猫の攻撃行動と解決策:7年連れ添った愛猫との穏やかな暮らしを取り戻す方法

猫についてです。子猫から飼い7年目になります。二年程前からいきなり噛みついたりひっかいたりされ顔や腕も縫う程の傷です。たたいたり大きな声もだした事がありません。獣医にもつれていきましたが 解決には至りませんでした。生活になんら変化もなくマンションで猫1匹と私だけで家にも誰もきません。去勢はしておらず雄です。2年間で7回噛まれひっかかれました。傷がいつもひどく仕事にいけない時もあります。母が商売をしており一階が店舗で二階が3部屋の住居になっていますが誰も住んでおらずそこに猫をつれていき毎日朝夜顔を出しに行きご飯もトイレもきちんとすれば猫は大丈夫でしょうか・・・ 外に出す事はしません。去勢もしていないので。毎日どうしたらいいのか考えています。猫が店舗2階でも住めるようなら最終手段でと考えています。19日夜中も顔と右手をやられてしまい右手がパンパンに腫れてペンも持てない状態で仕事をお休みしています。もし猫が誰もいない2階でも慣れて大丈夫な様なら毎日朝夜に逢いに行くという生活をせざるを得ないのかなと悩んでおります。同じ経験があったかたがいらしゃればアドバイス下さい。補足 去勢も考えましたが外に出す事もなく猫の年齢もありますので悩んでおります。去勢をしてずっと一緒にいられるのでしたら去勢も考えてはいますが・・・ 七年たっていても去勢して大丈夫ですか?

愛猫の攻撃行動:原因を探る

7年間一緒に暮らしてきた愛猫からの突然の攻撃、大変お辛い状況ですね。原因を特定し、解決策を見つけることが大切です。獣医への受診は既にされていますが、具体的な検査内容や診断結果を改めて確認し、獣医と相談することが重要です。

猫の攻撃行動には様々な原因が考えられます。

  • 健康問題:甲状腺機能亢進症、認知症、痛み(関節炎など)といった病気は、猫の性格や行動に変化をもたらす可能性があります。獣医による詳細な検査が必要です。
  • ストレス:環境の変化、新しいペットの導入、飼い主の生活の変化など、猫はストレスを感じやすい生き物です。今回のケースでは、生活に変化がないとのことですが、猫が感じているストレスは、飼い主が気づかない小さな変化が原因かもしれません。例えば、新しい家具の配置、生活音の変化、匂いの変化などです。
  • 資源の競合:トイレ、餌場、寝床など、猫にとって必要な資源が不足している、もしくはアクセスしにくい状況も攻撃行動の原因となります。十分な資源を確保し、猫が自由に使えるように配慮しましょう。
  • ホルモンバランス:去勢していないオス猫の場合、縄張り意識や攻撃性が強くなる可能性があります。去勢手術は、攻撃性を軽減する効果が期待できます。
  • 過去のトラウマ:過去に何らかのトラウマを経験している可能性も否定できません。子猫時代の経験など、飼い主が知らない過去の出来事が影響しているかもしれません。

具体的な解決策:段階的なアプローチ

まずは、獣医と相談の上、以下の対策を試みてください。

1. 徹底的な健康診断

血液検査、尿検査、レントゲン検査など、猫の健康状態を詳細に調べてもらうことが重要です。特に、甲状腺機能亢進症や認知症、痛みなどを疑って検査を行う必要があります。

2. 環境エンリッチメント

猫が安全で快適に過ごせる環境を作る「環境エンリッチメント」が重要です。

  • 安全な隠れ家:猫が落ち着いて休める隠れ家を用意しましょう。段ボール箱、猫用ベッド、キャットタワーなど、猫が気に入る場所を探してみてください。
  • 垂直空間の確保:猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、自由に登ったり降りたりできる空間を作りましょう。これにより、ストレス軽減に繋がります。
  • 遊びの時間:毎日、猫と十分に遊んであげましょう。猫じゃらし、おもちゃのマウスなど、猫が楽しめるおもちゃを用意し、狩猟本能を刺激する遊びを取り入れると効果的です。
  • 複数個のトイレ設置:猫がストレスを感じずに排泄できるよう、複数個のトイレを設置しましょう。場所も分散させ、猫が自由に選べるようにします。
  • フェロモン製品:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用することで、猫の安心感を高めることができます。

3. 去勢手術の検討

7歳という年齢でも、去勢手術は可能です。獣医と相談の上、猫の健康状態を考慮して判断しましょう。去勢手術によって、攻撃性が軽減される可能性があります。

4. 店舗2階への移行:慎重な検討を

店舗2階への移行は、最終手段として検討しましょう。猫が新しい環境に順応できるかどうかは、個体差があります。いきなり移すのではなく、徐々に慣れさせることが重要です。まずは、ケージなどを置いて、少しずつ2階に滞在時間を長くするなど、段階的に進めてみましょう。

5. 専門家への相談

状況が改善しない場合は、動物行動学者や猫専門の獣医に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な解決策を見つけることができるでしょう。

インテリアと猫の共存:安全で快適な空間づくり

猫と安全に暮らすためには、インテリアにも配慮が必要です。

  • 猫が登れない家具:猫が登って転落する危険性のある家具には、滑り止めマットなどを設置しましょう。
  • 尖った家具の保護:猫が引っかいたり、怪我をする可能性のある家具の角には、保護カバーなどを付けましょう。
  • 猫が噛み砕かないおもちゃ:猫が噛み砕いてしまう可能性のあるおもちゃは避け、安全な素材のおもちゃを選びましょう。
  • 猫が隠れる場所:猫が落ち着いて休める隠れ家となる場所を確保しましょう。猫専用のベッドや、段ボール箱などを用意するのも良いでしょう。

これらの対策を行うことで、猫と安全に、そして快適に暮らすことができるでしょう。

まとめ

愛猫の攻撃行動は、飼い主にとって大きな悩みです。しかし、諦めずに、獣医や専門家のアドバイスを受けながら、一つずつ解決策を試していくことが大切です。猫との信頼関係を築き、穏やかな日々を取り戻せるよう、頑張ってください。

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