猫の歯肉炎と食事:元野良猫の食欲不振への対策

数日前に保護した元野良猫(推定10歳)が歯肉炎で食事を痛がります。 FIVキャリアです。 初日に食べたカリカリはもう見たくもないようで拒否。 病院で言われたようにお湯、スープでふやかしても「何コレ?」と拒否。 ウェットパウチを一日で2個程度(一日の必要栄養の半分)を 丸々一日かけてなんとか食べていますが このままだと栄養不足→体力低下が気になります。 食欲自体はあり、自分で食べようとしますが 痛いので一口二口でやめちゃうのです。 うちに来てから自分用の部屋から全然動かず、 お腹が空かないのもあるかもしれません。。。 (一度家中を探検し、寒いので走って戻っていました) 食欲のあるうちにウェットと並行して一日分の栄養を取れるよう 少量で高栄養なものをプラスしたいのですが何が良いでしょうか? ちなみにお薬は口内用インターフェロンというものです。 猫飼いの慣れていないのでご教授お願いします。

元野良猫の歯肉炎と食事:栄養補給の重要性

保護された元野良猫が歯肉炎で食事に苦労されているとのこと、ご心配ですね。推定10歳でFIVキャリアという状況も考慮すると、栄養管理は非常に重要です。食欲はあるものの、痛みで食事量が減っている状態は、体力低下や免疫力低下につながりかねません。 一日分の栄養を確保しつつ、猫の負担を少なくする工夫が必要です。

少量で高栄養な食事:具体的な提案

ウェットフードだけでは栄養が不足している可能性が高いので、少量で高栄養なものをプラスすることをお勧めします。以下に具体的な提案と、その理由、選び方を解説します。

1. 高カロリー・高タンパク質のウェットフード

市販のウェットフードの中でも、カロリーとタンパク質含有量が高いものを選んでください。パッケージに記載されている栄養成分表を必ず確認しましょう。 特に、腎臓への負担が少ないよう、リンの含有量にも注意が必要です。 高齢猫や腎臓病の猫用フードは、カロリーとタンパク質が高く、リンが低めに調整されていることが多いのでおすすめです。

2. 猫用栄養補助食品

ペースト状やゼリー状の栄養補助食品は、少量で多くの栄養を補給できるため便利です。 特に、消化吸収の良いものが好ましいです。 高カロリー、高タンパク質で、消化に良い鶏肉や魚介類をベースにした製品を選びましょう。 獣医さんに相談して、適切なものを選ぶのも良いでしょう。

3. 手作りの食事

時間と手間はかかりますが、猫の体調や好みに合わせて手作り食を作ることも可能です。 鶏むね肉を柔らかく煮込んだものや、白身魚を細かくほぐしたものなどに、少量の猫用サプリメントを混ぜて与えるのも良いでしょう。ただし、手作り食は栄養バランスを正確に取ることが難しいので、獣医さんに相談しながら進めることを強くお勧めします。

4. シリンジでの給餌

食欲はあるものの、痛みで食べられない場合は、シリンジを使って直接口に栄養を注入する方法も有効です。 ペースト状のフードや栄養補助食品をシリンジに入れ、少量ずつゆっくりと与えます。 猫が嫌がらないように、優しく丁寧に与えることが大切です。

歯肉炎の治療とケア

歯肉炎の治療は、獣医さんの指示に従うことが最も重要です。 口内用インターフェロンの投与に加え、歯石除去などの処置が必要になるかもしれません。 また、日々の口腔ケアも重要です。 獣医さん推奨の歯磨きペーストや指サックを使って、優しく歯を磨いてあげましょう。

環境とストレス軽減

猫が自分用の部屋から出ないのは、新しい環境へのストレスや、歯の痛みによる不快感が原因かもしれません。 無理強いせず、猫が落ち着けるように、安全で温かい空間を作ってあげましょう。 徐々に部屋から出して、家の中を探検させる機会を増やすのも良いでしょう。 ただし、猫のペースに合わせて、無理なく進めることが重要です。

専門家への相談

猫の健康状態や食事に関する不安がある場合は、獣医さんに相談することをお勧めします。 FIVキャリアであること、高齢であることなども考慮した上で、適切なアドバイスをもらえます。 栄養状態のチェックや、歯肉炎の治療方針、適切な食事の提案など、専門家の意見を聞くことで、より安心安全なケアができます。

インテリアとの関連性:快適な空間づくり

猫が落ち着いて過ごせるよう、インテリアにも配慮しましょう。 猫がリラックスできる場所として、猫ベッドやキャットタワーなどを設置し、安全で温かい空間を作りましょう。 また、猫が自由に動き回れるように、家具の配置にも気を配りましょう。 特に、高齢猫の場合、段差や滑りやすい床は危険なので、注意が必要です。 オレンジ色のクッションや猫用ベッドは、リラックス効果があり、食欲増進にも繋がる可能性があります。

まとめ

元野良猫の歯肉炎による食欲不振への対策は、高栄養食の摂取、口腔ケア、ストレス軽減、そして獣医さんとの連携が鍵となります。 焦らず、猫のペースに合わせて、一つずつ丁寧にケアを進めていきましょう。 そして、快適な環境づくりを通して、猫が安心して暮らせるようにサポートすることが大切です。

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