猫の白血病と多頭飼育:ワクチン接種と感染予防について

猫7種ワクチン2回目について。野良猫(の割りには人に凄い懐く)を保護し、多頭飼いをしているのですが、一緒に生活し始め半年経った去年12月に1匹のみ猫白血病に感染してた(キャリア)が判明しました。隔離して生活が1番なのは充分分かっているのですが、家(賃貸)が狭いのと、以前大家が使用していた物件で、部屋のドアが全て無かったり、押し入れが無かったりと、生活に不便なので、隔離することが出来ず、先生も私の状況を把握していることもあり、「隔離出来ないと思うので…、せめてノンキャリアの子達にはワクチンを打った方が」とアドバイスを頂き、1回目のワクチンを打ちました。今月、2回目のワクチンを打ちに行くのですが、その際、ワクチンを打つ前にもう1度、感染しているか否かの検査はするのでしょうか?それとも、こちらから言わないとしてもらえないのでしょうか…?白血病キャリアの方のブログを読んだら、2回目ワクチンの前に、検査をした。と書いてあったので、普通ならこちらからお願いしなくてもワクチンを打つ前に再度検査をするものなのかな?と思い、質問しましたm(__)mどちらにしても再検査はしてもらいたいので、その旨、先生には伝えるつもりなのですが、皆さんはどうだったのか知りたいです。ちなみに、白血病はエイズよりも感染しやすい。と、色々調べた結果分かったのですが、この子達は野良時代から一緒に居て、しかもその内の1匹はキャリアの子と1ヶ月ほど病院のペットホテルで一緒のケージに居たのですが、感染していません…。(この子達を保護する準備(引っ越し)の為、病院で預かってもらってました)多頭飼いの為、トイレや水、オモチャは一緒でしたし、仲も悪くはないので、グルーミングはしてましたし、鼻挨拶などもしていました。先生曰く、「この子(キャリア)は、親猫からの遺伝、典型的な猫白血病ですね」との事。こんだけ一緒に居て、感染していないことに正直驚いたのですが(絶対みんな感染していると腹をくくっていたので)、私みたいに白血病キャリアの子とノンキャリアの子を多頭飼いされてる方で全然感染していない。してなかった。などの意見?回答も聞きたいですm(__)m

猫白血病ウイルス(FeLV)とワクチン接種について

猫白血病ウイルス(FeLV)は、猫の免疫不全を引き起こすレトロウイルスです。感染すると、様々な症状が現れ、最終的には免疫不全による二次感染で命を落とす可能性があります。残念ながら、FeLVに対する特効薬はありません。予防が最も重要です。

ご質問にあるように、FeLVワクチンは、猫をFeLV感染から守るための重要な予防策です。通常、ワクチン接種は2回行われ、初回接種から3~4週間後に2回目の接種が行われます。2回目の接種前に再検査を行うかどうかは、獣医師によって異なります。

獣医師の判断が重要です。 多くの場合、初回接種後に抗体価が十分に上昇しているかどうかを確認するために、2回目の接種前に再検査を行うケースは少ないです。しかし、ご質問者様のように、既にFeLVキャリアの猫と多頭飼育されている状況では、再検査を行うことで、他の猫への感染状況を把握し、今後の対応を検討する上で非常に有益です。

  • 再検査を希望する旨を獣医師に伝えましょう。 ご自身の不安を解消し、より適切な対応を一緒に考えるために、獣医師に相談することが大切です。
  • 獣医師は、あなたの状況を理解し、最適なアドバイスをしてくれます。 飼育環境や猫たちの健康状態を詳しく説明することで、より的確な判断をしてもらえます。
  • 血液検査でFeLV抗体の有無を確認します。 再検査は血液検査で行われ、FeLV抗体の有無を確認することで、感染の有無を判断します。

多頭飼育におけるFeLV感染リスクと予防策

多頭飼育では、FeLVの感染リスクが高まります。特に、既にFeLVキャリアの猫がいる場合、他の猫への感染を防ぐための対策が重要です。

ご質問者様のケースでは、他の猫が感染していないことに驚かれたとのことですが、これは必ずしも珍しいことではありません。FeLVの感染力は、猫同士の接触頻度やウイルス量、個体差などによって大きく変動します。

  • グルーミングや鼻挨拶などの直接的な接触は、FeLV感染のリスクを高めます。
  • 唾液、鼻汁、尿などにもウイルスが含まれるため、共有のトイレや食器なども感染経路となります。
  • ストレスは免疫力を低下させ、感染リスクを高める可能性があります。

FeLVキャリアとノンキャリアの多頭飼育における具体的な対策

隔離が難しい状況では、以下の対策を徹底することで、感染リスクを低減できます。

  • 食器、トイレ、寝具などを個別に用意する。 これは最も基本的な予防策です。使用後は、適切な消毒を行いましょう。
  • キャリア猫の排泄物、唾液などをこまめに清掃する。 ウイルスを拡散させないために、こまめな清掃と消毒が重要です。
  • キャリア猫との接触を最小限にする。 完全に隔離できない場合でも、接触時間を短くすることでリスクを軽減できます。
  • 定期的な健康チェックを行う。 他の猫にも定期的に健康診断を受けさせ、早期発見・早期治療につなげましょう。
  • ストレスを軽減する環境づくり。 猫がリラックスできる空間を作り、ストレスを軽減することで免疫力を高めましょう。例えば、隠れ家となる場所を用意するなど。
  • 猫同士のケンカを防ぐ。 ケンカによる傷口から感染する可能性もあります。猫同士が仲良く過ごせるように工夫しましょう。

専門家の意見:獣医師からのアドバイス

FeLVの感染予防においては、獣医師のアドバイスを仰ぐことが非常に重要です。獣医師は、猫の健康状態を把握し、個々の状況に合わせた最適な予防策を提案してくれます。

ご質問者様のケースのように、隔離が困難な状況でも、適切な対策を行うことで、他の猫への感染リスクを最小限に抑えることは可能です。獣医師と相談しながら、猫たちにとって安全で快適な生活環境を築いていきましょう。

まとめ

FeLVキャリアの猫とノンキャリアの猫を多頭飼育する場合、感染予防対策は非常に重要です。完全な隔離が難しい場合でも、上記で述べた対策を徹底することで、感染リスクを低減できます。獣医師との連携を密にし、定期的な健康チェックを行うことで、猫たちの健康を守りましょう。ご自身の不安や疑問は、遠慮なく獣医師に相談してください。

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