猫の警戒心を解く!保護猫との安心な暮らし方

4日前に茶トラの野良猫(2匹目)を保護しました。1年程前に1匹目(当時生後1カ月)を保護した猫の姉妹猫です。1匹目は赤ちゃんという事もあったかもしれませんがとても人懐っこく現在でも甘えてきます。当時母猫と子猫5匹がいて娘が餌を与えた時に近寄って来てそのまま飼う事に。それから1年程過ぎて母猫と子猫2匹が車に轢かれ亡くなってしまい、1匹の子猫は何者かに噛み殺されてしまうという悲しい事になりました。嫁さんと相談し残った1匹を保護しようと1カ月程前から餌をあげ始め家の中に入って来た時窓を閉めました。当然その猫はびっくりし逃げようとしましたが途中で諦め部屋の隅でじっとしていてタイミングを見計らいケージに入れました。元々人に対し警戒心が強い猫です。現在はケージにカバーをし私達が見えないようにしています。私達が出掛けたり就寝中に餌を食べたりトイレをしています。餌の補充や猫砂の交換以外はなるべく近づかないようにしています。近づくとシャーって威嚇してきます。一度動物病院に連れていきたいのですがまだ無理です(あまり無理矢理な事をしたくないので)そこで質問ですがこの猫の警戒心を少しでも早く解きたいのです。人慣れさせる為にはどういった方法があるか皆さんのお知恵を拝借させて下さい。

保護猫の警戒心を解くためのステップ

野良猫出身の猫は、人間への警戒心が強く、すぐに懐くとは限りません。しかし、根気と愛情を注げば、必ず心を開いてくれるはずです。大切なのは、猫のペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていくことです。以下に、具体的なステップをご紹介します。

ステップ1:安全で快適な環境づくり

猫が落ち着いて過ごせる環境を整えることが、人慣れへの第一歩です。

  • ケージの設置場所:人の活動が少ない静かな場所にケージを設置しましょう。騒音や急な動きに驚かないよう、落ち着ける場所を選びましょう。直射日光や冷暖房の風が直接当たらない場所が理想的です。また、ケージの近くに猫が落ち着ける隠れ家(段ボール箱など)を用意するのも効果的です。
  • ケージの中身:猫が快適に過ごせるよう、清潔な寝床、トイレ、フードボウル、新鮮な水を用意しましょう。猫が落ち着ける素材のベッドを選ぶと良いでしょう。例えば、ふわふわした素材のベッドや、猫が潜り込めるようなタイプのベッドなどです。
  • ケージカバー:現在はケージにカバーをかけているとのことですが、これは非常に良い方法です。猫は不安を感じると隠れたがる習性があります。カバーは安心感を高め、猫がリラックスして過ごせるように役立ちます。ただし、換気を十分に行い、猫が暑すぎたり寒すぎたりしないように注意が必要です。
  • インテリアとの調和:猫が落ち着ける空間を作るには、インテリアも重要です。猫が落ち着ける色合いの家具や、猫が登ったり遊んだりできるキャットタワーなどを設置すると、より快適な空間になります。例えば、落ち着いた色合いのカーペットや、猫が安全に登れるキャットツリーなどを配置すると良いでしょう。サイト「いろのくに」では、様々な色のインテリアを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ステップ2:距離を保ちつつ、安心感を与える

猫に無理強いせず、猫自身のペースで距離を縮めていきましょう。

  • ゆっくりと近づいていく:猫に気づかれないように、ゆっくりとケージに近づき、静かに声をかけたり、優しく撫でたりしてみましょう。最初は遠くから、徐々に距離を縮めていきましょう。猫が嫌がる素振りを見せたら、すぐに距離を取りましょう。
  • アイコンタクト:猫とアイコンタクトを取ることで、信頼関係を築くことができます。ただし、じっと見つめ続けるのではなく、優しく、短い時間で行いましょう。猫が目を合わせようとしてきたら、ゆっくりとまばたきをしてみましょう。これは猫同士のコミュニケーションで、友好のサインです。
  • 餌やりとトイレ掃除:餌の補充やトイレ掃除は、猫との距離を縮める絶好の機会です。ただし、猫が警戒している間は、餌やりやトイレ掃除の際に、必要以上に近づきすぎないように気をつけましょう。猫が落ち着いてから、ゆっくりと近づいていきましょう。
  • 声かけ:優しく、落ち着いた声で話しかけることは、猫を安心させ、信頼関係を築くのに役立ちます。猫の名前を呼んでみたり、優しく「いい子だね」などと言葉をかけてみましょう。

ステップ3:信頼関係を築くための工夫

猫との信頼関係を築くための具体的な工夫について説明します。

  • おやつ:猫が大好きなおやつを、ケージの扉越しに与えてみましょう。おやつを食べることで、あなたへの警戒心が和らぎ、徐々に近づいてくるようになるかもしれません。最初は、猫が警戒している間は、おやつをケージの奥の方に置いて、猫が自ら食べに来るのを待ちましょう。
  • フェロモン製品:猫のフェロモンを模倣した製品を使用することで、猫を落ち着かせ、安心感を高めることができます。ペットショップなどで販売されているので、検討してみましょう。これにより、猫がリラックスして過ごせる環境を作ることができます。
  • おもちゃ:猫が遊べるおもちゃを用意しましょう。猫がケージから出て遊び始めたら、一緒に遊んでみましょう。ただし、猫が嫌がるようであれば、無理強いせず、猫のペースに合わせて遊びましょう。猫が安全に遊べるおもちゃを選び、ケージの中にいくつか入れておくと良いでしょう。
  • 時間をかける:猫との信頼関係を築くには、時間が必要です。焦らず、猫のペースに合わせて、根気強く接しましょう。猫があなたを信頼するまでには、数週間から数ヶ月かかる場合もあります。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫との絆を育んでいきましょう。

ステップ4:動物病院への受診

動物病院への受診は、猫の健康管理上非常に重要です。警戒心が強い猫を無理やり連れて行くのは危険ですが、以下の方法で対応しましょう。

  • ケージごと運搬:猫が落ち着いている時間帯を見計らい、ケージごと動物病院に連れて行きましょう。ケージカバーはつけたままの方が猫は安心するでしょう。
  • 信頼できる獣医を探す:猫に優しい対応をしてくれる獣医を探しましょう。事前に電話で相談し、猫の状況を説明しておくと安心です。猫にストレスを与えないように、獣医選びも重要です。
  • 緊急時:猫が病気になったり、怪我をしたりした場合は、すぐに動物病院に連れて行く必要があります。そのような場合は、猫を優しく包み込み、安全に動物病院まで連れて行きましょう。

専門家のアドバイス

動物行動学の専門家によると、「猫の警戒心を解くには、猫の行動をよく観察し、猫のペースに合わせて接することが重要です。猫がリラックスしているサイン(耳がピンと立っている、尻尾がゆったりと動いているなど)を理解し、それに合わせて行動しましょう。」とのことです。

まとめ

保護猫との生活は、喜びと苦労が伴いますが、根気強く愛情を注げば、必ず心を開いてくれるはずです。猫のペースを尊重し、安全で快適な環境を整え、信頼関係を築くための工夫を凝らしましょう。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫との幸せな日々を築いてください。

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