猫の里親制度と譲渡後のトラブル:子猫の幸せを守るために

子猫を里親から引き取ることはできますか? 若い女性の一人暮らしの方が里親希望され、里親希望の方とメールで何度もやり取りし、直接その方の部屋にも子猫を連れて行ったりしました。 猫を何か月か育てた事があり、友達の猫もよく預かるとの事で、猫好きの方に見受けられましたので、6/27に子猫をお願いしました。 その際、誓約書(捺印なし)にサインしてもらいました。 内容は室内飼い・去勢手術・1年間の子猫の安否連絡・子猫再譲渡の際の確認等です。 最初、環境が変わったせいか昼夜鳴いている、ご飯を食べない、おしっこをしない等でとどうしたらよいかと何度かメールが来ました。自分も子猫が可哀想なのでできる限り回答し、分からないことはネットで調べてお知らせしていました。 その後、「夜鳴き続け、里親を噛んだりひっかいたりするので、引き離すとますます鳴き続ける。精神的にも参っている。」とメールをもらいました。 子猫はこちらにいた頃、そういった行動がなかったので動物愛護管理センターに相談したところ、 「寂しさか来ている、とにかくスキンシップをしてあげて欲しい。ただ子猫のストレスを考えると2週間が目安」と言われたので、相談員との話の内容と 「期限を区切って状況が変わらなければ引き取りましょう」という感じのメールを送りました。 すると、「2日ほど預かってほしい」とメールが来たかと思えば、「やっぱりいいです、とにかく遊んであげます。」とメールが送られてきたりしましたが、期限の子とは触れられてませんでした。 2日ほど経って、心配だったので状況を教えてほしいとメールしましたが、返事はなく、その3日後に子猫が心配なので教えて下さい。とメールの催促をしたところ、「返事してますよ!。仕事等で忙しいのでせかされても困る。何かあればこちらから連絡します」という内容の返事が返ってきました。」 あまりの言葉に腹が立ち、ワクチン接種のため里親に会った時に、そのことを尋ねたところ、「自分の真意がわかってない、自分が若いからみんな信用してくれない」と言い拗ねていました。 今までも言ったことをすぐ撤回したり、「どうだろう?」と考える場面もありました。 それでも子猫を可愛がってくれればと思いましたが、今日のまるで小学生のような言動に先々簡単に子猫を捨ててしまうのではないかと不安です。 なんとかして子猫を引き取ることはできないものでしょうか? 長々と申し訳ありません補足ワクチン接種のため子猫を預かった時、あまり甘えなかった子がずっと膝で甘える様子を見て、可哀想でこのまま子猫を引き取ろうかと思いました。 ただ獣医先生の「健康状態は問題ない、1か月くらい様子を見ては?」とのアドバイスで、結局里親に子猫を返しました。 帰宅してPCを開くと「自分の言うことを分かってくれない、悲しい」とメール。 こんなメールを送る里親に子猫を返した事を後悔しました。 私が厳しすぎるのでしょうか?

猫の譲渡後のトラブル:よくあるケースと対処法

猫の里親探しは、猫と里親、双方の幸せを願う大切な行為です。しかし、残念ながら譲渡後、様々なトラブルが発生することがあります。今回のケースのように、里親の対応に不安を感じ、子猫の引き取りを検討せざるを得ない状況に直面することもあります。

譲渡後のトラブル事例

今回のケースのように、里親が猫の飼育に困難を感じ、連絡が取れなくなったり、飼育放棄をほのめかすケースは少なくありません。 その他にも、以下のようなトラブルが報告されています。

  • 飼育環境の悪化:室内飼育の約束を破る、適切な食事やケアを怠るなど。
  • 虐待の疑い:猫に暴力を振るう、放置するなど。
  • 再譲渡の無断実施:元の譲渡元に連絡せず、勝手に猫を譲渡する。
  • 連絡が取れなくなる:飼育状況の報告がない、連絡しても返信がない。

これらのトラブルは、里親の経験不足、性格、生活環境の変化など、様々な要因が複雑に絡み合って発生します。

誓約書と法的拘束力

今回のケースでは、捺印のない誓約書にサインしてもらっています。残念ながら、捺印のない誓約書は法的拘束力が弱く、強制的に子猫を引き取ることは難しいのが現状です。しかし、誓約書の内容は、里親とのコミュニケーションの重要な材料となります。

法的措置の可能性

もし、里親が明らかに猫を虐待している、または飼育放棄している証拠があれば、動物愛護法に基づいて法的措置をとることも可能です。しかし、証拠集めは困難な場合が多く、専門家のアドバイスが必要になります。

子猫の引き取り:具体的なステップ

里親への連絡が途絶え、子猫の安否が心配な状況では、まず以下のステップを踏んでみましょう。

1. 里親との丁寧なコミュニケーション

まずは、冷静に里親と連絡を取り、現状を把握する必要があります。メールだけでなく、電話で直接話すことで、より正確な状況を理解できる可能性があります。 感情的な言葉ではなく、子猫の健康と幸せを第一に考え、具体的な問題点とその解決策を提案してみましょう。

2. 動物愛護団体への相談

動物愛護団体や動物病院などに相談することで、客観的なアドバイスやサポートを得ることができます。彼らは、譲渡後のトラブル対応に豊富な経験を持っており、適切な解決策を提案してくれるでしょう。

3. 弁護士への相談

状況が改善せず、法的措置を検討する必要がある場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法律に基づいた適切なアドバイスとサポートを提供してくれます。

里親の選定と事前の準備

今回のケースは、里親選定の重要性を改めて示しています。 里親希望者との面談では、以下の点に注意深く確認しましょう。

1. 飼育環境の確認

飼育環境の写真や動画を確認し、猫が安全に暮らせる環境であることを確認しましょう。

2. 飼育経験の確認

猫の飼育経験だけでなく、その経験の内容についても詳しく聞きましょう。単に飼っていたというだけでなく、具体的な飼育方法や問題解決能力についても確認することが重要です。

3. 経済状況の確認

猫の飼育には、食費、医療費など、継続的な費用が必要です。里親の経済状況を確認し、飼育費用を負担できる能力があることを確認しましょう。

4. 誓約書の明確化

誓約書には、具体的な内容を明確に記載し、捺印をもらうようにしましょう。 法的拘束力を高めるためには、弁護士に相談して作成することも有効です。

まとめ:子猫の幸せを最優先

猫の里親探しは、猫と里親双方にとって大きな責任を伴う行為です。今回のケースのように、トラブルが発生した場合でも、感情的に対応するのではなく、冷静に状況を把握し、適切な対応を取る必要があります。 子猫の幸せを最優先し、動物愛護団体や専門家などのサポートを積極的に活用することで、より良い解決策を見つけることができるでしょう。 今回の経験を活かし、今後の里親探しでは、より慎重な選定と、より明確なコミュニケーションを心がけましょう。

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