猫の皮膚脱毛:原因と対処法、そして野良猫の保護について

猫を一匹保護しています。その猫の後ろ右足の皮膚が脱毛というか毛が抜けている様子です。これは重病でしょうか?? 雄の黒猫を一匹保護しています。保護して2ヶ月くらいです。警戒心も強くなかなか病院に連れて行けませんが、 倉庫を一角使って過ごしています。 虚勢のついでに病院に連れて行こうかと思っているのですが、保護元の親父は動物は自然治癒力があるし、一回様子をみようと言ってます。ケガをしていて、びっこをひいてるとか、吐くとかそういった症状もないのでということですが、 急にこういった症状がでるとびっくりします。 野良だからということで片付けてはいけないと思うのですが、、、 うちも一匹2年前にメスを保護して部屋飼いしているので、同居ができない感じです。 実家も犬を飼っていて難しいとのことで、 今飼い主探しもしながらって感じです。 お金とか関係なしに、どうしたらいいのか。 病院は飼ってる猫であれば見れるとのことでした。うちの猫や犬も通ってる病院なので、また新たな猫を見せても、、、っていうこともあり嘘でも、飼い猫です!って言えなかったです。 ただ虚勢をした時点で、飼う方向かを考えています。決して、放置してるということではなくあくまで生きていくための手伝いをしているというか。それは引き続きしていこうと思います。 野良は狭い東京じゃ、煙たがられて、保健所へ連れて行けとか、えさをあげるな、えさをあげるることが虐待だとかいろいろ言われますが、東京で生き抜くにはやはり人間の力が必要な気がしてなりません。 ゴミを荒らせば、クソ猫!!なにをしても煙たがれる猫ちゃん。また虚勢もしていないので増えるばかりという辛い現実もわかります。 同感を求めている訳ではありません。好き嫌いもあるでしょうし、価値観が違うこともあります。 今回は、野良猫に関して、飼い方とか迷惑とかそういったことの話ではなく 写真のような皮膚病??みたいなことがあり、猫を知っている皆様にお聞きできればと思います。 病院に結局は連れて行くようにはなるとは思いますが、 急で申し訳ないですが、知識としてどんな症状が考えられるのかお聞きできれば幸いです。 命にかかわることもあるのか、そういったことはないのか。 どんなことが考えられるのでしょうか?? また町でいろんな猫が居たときに、救いにもなるかもしれないのでご協力お願いします。

猫の皮膚脱毛の原因を探る

保護された雄の黒猫の後ろ右足の脱毛について、ご心配ですね。まずは落ち着いて、考えられる原因を一つずつ見ていきましょう。野良猫の場合、様々な要因が考えられますので、専門家である獣医師の診察が不可欠です。しかし、事前にいくつかの可能性を知っておくことで、獣医師への説明もスムーズになります。

考えられる原因:

  • アレルギー:食物アレルギー、環境アレルギー(ダニ、花粉など)の可能性があります。特に野良猫は、食事の内容が不安定であったり、様々な環境に晒されているため、アレルギーを発症しやすい傾向にあります。
  • 寄生虫:ノミ、ダニ、シラミなどの寄生虫が原因で、激しい痒みと脱毛を引き起こすことがあります。野良猫は寄生虫に感染している可能性が高いです。
  • 真菌症(皮膚糸状菌症):カビの一種である糸状菌が皮膚に感染することで起こります。脱毛、フケ、炎症などが特徴です。人にも感染する可能性があるため、注意が必要です。
  • 細菌性皮膚炎:細菌感染による皮膚炎です。傷口や湿疹などが悪化して脱毛に至る場合があります。
  • ホルモンバランスの乱れ:甲状腺機能低下症などの内分泌疾患が原因で脱毛が起こることもあります。これは、他の症状を伴うことが多いです。
  • ストレス:環境の変化や人間との接触などによるストレスも脱毛の原因となります。保護されたばかりの猫は特にストレスを感じやすいです。
  • 自己免疫疾患:免疫システムが自身の皮膚細胞を攻撃してしまう病気です。脱毛以外にも様々な症状を伴う場合があります。
  • 栄養不足:偏った食事や栄養不足も脱毛の原因となります。野良猫は栄養状態が良くない場合が多いです。

命に関わる可能性は?

上記の原因の中には、命に関わる可能性のあるものもあります。例えば、重度の細菌感染や自己免疫疾患などは、適切な治療を受けなければ命に関わる危険性があります。また、栄養不足が深刻な場合は、衰弱死につながる可能性も否定できません。早期の獣医診察が非常に重要です。

獣医への受診と、そのための工夫

獣医への受診が不可欠ですが、警戒心の強い猫を連れて行くのは難しいですよね。いくつか工夫できる点があります。

獣医への受診をスムーズにするための工夫:

  • キャリーケースへの慣れ:事前にキャリーケースを部屋に置いておき、猫が中に入ることを練習します。おやつなどを中に入れて、良いイメージを持たせることが重要です。
  • フェロモン製品の活用:猫のフェロモンを模倣した製品を使用することで、猫の安心感を高めることができます。獣医の診察室でも使用できます。
  • タオルで包む:猫が暴れたり、逃げ出したりするのを防ぐために、タオルなどで優しく包んで運びましょう。
  • 複数人で協力:一人で抱えるのが難しい場合は、複数人で協力して運びましょう。一人の方が猫を落ち着かせ、もう一人がキャリーケースに誘導するなど。
  • 信頼できる獣医を選ぶ:猫に優しい対応をしてくれる獣医を探しましょう。事前に電話で相談し、野良猫の診察について確認しておくと安心です。

「飼い猫ではない」と嘘をつく必要はありません。「保護猫で、警戒心が強く、なかなか病院に連れて行けなかった」と正直に説明すれば、多くの獣医は理解を示してくれるはずです。 動物病院によっては、保護猫の診察に慣れているところもありますので、事前に電話で相談することをお勧めします。

野良猫の保護と共存

野良猫の保護は、責任と覚悟が必要です。餌やりは、猫の健康管理や地域住民とのトラブルに繋がる可能性があります。

野良猫との共存:

  • TNR活動への参加:地域猫活動の一環として、TNR(Trap-Neuter-Return:捕獲・不妊手術・元の場所に戻す)活動に参加することで、猫の増殖を防ぎ、地域住民とのトラブルを軽減できます。
  • 適切な餌やり:決まった時間に、決まった場所で、適切な量のエサを与えましょう。残餌はきちんと片付けることが重要です。エサやり場を清潔に保つことで、衛生面の問題も減らせます。
  • 地域住民とのコミュニケーション:近隣住民と良好な関係を築くことで、猫への理解と協力を得やすくなります。猫による迷惑行為が発生した場合には、すぐに対応し、誠意をもって謝罪しましょう。

東京のような都市部では、野良猫の保護は難しい側面もありますが、個々の猫の命を守り、地域社会と共存していくための努力が必要です。

まとめ

猫の皮膚脱毛は、様々な原因が考えられます。早急に獣医の診察を受けることが大切です。警戒心の強い猫を病院に連れて行くには、工夫が必要です。そして、野良猫の保護には、責任と地域住民との協調が不可欠です。今回の経験を活かし、これからも猫たちのためにできることを続けていきましょう。

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