猫の育児放棄と新生子猫の人工保育:母猫が子猫を育児放棄した場合の対処法

猫の育児放棄について質問です。2日前に4匹の子猫が生まれましたが、母猫が抱いていたのは産んだ日だけで、あとは同じ部屋にはいるのですが、抱いてお乳をやっていないようです。それに臍の緒もまだついていて、どんなに子猫が鳴いても知らん顔です。普通は付きっきりで育児したり、お乳が張ってきたりしたら抱いて飲ませるのではないでしょうか…また、そうなった場合、産まれたての子猫を人間が育てるのは可能ですか?

母猫による育児放棄のサインと原因

母猫が子猫の世話を放棄する、いわゆる「育児放棄」は、様々な原因が考えられます。今回のケースのように、出産後すぐに育児放棄の兆候が見られる場合、以下の可能性が考えられます。

  • 出産時の疲労や衰弱:出産は母猫にとって大きな負担です。体力や健康状態が悪く、子猫の世話をするだけの元気がない可能性があります。特に、初産で若すぎる猫や、栄養状態の悪い猫はリスクが高いです。
  • 子猫の異常:子猫に先天的な疾患や奇形があり、母猫が本能的に育児を放棄している可能性があります。臍の緒がまだ付着している点も、子猫に何らかの問題があることを示唆しているかもしれません。
  • 母猫自身の病気やストレス:感染症やその他の病気、または環境の変化によるストレスが原因で、育児本能が抑制されている可能性があります。新しい環境への移動や家族構成の変化なども影響する可能性があります。
  • 母猫の性格:まれに、性格的に育児に向いていない母猫もいます。初めての出産で経験不足の場合や、神経質な性格の猫では、育児に不安を感じて放棄してしまうことがあります。

母猫の観察と獣医師への相談

まず、母猫の健康状態を注意深く観察することが重要です。食欲不振、元気がない、発熱などの症状があれば、すぐに獣医師に相談しましょう。子猫についても、同様に健康状態をチェックしてもらう必要があります。特に、臍の緒がまだ付着していることは異常であり、獣医師による診察が不可欠です。獣医師は、母猫と子猫の健康状態を評価し、育児放棄の原因を特定し、適切な処置を提案してくれます。

新生子猫の人工保育:実践的なステップ

母猫が育児を放棄した場合、人間が人工保育を行う必要があります。これは非常に困難で、多くの時間と労力を必要とするため、安易に始めるべきではありません。獣医師の指導の下、準備万端で臨むことが重要です。

1. 適切な環境の準備

  • 保温:子猫は体温調節機能が未発達です。ペットヒーターや湯たんぽなどを使い、35℃前後の保温環境を確保しましょう。温度計で常に確認することが大切です。
  • 清潔な空間:清潔なタオルやペット用のベッドを用意し、定期的に清掃を行いましょう。感染症予防のため、清潔さは最重要です。
  • 刺激の少ない場所:騒音や光などの刺激は子猫にストレスを与えます。静かで落ち着いた場所を選びましょう。

2. ミルクの調乳と給餌

  • 子猫用ミルク:ペットショップなどで販売されている子猫専用のミルクを使用しましょう。牛乳は下痢の原因となるため、絶対に与えてはいけません。
  • 哺乳瓶:子猫用の小さな哺乳瓶を使用します。最初は少量ずつ、ゆっくりと与えましょう。ミルクの温度は人肌程度に調整します。
  • 給餌頻度:生後数週間の子猫は、1~2時間おきにミルクを必要とします。夜間も目を離さずに、こまめに給餌する必要があります。
  • 排泄のサポート:子猫は自分で排泄できません。温かい濡れタオルなどで肛門と尿道周辺を優しく刺激して排泄を促しましょう。

3. 獣医師の指導と定期的な健康チェック

人工保育は、獣医師の指導の下で行うことが非常に重要です。ミルクの量や頻度、健康状態のチェック、予防接種など、獣医師のアドバイスに従いましょう。定期的な健康診断で、子猫の成長を適切にモニタリングします。

4. 刺激と社会化

  • 触れ合い:優しく撫でたり、抱っこしたりすることで、子猫に安心感を与えましょう。ただし、無理強いは禁物です。
  • 遊び:生後数週間から、徐々に遊びを取り入れましょう。おもちゃを使って、子猫の運動能力を刺激します。
  • 社会化:生後2ヶ月頃から、他の猫や人間との触れ合いを通して社会性を育んでいきましょう。

専門家の視点:動物病院でのサポート

人工保育は、専門知識と技術が必要です。母猫が育児放棄した場合、まず獣医師に相談し、適切なアドバイスとサポートを受けましょう。獣医師は、子猫の健康状態のチェック、ミルクの調乳方法、給餌方法、排泄のサポート方法などを丁寧に指導してくれます。場合によっては、動物病院で一時的に預かってくれることもあります。

まとめ:愛情と責任をもって

新生子猫の人工保育は、大変な作業ですが、愛情と責任をもって取り組むことで、子猫たちは健康に成長します。獣医師の適切な指導と、飼い主の献身的な努力が不可欠です。 少しでも不安を感じたら、すぐに獣医師に相談しましょう。

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