猫の脱走と攻撃的な行動への対処法:落ち着きを取り戻すための具体的なステップ

家の中で買ってる猫について。小さな気がかりですが不安で、長くなりますが書かせて頂きます。かれこれもう8、9歳になる雄(去勢済)の飼い猫がおります。1年ほど前に家を引っ越しました。心配だったんですが今の家の環境にも慣れてきてくれて引っ越す前の家ではベランダでの日向ぼっこが好きだったためか外の庭が気になるらしくたまに脱走しようとします。帰ってきて玄関を開けた瞬間を狙ったり、洗濯物を干してるときを狙ったりします。最近少し野良猫がうろついて丁度二週間前、その野良猫が庭にきていたから危ないかなと思い網戸にしていた窓をしめようと立ったら、興奮してたんでしょう、飼い猫が私の脚に飛びかかってきて深く噛みつき引っかかれました。本気で噛まれた傷が凄かったので病院にいきましてその時は私の不注意で吃驚させてしまったんだなと思ったんですがそれから少し猫が私に少し寄り付かなくなり気が立ってるように感じてきて撫でてもすぐそっぽを向かれるようになりました。そしたら今日兄の部屋から脱走したらしくでも自から玄関にすぐ帰ってきたそうです。外に出たからノミがなんとか兄がいうから、いつもしてあげるコロコロを1番懐かれている母がしていたら、突然母の腕に思い切り噛みつきました。血が流れる位また本噛みでした。これもまあ母と兄が気が立ってる時に馬鹿な事したなと思うんですがそれからまたとても興奮して苛立ってか落ち着かなくなりました。先程廊下を通ろうとして声を掛けたら低く威嚇されました。そして近付きません。これはもしかしなくてもとても嫌われてしまったんでしょうか。もう下手に近寄らない方が良いでしょうか?長文失礼致しました。

猫の行動変化と原因の特定

8~9歳になる雄猫の行動変化についてご相談ですね。引っ越しによる環境の変化、野良猫の出現、そして飼い主さんへの攻撃的な行動と、猫ちゃんがストレスを抱えている可能性が高いです。 猫は環境の変化に敏感で、特に高齢猫は新しい環境への適応に時間がかかります。 野良猫の出現は、縄張り意識を刺激し、猫を興奮状態に陥らせる可能性があります。 さらに、飼い主さんへの攻撃は、恐怖や不安、痛み、ストレスなど様々な原因が考えられます。

猫の攻撃的な行動:噛みつきと引っ掻きの原因を探る

猫が飼い主さんを噛み付いたり、引っ掻いたりするのは、決して「嫌われている」からだけではありません。 今回のケースでは、以下の可能性が考えられます。

  • 恐怖と防衛本能:野良猫の出現によるストレスや、窓を閉めようとした際の驚きは、猫を恐怖状態に陥らせ、防衛本能として攻撃行動に繋がった可能性があります。
  • 痛み:高齢猫は様々な体の不調を抱えている可能性があります。 関節炎や歯の痛みなど、痛みを伴う状態であれば、触られることを嫌がるのは当然です。 普段は優しく触れる行為でも、痛みを伴う箇所を触れてしまった場合、猫は攻撃的に反応する可能性があります。
  • ストレス:引っ越しや野良猫の出現、そして飼い主さんへの攻撃に対する罪悪感など、様々なストレスが猫を不安定な状態にしている可能性があります。
  • 病気:認知症や甲状腺機能亢進症などの病気も、猫の性格や行動に影響を与える可能性があります。 獣医による健康診断が重要です。

猫との関係修復:具体的なステップ

猫との関係修復には、時間と根気、そして猫への深い理解が必要です。 焦らず、ゆっくりと信頼関係を築き直していきましょう。

1. 獣医への相談

まず、獣医さんに相談することが重要です。 健康状態をチェックしてもらい、痛みや病気の可能性を排除しましょう。 特に高齢猫の場合は、年齢による体の変化も考慮する必要があります。 獣医さんは、猫の行動変化の原因を特定し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれるでしょう。

2. 環境の見直し

猫が安全で落ち着ける環境を整えましょう。

  • 隠れ家を作る:猫が安心して休める隠れ家を用意しましょう。 段ボール箱や猫用ベッド、キャットタワーなど、猫が気に入る場所を見つけてあげましょう。
  • 野良猫対策:野良猫が庭に入らないように対策をしましょう。 フェンスを設置したり、猫よけグッズを使用したりするのも有効です。
  • ストレス軽減:猫が落ち着けるように、静かな環境を確保しましょう。 騒音や刺激を避け、快適な温度を保つことも重要です。

3. 猫とのコミュニケーション

猫とのコミュニケーションを改善しましょう。

  • 無理強いはしない:猫が嫌がっているのに無理やり触ったり、抱っこしたりしないようにしましょう。 猫が自ら近づいてきた時だけ優しく撫でましょう。
  • 安全な距離を保つ:猫が落ち着くまで、一定の距離を保ちましょう。 猫が安心できる距離を理解し、徐々に距離を縮めていくことが重要です。
  • ポジティブな強化:猫が落ち着いていたり、良い行動をとった時には、褒めてあげたり、おやつを与えたりすることで、ポジティブな強化を行いましょう。
  • フェロモン製品:猫のフェロモンを模倣した製品(フェリウェイなど)を使用することで、猫のストレスを軽減する効果が期待できます。

4. 家族間の連携

家族全員で猫への接し方を統一し、猫にストレスを与えないようにしましょう。 特に、猫が興奮している時や、攻撃的な行動を示している時は、刺激を与えないように注意が必要です。

専門家の意見:動物行動学者からのアドバイス

動物行動学者の視点から見ると、この猫の行動は環境の変化、野良猫との遭遇、そして過去の嫌な経験(噛みつきや引っ掻き)が積み重なった結果と考えられます。 重要なのは、猫が安全で予測可能な環境にいると感じるようにすることです。 そして、猫が自分のペースで飼い主さんに近づいてくるのを待つことが大切です。 無理強いせず、猫の気持ちに寄り添うことが、関係修復の鍵となります。

まとめ

猫の攻撃的な行動は、必ずしも飼い主さんを嫌っているからではありません。 まずは獣医さんに相談し、健康状態を確認することが重要です。 その後、環境の見直し、猫とのコミュニケーションの改善、そして家族間の連携を図ることで、猫との信頼関係を修復し、穏やかな生活を取り戻せるはずです。 根気強く、猫のペースに合わせて接することで、必ず良い結果が得られるはずです。 焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫との絆を深めていきましょう。

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