猫の脱走と外への執着:解決策と安心できる環境づくり

かなり長くなります。 外に出たがる猫の対応を教えて下さい。 今年の7月中旬に肉球を怪我しているオス猫を保護しました。 2週間後に去勢手術をさせました。年齢はこの時で一歳前後だと獣医から聞きました。 家には犬が2頭います。 猫を保護して3~4日はお互い威嚇のし合いをしてましたが、猫が犬2頭に立て続けに結構本気で手を出したので、低く大きな声で「コラーッ!」と怒鳴ってからは犬も猫も威嚇をする事はなくなり、ずっと一緒に過してきた様に仲良くしています。 猫は1週間もしないうちから、何年もうちで過してきたかのように振る舞い、一番リラックスしてるようです。 うちのダックスの事は好きみたいで、よく隣に居たり、付いて回ったり、においを嗅ぎあっています。 チワワとは遊び友達になっています。 外に出す気はないので、150cmのキャットタワーを買い、いくつかの窓には棚を付け、一軒家なので1階~4階まで自由に行き来してますし、ベランダの一つは網戸にくぐりドアがあるので、自由にベランダに出て外を見れるようになってます。 安全な土と種で猫草を毎週育てて与えていますし、餌も飽きないように気をつけています。 おもちゃも沢山あります。 隠れる場所も休める場所も色々あります。 トイレは2つ置いてあり1日3~4回見に行って処理をしていますので、家での暮らしは結構満足しているように見えていました。 最近は窓につけている棚の一つがお気に入りで、そこから見える稲穂のお米を食べる雀を見るのが好きですが、「外に出せ」というような行動をしたことがなかったので安心していました。 ですが、数日前に主人が家の前で犬のおしっこをさせてた時に玄関を開けっ放しにしていたので猫が脱走してしましました。 それに気づいたのは1時間半後(22時半)です。 主人と手分けをして探していたのですが、私は眼鏡を掛けていないので一旦家へ帰ると(23時15分)、玄関の前の高い所に猫が居ました。 猫は「誰かが来た!!」とビックリして車の下にもぐったので、玄関扉を開けて中から名前を何度も呼ぶと、今まで聞いたことも無い変わった泣き声で「ギャニャギャニャーギャニャギャニャー」と何度も鳴きながら警戒をしながら車から出てきてゆっくりゆっくりと家の中に入って来ました。 その後直ぐにおやつをやると機嫌よく食べていたので安心しましたが、主人が帰ってきた時に今までにない尋常ではない焦りと慌てぶりを見ました。 普段は嫌がるのに旦那が抱っこしても暫くは放心状態で猫は動きませんでした。 怖い目にあったのか、玄関が閉まっていて閉め出されたと思い不安だったのかは分かりませんが、この様子だともう外には出たがらないかなと安心していました。 そして翌日は普段通りだったのですが、 翌々日の朝から窓際で「ナーオ、ナーオ」と結構大きな声で鳴き出しました。 外を見ながら鳴き、私を見ながらしつこく鳴きます。 鳴く度に話しかけたり撫でたりしていたのですが、夕方まで続いたので相手をするのがしんどくなって無視を続けると、その晩は猫の機嫌が悪くなりました。 姿が見えないので探しに行くと、玄関でドアを見ながら横になっていました。 翌々翌日には少しマシにはなりましたが、やはり、朝から晩まで鳴いています。 どうも2階の部屋に一緒に居る時(一番お気に入りの棚)が一番鳴いています。 一軒家ですが、住宅が密集していますので、隣の家との距離は2cmもありませんので、近所迷惑にならないか心配です。 発情期のような大声ではないのですが、大きめの声で鳴いています。 いつも窓を開けて網戸の状態ですが、猫によっては突き破ると聞きましたので、それも心配です。 昼間は仕事で家に人が居ませんので、直ぐに探しに行く事もできません。 いつもは人が相手をしなくとも、頻繁にひとりでドタバタと遊んでいるのですが、外に行きたい気持ちでいっぱいの所為なのか、遊んでいるところを殆ど見ません。 今朝も朝の5時半から鳴いていました。 普段からおしゃべりなので、要求もしつこく続けるのでしょうか? 外に出たがるのや、「ナーオ、ナーオ」と大きめな声で鳴くのは収まるのでしょうか? 「ナーオ」と鳴くのはどういう気持ちなのでしょうか? 2階や3階からだと、猫は飛び降りてしまうのでしょうか? 皆さんはこのような時、対応されていますか? 猫を飼うのは初めてなので、対応の仕方がよく分かりませんので、アドバイスや体験談をお聞かせ下さい。 長々とすみませんでした。 どうぞ宜しくお願い致します。

猫の脱走とその後:外への執着の原因を探る

愛猫が脱走し、その後外を強く意識するようになったとのこと、ご心配ですね。猫が「ナーオ、ナーオ」と鳴き、窓辺で外を眺める行動は、単なる遊び心や要求ではなく、外の世界への強い憧れや、脱走時の恐怖体験からの不安が原因と考えられます。 1時間半もの間、外で過ごした経験は、猫にとって大きなストレスになったはずです。 安全な室内環境を整備していても、猫は未知の世界への好奇心や、本能的な探索欲求を持つ生き物です。

