猫の肝臓数値異常と黄色い嘔吐:原因、治療、そして飼い主さんの不安解消

飼い猫の病気についての質問です。 朝から食欲が無く、夜帰宅すると嘔吐していました。 夜も嘔吐を繰り返し、計10回ぐらい吐いてしまっていました。 黄色い嘔吐で特に血などは混ざっていませんでしたが、翌日朝すぐに、病院に連れて行き血液検査をしたところ、肝臓の数値が異常に高く、振り切れてしまっていると言われました。 原因は何かを誤飲してしまったり、毒物を摂取してしまったかもしれないが、原因はまだわからないと言われてしまいました。 そのまま点滴をうって、入院になってしまいました。 肥満ではなく、昨年の予防接種の際も健康でした。 今まで特に調子が悪いこともなく、室内に出すとコタツ内で寝る事も多いですが、走り回り壁を飛び越える程元気です。 肝臓の数値がそんなに異常に高いということはあるのでしょうか? こういった条例はありますか? ・猫の肝臓の数値が高い原因 ・入院期間 ・治療法 もわかれば教えて頂きたいです。 まだ若いですし、入院期間など先が見えないため心配です。 病院にかかったのも今回が初めてです。 病気に対して無知で申し訳ございませんが、わかる方がいらっしゃったら教えてください。 1歳8ヶ月のメス(三毛猫) 3kg 室内猫。 通常ゲージに入れていて家族がいる時は部屋内に出しています。 外にはほとんど出しません。 最近は特に、下痢など便にも問題はなかったように思います。 特に食に対しては執着は少ない様に感じます。(そこまで大食いではないです)

猫の肝臓数値異常:考えられる原因と対処法

突然の猫の嘔吐、そして肝臓数値の異常…ご心配でしょう。1歳8ヶ月、元気いっぱいの猫ちゃんが、一夜にして入院とは、飼い主さんとして動揺されるのも当然です。まずは落ち着いて、獣医師の指示に従いましょう。

猫の肝臓数値が異常に高くなる原因は様々です。ご質問にあるように、誤飲や毒物摂取の可能性は確かにあります。しかし、それ以外にも多くの原因が考えられます。

考えられる原因

  • 脂肪肝:猫の肝臓疾患で最も多いのが脂肪肝です。肥満が原因となることが多いですが、そうでなくても、栄養バランスの偏りや、慢性的な病気、ストレスなどによって発症することもあります。今回のケースでは肥満ではないとのことですが、それでも可能性はゼロではありません。
  • 肝炎:ウイルス性肝炎、細菌性肝炎などがあります。ウイルス性肝炎はワクチン接種で予防できるものもあります。
  • 胆管閉塞:胆管が何らかの原因で詰まってしまう状態です。胆石や腫瘍などが原因となります。
  • 中毒:植物、薬剤、化学物質など、様々なものが原因となります。誤飲の可能性は獣医師も指摘されている通り、十分に考えられます。ご自宅に猫が触れてはいけないものはないか、改めて確認してみましょう。
  • 遺伝性疾患:特定の遺伝子異常によって肝臓に異常が起こる場合があります。
  • その他:糖尿病、甲状腺機能低下症など、他の病気の合併症として肝臓の数値が上昇することもあります。

黄色い嘔吐は胆汁が混ざっている可能性を示唆しており、肝臓や胆管系の問題を示すサインであることが多いです。しかし、これだけでは原因を特定することはできません。

獣医師への情報提供

獣医師に、以下の情報を正確に伝えることが重要です。

  • 嘔吐物の色、回数、状態(血が混ざっているかなど)
  • 食欲、飲水量の変化
  • 排泄物の状態(下痢、便秘など)
  • 普段の生活の様子(運動量、睡眠時間など)
  • 最近食べたもの、触れたもの
  • 摂取しているサプリメントや薬など

これらの情報が、診断に役立ちます。

入院期間と治療法

入院期間は、猫の状態や病状によって大きく異なります。肝臓の数値が「振り切れている」とのことですので、数日〜数週間かかる可能性も想定しておきましょう。獣医師から具体的な見通しを聞くことが大切です。

治療法は、原因によって異なります。

  • 点滴療法:脱水症状の改善、栄養補給、肝機能のサポートなどを行います。現在行われている治療です。
  • 薬物療法:肝臓の炎症を抑える薬、吐き気を止める薬、消化器系の症状を改善する薬など、必要に応じて処方されます。
  • 食事療法:肝臓に負担をかけない、低脂肪で高タンパク質の食事が推奨されることが多いです。獣医師の指示に従い、適切な療法食を選びましょう。
  • 手術:胆管閉塞など、手術が必要な場合もあります。

飼い主さんができること

獣医師の指示に従うことが最も重要ですが、飼い主さんにもできることがあります。

  • ストレス軽減:猫はストレスに弱く、肝臓に負担をかける可能性があります。静かな環境を確保し、優しく接しましょう。
  • 清潔な環境:清潔な環境を保つことで、二次感染を防ぎます。ゲージやトイレなどをこまめに清掃しましょう。
  • 適切な食事:退院後も、獣医師の指示に従い、適切な食事を与えましょう。
  • 定期的な健康診断:早期発見・早期治療のためにも、定期的な健康診断を受けましょう。

専門家の視点:獣医師からのアドバイス

獣医師の立場から、このケースについて補足説明します。肝臓の数値が「振り切れる」ほど高いということは、肝臓に深刻なダメージがあることを示唆しています。原因特定には、血液検査だけでなく、超音波検査生検などの精密検査が必要となる場合があります。

ご自宅で猫が誤飲した可能性のあるものを探すことも重要です。しかし、原因が特定できないケースも多いです。重要なのは、獣医師の指示に従い、治療に専念することです。

焦らず、獣医師と連携を取りながら、猫ちゃんの回復をサポートしていきましょう。

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