猫の避妊・去勢手術と多頭飼育の悩み:費用と優先順位、そして猫たちの幸せ

猫の避妊手術・去勢手術についての質問です。昨年8月11日餌やりをしていたノラ猫ちゃんが、我が家の押し入れで雌猫1匹・牡猫3匹を生み、現在ご5匹の猫を飼っています。 東北大震災の前獣医さんに手術の相談に行き、親猫の検査、予防注射・避妊手術の予定だったのですが、ペットキャリーの配送が震災で遅れ、(震災後自宅待機になり)経済的な理由や発情期間がおさまるのを待っているうちに、子猫も発情期を迎えてしまい、牡猫(3匹)が雌への発情行為があった為昨日から、雌・牡部屋を分けて います。 牡猫1匹は、完全に発情行動があり、雌を噛み、行為におよぼうとしたり、スプレー行為も始まり、牡猫の手術を優先するか、雌猫の手術を優先するかで悩んでいます。 今のところ、予防接種5種混合費用二万円・避妊手術二万円で、雌猫2匹で8万・牡猫3匹で(一匹につき三万円)9万円掛かる計算ですが、避妊手術をしないと、病気になると聞いたし、親子でも発情行動があるなら、親猫と雌猫一匹の手術を優先させようかと悩んでいます。今迄、六畳間二間を完全猫部屋にして、ペットタワーけん遊び場とトイレに…・こたつを二つ並べ暗室を作り寝床けん餌場に使用して、みんな仲良く過ごし、一日数回は、居間や子供部屋で危険がないよう(ストーブがある為)遊んであげるなどストレス解消もしてあげてますが、牡猫同志の喧嘩などは激化しておらず、甘噛み程度ですが、牡猫も手術しないと喧嘩したりするのでしょうか?雌猫を手術しても、雌の取り合いなど牡猫同志が喧嘩したりするのかも心配です。

猫の避妊・去勢手術の重要性と緊急性

5匹もの猫たちの多頭飼育をされているとのこと、大変ですね。まず、猫の避妊・去勢手術は、健康面社会問題の両面から非常に重要です。

健康面でのメリット

* 子宮蓄膿症や乳腺腫瘍などの病気のリスク軽減: 避妊手術は、雌猫における子宮蓄膿症や乳腺腫瘍といった深刻な病気の発症リスクを大幅に低減します。これらの病気は、未手術の猫では非常に高い確率で発症し、治療費も高額になる可能性があります。
* 生殖器系の腫瘍リスク軽減: 去勢手術は、雄猫における精巣腫瘍などのリスクを減らす効果があります。
* ストレス軽減: 発情期の行動によるストレスを軽減できます。発情期の猫は、鳴き声やスプレー行為など、飼い主さんにとってもストレスとなる行動をとることがあります。手術によってこれらの行動を抑えることができます。

社会問題への貢献

* ノラ猫増加の抑制: 猫の避妊・去勢手術は、ノラ猫の増加を防ぐ上で非常に重要な役割を果たします。野良猫の繁殖は、動物愛護の観点からも深刻な問題です。

手術の優先順位:緊急性の高い猫から

現状、牡猫1匹が発情行動を顕著に示し、スプレー行為や雌猫への攻撃性も出ているとのこと。これは緊急性の高い状況です。まずは、この牡猫の去勢手術を最優先すべきです。

牡猫の去勢手術のメリット

* スプレー行為の抑制: スプレー行為は、家の中の臭い問題だけでなく、近隣住民とのトラブルにもつながる可能性があります。
* 攻撃性の軽減: 雌猫への攻撃性だけでなく、他の牡猫との喧嘩も激化する可能性があります。去勢手術によって、攻撃性が軽減されることが期待できます。
* 他の猫へのストレス軽減: 牡猫の発情行動は、他の猫たちにとっても大きなストレスとなります。去勢手術によって、猫たちの生活環境をより穏やかなものにすることができます。

費用面への対応

手術費用が高額であることは大きな負担ですが、いくつかの方法で軽減できる可能性があります。

費用軽減策

* 動物病院への相談: 複数の動物病院に相談し、費用や支払い方法について交渉してみましょう。分割払いなどに対応している病院もあります。
* 保護団体への相談: 地域の動物保護団体に相談すると、経済的な支援を受けられる可能性があります。多くの団体が、避妊・去勢手術費用の一部を負担する支援プログラムを実施しています。
* クラウドファンディング: インターネット上で資金援助を募るクラウドファンディングも有効な手段です。猫たちの状況を説明することで、多くの人々の協力を得られる可能性があります。

猫同士のトラブルと環境整備

牡猫同士の喧嘩や雌猫の取り合いについては、去勢手術が最も効果的な対策です。しかし、手術後も完全に喧嘩がなくなるわけではありません。

猫同士のトラブル対策

* 十分なスペースの確保: 猫が自由に動き回れるだけの十分なスペースを確保しましょう。隠れ家となる場所も複数用意することで、猫同士の接触機会を減らせます。
* 複数個のトイレ、餌場、水飲み場の設置: 猫の数に合わせて、トイレ、餌場、水飲み場を複数設置しましょう。資源の競合によるストレスを軽減できます。
* 垂直空間の活用: キャットタワーや棚などを設置し、猫が上下に移動できる垂直空間を確保することで、猫同士の接触機会を減らせます。
* 環境エンリッチメント: 猫が楽しめるおもちゃや爪とぎなどを用意し、猫のストレスを軽減しましょう。

専門家のアドバイス

獣医さんとの継続的な相談が重要です。猫たちの健康状態や行動を詳しく説明し、最適な手術計画を立ててもらいましょう。また、多頭飼育に関するアドバイスも得られます。

まとめ:段階的なアプローチで猫たちの幸せを

まず、発情行動が顕著な牡猫の去勢手術を優先し、その後、他の猫たちの避妊・去勢手術を進めていくのが良いでしょう。費用面については、動物病院や保護団体に相談し、可能な限り負担を軽減しましょう。そして、猫たちが快適に暮らせる環境づくりを心がけることが大切です。

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