理由:里親詐欺・飼育放棄防止

里親募集サイトにおける厳しい条件の主な理由は、以下の2点に集約されます。

  • 里親詐欺の防止:残念ながら、猫を騙し取る目的で個人情報を悪用する「里親詐欺」が存在します。 譲渡条件を厳しくすることで、そうした悪質な行為を未然に防ごうとする試みです。身分証明書や住所の確認、勤務先の確認などは、この詐欺対策として非常に重要です。
  • 飼育放棄の防止:安易な気持ちで猫を引き取り、後に飼育に困難を感じて放棄してしまうケースを防ぐため、応募者の生活状況や飼育環境、責任感などを多角的に確認する必要があります。 経済的な安定性や、十分な飼育時間・スペースの確保、家族構成なども重要な判断材料となります。

具体的な条件と、その意図

質問者様が挙げられた「不可条件」と「義務」について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

不可条件の意図

* 単身、学生、未婚のカップル: 生活の安定性や責任感の担保が難しいと判断されるケースが多いです。
* 固定電話無し、フリーメール: 連絡が取りにくい、または個人情報の確認が困難な場合、詐欺のリスクが高まります。
* 8時間以上の留守: 猫は繊細な生き物です。長時間留守にする場合は、適切な世話ができる体制が不可欠です。
* 60歳以上: 高齢者の場合、健康状態や介護が必要になった場合の飼育継続が困難になる可能性があります。ただし、これは絶対的な条件ではなく、個々の状況によって判断が変わることもあります。
* 飼育歴ナシ: 猫の飼育経験がない場合、適切な飼育方法が分からず、猫の健康を害したり、飼育放棄につながるリスクがあるため、多くの団体では飼育経験を求めます。しかし、これは必ずしも絶対条件ではなく、熱意や学習意欲、サポート体制があれば考慮される場合もあります。
* 賃貸住居(ペット可含む): 賃貸物件によっては、ペット飼育に関する制限や、退去時のトラブルが発生する可能性があります。
* 子持ち: 小さな子供がいる家庭では、猫の安全確保や適切な世話に支障をきたす可能性があります。

義務の意図

* 源泉徴収書、預金残高証明: 経済的な安定性を確認し、飼育にかかる費用を負担できるかを確認します。
* 勤務先連絡先、顔写真、身分証明書、不動産登記: 個人情報の確認と、里親詐欺の防止、連絡が取れることを確認します。
* 予防接種・去勢避妊証明: 猫の健康状態と、繁殖抑制への協力を確認します。
* 毎週成長報告: 猫の状況把握と、飼育状況の確認、問題発生時の早期対応のためです。
* 寄付、治療費: 猫の飼育費用や医療費の一部負担を求める団体もあります。これは、保護活動の維持や、猫の医療費を賄うためです。
* アポなし自宅訪問、アポあり複数人での自宅調査: 飼育環境の確認と、猫にとって安全で適切な環境であるかを確認します。

より良い里親探しのためのアドバイス

厳しい条件に戸惑う気持ちも理解できますが、これらの条件は、猫の幸せと、保護活動の継続性を守るためのものです。 よりスムーズな里親探しのためには、以下の点を意識してみましょう。

飼育経験の代替策

猫の飼育経験がない場合は、以下の方法で知識・経験を補いましょう。

  • 猫に関する書籍やウェブサイトの学習: 猫の飼育方法、健康管理、しつけ方などをしっかり学びましょう。
  • 猫カフェでのボランティア: 猫と触れ合うことで、猫の習性や性格を理解することができます。
  • 獣医への相談: 猫の飼育に関する疑問点を獣医に相談することで、専門的な知識を得ることができます。
  • 経験者からのアドバイス: 猫を飼っている友人や知人からアドバイスを求めましょう。

信頼できる里親募集サイトの選び方

  • 団体・個人の活動内容を確認: サイトの運営者や保護活動の内容をしっかり確認しましょう。透明性のある活動をしている団体を選ぶことが大切です。
  • 譲渡後のサポート体制を確認: 譲渡後も相談できる体制が整っているか確認しましょう。これは、飼育に不安を感じた際に非常に重要です。
  • 複数サイトの利用: 一つのサイトだけに頼らず、複数のサイトを利用することで、より多くの猫と出会うことができます。

個人情報の取り扱いについて

個人情報の保護は非常に重要です。 里親応募の際には、以下の点に注意しましょう。

  • 必要最低限の情報提供: 求められた情報以外は提供しないようにしましょう。
  • 怪しいサイトへの応募は避ける: 条件が不自然であったり、連絡先が不明確なサイトは避けるべきです。
  • 安全な通信手段の利用: メールアドレスや電話番号は、安全な方法で提供しましょう。

まとめ

猫の里親募集サイトの厳しい条件は、里親詐欺や飼育放棄を防ぐためのものです。 これらの条件に戸惑う気持ちは理解できますが、猫の幸せを第一に考え、責任ある里親になるための準備をしっかり行いましょう。 信頼できる団体を選び、適切な情報収集とコミュニケーションを心がけることで、あなたと猫にとって幸せな出会いを実現できるはずです。

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