猫の異変!グルグル回る、鳴き声、失禁、吐血…原因と対処法を徹底解説

大至急!お願いします!ウチの老猫が、狂ったようにグルグルまわり大きな声で鳴きながら部屋をヨロヨロ歩きまわって…少し失禁して、少し血を吐きました(2~3滴)これは、痴呆でしょうか?それとも、何か病気なのでしょうか?

ご心配ですね。愛猫がグルグル回る、鳴き声、失禁、吐血といった症状を示しているとのこと、大変な状況だと察します。高齢の猫でこのような症状が出た場合、いくつか考えられる原因があります。すぐに獣医への受診が不可欠です。この記事では、考えられる原因と、獣医への受診前にできること、そしてインテリアとの関連性について解説します。

考えられる原因:痴呆、病気、その他

愛猫の症状から考えられる原因として、まず挙げられるのは認知症(猫認知機能障害:CCD)です。CCDは、高齢猫によく見られる神経変性疾患で、記憶力や学習能力の低下、徘徊、夜鳴き、排泄障害などが症状として現れます。グルグル回る行動もCCDの症状の一つとして現れることがあります。しかし、吐血はCCDの典型的な症状ではありません。吐血は、消化器系の問題肝臓疾患腎臓疾患血液疾患など、様々な病気を示唆する可能性があります。

1. 猫認知機能障害(CCD)

CCDは、人間の高齢者におけるアルツハイマー病のようなものです。進行性の病気で、残念ながら完治させることはできませんが、症状の進行を遅らせるための治療や、生活環境の改善によって猫のQOL(生活の質)を向上させることができます。症状としては、

  • 徘徊
  • 夜鳴き
  • 排泄場所の失敗
  • 性格の変化(攻撃性や不安の増加など)
  • 見慣れた場所での迷子

などが挙げられます。愛猫の年齢や症状から、CCDの可能性も考慮する必要があります。

2. その他の病気

吐血という症状は、CCDだけでは説明できません。吐血の原因としては、以下のような病気が考えられます。

  • 胃腸炎:嘔吐や下痢を伴うことが多いです。猫が何か異物を食べてしまった可能性も考えられます。
  • 肝疾患:肝臓の機能低下により、血液凝固異常や消化器症状が現れることがあります。
  • 腎疾患:腎臓の機能低下により、貧血や消化器症状が現れることがあります。吐血は、腎不全が進行した際に起こる可能性があります。
  • 血液疾患:血小板減少症など、血液の病気も吐血の原因となります。
  • 腫瘍:消化器系の腫瘍などが原因で出血する可能性があります。

3. 緊急性の高い状況

失禁と吐血は、緊急性の高い症状です。すぐに獣医に診てもらう必要があります。放置すると、命に関わる事態になる可能性もあります。

獣医への受診前にできること

獣医への受診を予約したら、以下の情報をメモしておきましょう。

  • 症状が現れた日時
  • 症状の詳細(グルグル回る頻度、鳴き声の種類、失禁の量、吐血の量など)
  • 普段の食事や排泄の様子
  • 既往歴(過去の病気や治療歴など)
  • 愛猫の年齢と品種

また、愛猫の様子を動画に記録しておくと、獣医の診断に役立ちます。

インテリアと猫の健康

猫の健康とインテリアは密接に関連しています。特に高齢猫の場合、安全で快適な環境を整えることが重要です。例えば、

  • 滑りにくい床材:高齢猫は足腰が弱くなっているため、滑りやすい床材は転倒のリスクを高めます。カーペットやマットなどを敷くことをおすすめします。グレーのカーペットは汚れが目立ちにくく、落ち着いた雰囲気で猫にも安心感を与えます。
  • 段差の解消:階段や段差は、高齢猫にとって大きな負担となります。スロープを設置するなどして、段差を解消しましょう。
  • 落ち着いた照明:高齢猫は、光に敏感になっていることがあります。明るすぎない、落ち着いた照明を選びましょう。
  • 安全な家具:猫が登ったり降りたりしやすい家具を選び、高い場所から転落しないように注意しましょう。猫が隠れることができる場所も用意してあげると安心します。
  • ストレス軽減:猫が落ち着いて過ごせる空間を作るために、猫が好きな素材や色合いのアイテムを取り入れてみましょう。グレーは落ち着きのある色で、猫のストレス軽減に役立つ可能性があります。

これらの配慮は、CCDの症状を軽減する効果も期待できます。落ち着ける環境を作ることで、猫の不安やストレスを減らし、徘徊や夜鳴きを抑制する効果があるかもしれません。

専門家のアドバイス

獣医だけでなく、動物行動学者などの専門家の意見を聞くことも有効です。特に、CCDの診断や治療、そして生活環境の改善策については、専門家のアドバイスが不可欠です。信頼できる獣医や動物行動学者を探し、相談することをおすすめします。

まとめ

愛猫の異変は、飼い主さんにとって大きな不安です。すぐに獣医に診てもらうことが最も重要です。同時に、愛猫の生活環境を見直し、安全で快適な空間を作ることで、猫の健康状態の維持に繋がる可能性があります。グレーなどの落ち着いた色合いのインテリアは、高齢猫にとって安心感を与え、ストレス軽減に役立つかもしれません。愛猫と長く幸せに暮らすために、適切なケアを心がけましょう。

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