最近、猫はオスだし私の部屋だけじゃ行動範囲が狭いのでは・・・と心配し始めました。ある日、母が部屋から出してしまいました。私の話を聞いて母も出られないのは可哀想と思ったらしいです。そのうちどんどん行動範囲が広がっていって台所も入りたがるようになりました。父が台所は入れちゃだめと言ったので、どれだけ鳴いても入れませんでしたが、自分で開けるようになってしまいました。父は単身赴任なので、猫が自分で開けて台所を出入りしていることを知ったのは昨日です。父は猫が部屋を出るのも許してくれなくなりました。お盆に入ってからは、姉を噛むようになりました。姉は何もしていないのに噛まれたそうです。結構な傷がついていましたので甘噛みではないです。その際「フー」というような声はだしておらず、「ニャー」と高い声で鳴いていました。だから、じゃれているだけなのかな。と思いましたが、噛むのはやはり問題です。姉も怖がってしまって、猫を閉じ込めろとうるさいです。噛まれたらきちんと怒らないと直らないことを伝えたのですが、2度噛まれて、それからは猫を閉じ込めないと子供みたいに怒ります。
台所に入るようになる前に、獣医さんに相談したのですが、ワンルームのマンションで飼われる猫もいるのだから、問題ないです。そのうち、そこまでが自分の行動範囲だと納得します。台所に入れないからといって精神的にどうということはありません。と言われました。そのときは安心しましたが、今ではもう部屋の外も台所も経験していますし、ドアの前でニャーニャー鳴いては私のことを見つめます。ドアをカリカリします。
私は猫を閉じ込めるのにとても心が痛みます。猫もストレスが溜まらないかとても心配です。家族とも喧嘩ばかりです。私の部屋は、なるべく登れるところを作ったつもりですが、それほど高いものはないので、天井ぐらいまであるキャットタワーを購入して、床は広くなるように家具を少し出そうと思っています。ちなみに私の部屋は7畳くらい、天井高めのロフト付きです。そうしても、猫が行きたい所に行けないのはストレスになるのでしょうか?また、猫は出さずに人間だけが上手く部屋を出入りする方法はあるでしょうか?その他アドバイスあれば教えて下さい。読んでいただいた方、ありがとうございました。補足さっそく回答していただいてありがとうございます。
猫が噛むのは姉に対してだけです。1度目はいつも出入りしていた部屋のドアを閉めようとしたため。これは怒って噛んだのだと思います。2度目は目の前を通る足にじゃれついたと思われます。しかし、私の足にじゃれたことは一度もありませんし、私も手を噛まれますが、傷にはなりません。それでも噛み方がわかっていないということでしょうか?
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猫の行動範囲とストレス:多頭飼育における課題
ご質問ありがとうございます。猫が行動範囲を広げ、家族との間に摩擦が生じている状況、大変お困りだと思います。獣医さんのアドバイスは、ワンルームでの飼育例を挙げ、空間の狭さ自体は必ずしも問題ではないと示唆していますが、ご家庭の状況は異なるため、改めて検討する必要があります。猫の行動、特に姉への攻撃行動は、単なるじゃれ合いとは言い切れない可能性があり、注意が必要です。
猫の行動の分析:なぜ噛むのか?
猫が姉を噛む行動は、遊びの延長線上にある可能性もありますが、資源の奪い合い、縄張り意識、あるいは恐怖心などが原因である可能性も考えられます。
* 1度目の噛みつき:部屋のドアを閉めようとした際に噛まれたとのこと。これは、猫にとって安全な空間へのアクセスを遮断されたと認識し、防衛反応として噛み付いた可能性が高いです。
* 2度目の噛みつき:足にじゃれついたとのこと。これは遊び心からかもしれませんが、姉の動きが猫にとって予測不能で、ストレスを感じている可能性があります。猫は遊びの強度をコントロールするのが苦手です。
重要なのは、猫が姉に対してのみ攻撃的である点です。これは、姉との関係性、あるいは姉の行動に猫が反応していることを示唆しています。
解決策:環境整備と行動修正
猫のストレスを軽減し、家族間の摩擦を解消するためには、以下の対策が有効です。
1. 環境のエンリッチメント
7畳の部屋にロフト付きとのことですが、猫にとっての遊び場、休息場所、隠れ家などを十分に確保できていますか?
* キャットタワーの設置:天井までの高さがあるキャットタワーは、猫にとって安全な高所を提供し、見晴らしの良い場所として活用できます。
* 水平方向の空間拡大:家具の配置換えにより、猫が自由に移動できる空間を確保しましょう。
* 隠れ家の設置:ダンボールハウスや猫用ベッドなどを複数設置し、猫が自由に落ち着ける場所を提供しましょう。
* 垂直方向の空間活用:キャットウォークや棚などを設置して、猫が自由に登り降りできる環境を作ることで、運動不足の解消にも繋がります。
* 遊びの提供:猫じゃらし、ボール、羽根など、様々な種類の猫のおもちゃを用意し、定期的に遊んであげましょう。
2. 行動修正
姉への噛みつき行動を修正するには、以下の点に注意しましょう。
* 噛みつき防止トレーニング:猫が噛み付こうとした瞬間に「やめ!」と大きな声で注意し、おもちゃで気をそらすなどのトレーニングが必要です。
* 姉への教育:姉にも、猫に急に近づいたり、驚かせたりしないよう注意を促しましょう。猫との適切な距離感の重要性を教え込むことが大切です。
* 猫のサインの理解:猫が威嚇しているサイン(耳を後ろに倒す、尻尾を膨らませるなど)を理解し、猫がストレスを感じている状況を回避しましょう。
* 専門家の相談:どうしても改善しない場合は、動物行動学の専門家や動物病院に相談することをお勧めします。
3. 家族間のコミュニケーション
家族間のコミュニケーション不足も、問題の一因となっている可能性があります。
* 家族会議:家族全員で猫の飼育について話し合い、ルールを決めましょう。
* 役割分担:猫の世話や遊び、トレーニングなどを家族で分担することで、負担を軽減し、猫への関心を高めることができます。
* 共感と理解:それぞれの立場を理解し、互いに協力し合う姿勢が大切です。
4. 台所へのアクセス制限
猫が台所に入るのを防ぐためには、以下の方法が考えられます。
* ドアの改良:猫が自分で開けられないように、ドアストッパーや猫よけグッズを使用しましょう。
* 猫よけスプレー:猫が嫌がる臭いのスプレーを使用するのも有効です。ただし、猫の種類によっては効果がない場合もあります。
人間側の工夫:猫を閉じ込めない方法
猫を閉じ込めることなく、家族と猫が共存できるよう、人間側が工夫する必要があります。
* 猫の行動予測:猫の行動パターンを把握し、危険な行動を事前に予測して対応しましょう。
* 安全な空間の確保:猫が安全に過ごせる空間を確保し、猫が安心して過ごせるように配慮しましょう。
* ストレス軽減:猫のストレスを軽減するための環境整備を行い、猫が落ち着いて過ごせるようにしましょう。
まとめ
猫の行動範囲の問題は、猫のストレスと家族間のコミュニケーションの双方に起因する可能性があります。環境のエンリッチメント、行動修正、家族間のコミュニケーション改善、そして人間側の工夫によって、猫と家族が幸せに暮らせる環境を構築することが重要です。改善が見られない場合は、専門家への相談も検討しましょう。