脱走経験によるトラウマの可能性

夜間の脱走は、猫にとって大きな恐怖体験になった可能性が高いです。暗闇、車の音、知らない場所など、猫にとって脅威となる要素が多く存在したでしょう。「ギャニャギャニャー」という普段とは異なる鳴き声は、恐怖と不安を表していると考えられます。 翌日の平常心は、表面的な落ち着きで、心の奥底では恐怖や不安が潜んでいる可能性があります。

環境エンリッチメントの見直し

既にキャットタワー、窓辺の棚、猫草、おもちゃなど、充実した環境を整えているとのことですが、猫の行動を考えると、まだ改善できる点があるかもしれません。

猫が外に出たがる理由と解決策

猫が外に出たがる理由は様々です。

  • 狩猟本能:猫は本来狩猟動物です。外には鳥や虫など、狩りの対象となる生き物がいます。この本能的な欲求を満たすことができないと、ストレスを感じる場合があります。
  • 探索欲求:新しい場所を探検したいという本能的な欲求も、外に出たがる原因の一つです。特に若い猫は、好奇心が旺盛で、未知の世界への探求心が強いです。
  • 社会化の不足:幼少期に十分な社会化ができていない場合、外の世界への恐怖心が少なく、逆に興味を持つ可能性があります。
  • ストレス:室内環境が猫にとってストレスフルな場合、外に出たがる可能性があります。例えば、狭い空間、刺激の不足、他のペットとのトラブルなど。
  • 脱走経験:今回の脱走経験が、外の世界への憧れや、逆に恐怖心と不安定な感情を生み出している可能性があります。

具体的な解決策とアドバイス

猫が外に出たがる行動を改善するためには、以下の対策が有効です。

1. 室内環境の更なる充実

* より高いキャットタワーを設置する:より高い場所から外を眺めることで、満足感を得られる可能性があります。
* 様々なタイプの遊び道具を用意する:獲物と追いかけっこをするようなおもちゃ、知的好奇心を刺激するパズルおもちゃなど、多様な遊びを提供しましょう。
* 窓辺をより魅力的にする:鳥やリスなどの動きが見えるように、窓辺にバードフィーダーを設置するのも効果的です。
* 安全な屋外空間を作る:ベランダに猫専用の安全なスペース(囲いなど)を作ることで、外の世界を安全に体験させることができます。
* 猫専用の休憩場所を増やす:様々な高さや場所にある、隠れ家や落ち着ける場所を用意しましょう。
* フェロモンディフューザーを使用する:猫の安心感を高める効果があるフェロモンディフューザーを使用するのも良いでしょう。

2. 猫とのコミュニケーション

* 十分なスキンシップ:猫を撫でたり、抱っこしたりして、愛情表現をしましょう。
* 遊びの時間を作る:毎日決まった時間に、猫と十分に遊ぶ時間を確保しましょう。
* 声かけや名前呼び:猫に話しかけたり、名前を呼んだりすることで、安心感を与えましょう。
* 猫の気持ちを理解する努力:猫の鳴き声や行動をよく観察し、何が原因で鳴いているのかを理解しようと努めましょう。

3. 専門家の相談

* 獣医への相談:猫の行動が異常な場合や、改善が見られない場合は、獣医に相談しましょう。病気やストレスが原因の可能性もあります。
* 動物行動学者の相談:動物行動学者に相談することで、猫の行動の専門的なアドバイスを受けることができます。

4. 網戸の強化

猫が網戸を破って脱走するのを防ぐため、強化された網戸に交換することを検討しましょう。 市販の猫よけネットなども有効です。

5. 脱走防止対策

* 玄関ドアの開閉に注意:玄関ドアを開ける際は、猫が脱走しないように注意しましょう。
* 窓の開閉にも注意:窓を開ける際は、猫が脱走しないように、網戸や窓枠に工夫を凝らし、安全対策を徹底しましょう。

「ナーオ、ナーオ」の意味と猫の行動

「ナーオ、ナーオ」という鳴き声は、猫が何かを要求している、または不安や不満を表している可能性があります。 外に出たいという欲求、飼い主への注意喚起、単なる遊びの誘いなど、様々な意味合いが考えられます。 鳴き声のトーンや猫の表情、状況などを総合的に判断することで、猫の気持ちを理解することができます。

2階や3階からの飛び降りについては、猫の性格や状況によって異なります。 高い所から飛び降りることに慣れている猫もいれば、そうでない猫もいます。 危険なため、飛び降りる可能性が高い場合は、猫が飛び降りられないように対策を講じる必要があります。

まとめ

猫が外に出たがる行動は、様々な要因が複雑に絡み合っている可能性があります。 まずは、室内環境の充実と猫とのコミュニケーションを強化し、猫が安心して暮らせる環境を作ることが重要です。 それでも改善が見られない場合は、獣医や動物行動学者に相談することをお勧めします。 焦らず、猫の気持ちを理解しながら、根気強く対応していくことが大切です。

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