猫の抗がん剤治療後の様子とインテリアとの関係性

猫の抗がん剤の副作用について教えて下さい。我が家の猫(チンチラシルバー、10歳、♀)は昨年8月に乳癌の手術をしました。その後、今年の8月まで1年間、1ヶ月に1度の抗がん剤治療を受けていました。あくまでも予防のためです。猫の場合、1年間再発しなければ、完治として考えられると言われました。無事、1年が過ぎましたが、その際に獣医さんに「一応1年経ったという事で一区切りついたけれども、抗がん剤治療を終えて3ヶ月ほどで、再発するケースも目立つ」と言われたので、あと1年間は、様子を見ながら、2〜3ヶ月おきに抗がん剤治療をすることにしました。昨日、2ヶ月半ぶりに抗がん剤治療をしました。血液検査も良好だったので踏み切ったわけですが、どうも帰宅後の様子がおかしいのです。もともと動かない猫なのですが、食欲も無く、しかも普段はリビングで私や娘と一緒に過ごすのに、昨日も今日も、誰もいない部屋で、こたつにもぐって出て来ません。抱き上げてリビングに連れて行っても、すぐに戻ってしまいます。どうも、だるそうなのです。もっとも普段もグータラしている猫なので、私が神経質になっているだけかもしれません。それでも、いつもベタベタと甘えて来るのに、全く寄り付かずに、こたつの中に籠っているのが気になります。その場合どうすれば良いでしょうか?補足コメント有り難うございます。朝起きたら、いつもの調子に戻っていました。こういう場合は獣医さんに相談すれば良いのですね。ところで、気が動転していて、誤解を生ずる書き方をしてしまいました。「1年で完治」とは言われていません。正確には「猫の癌は1年が目安と言われているが、ただし、猫の乳癌は非常に悪性度が高く、再発の危険は常にあるので、1年経ったから安心という訳ではない」という内容でした。抗がん剤治療に関しては、私の方で、勝手に2〜3ヶ月ごとと決めて提案してしまったのですが、もう一度、獣医さんと話し合ってみます。貴重な情報を有り難うございました。ところで、腫瘍の大きさですが、最初の診断では直径7ミリとのことでしたが、病理検査報告書によると「大小の嚢胞状に多発性に形成されている」とあります。「初期段階の病変で、周辺組織への浸潤増殖は確認されない」と続きますが、最後のコメントに「再発/転移いずれにも注意が必要かと思われます。」とあります。

猫の抗がん剤治療後の倦怠感と行動変化

ご心配されている猫ちゃんのご様子、よく分かります。抗がん剤治療後の倦怠感は、副作用としてよくある症状です。食欲不振や普段と違う行動(隠れるなど)も、猫が体調不良を示すサインの一つです。今回のケースでは、朝には回復されたとのことですが、このような症状が出た際には、すぐに獣医さんに相談することが大切です。獣医さんは、症状の原因を特定し、適切な対応策を提案してくれます。

抗がん剤治療の副作用と猫の反応

抗がん剤は、癌細胞だけでなく、正常な細胞にも影響を与える可能性があります。そのため、副作用として、吐き気、嘔吐、食欲不振、倦怠感、脱毛、免疫力の低下などが起こることがあります。猫は人間と異なり、自分の体調不良をうまく表現することができないため、飼い主さんが普段の様子をよく観察し、少しでも変化があればすぐに獣医さんに相談することが重要です。

猫が落ち着ける空間づくり:インテリアの工夫

猫が落ち着いて過ごせるように、インテリアを工夫することも大切です。

  • 静かな場所の確保:猫が安心して休める静かな場所を確保しましょう。寝室の一角や、人があまり行き来しない部屋などがおすすめです。猫専用のベッドや、猫が好む素材のクッションなどを用意するとさらに安心感が増します。
  • 快適な温度管理:猫は寒さや暑さに敏感です。こたつは温かく快適な場所ですが、ずっと中に入っていると、体温調節が難しくなる可能性があります。こたつの温度を適切に調整したり、こたつ以外の暖かい場所も用意してあげましょう。夏場は涼しい場所を用意するのも重要です。
  • 安全で落ち着ける隠れ家:猫は狭い空間や高い場所を好む傾向があります。キャットタワーや、猫専用のハウスなどを設置して、猫が自由に隠れられる場所を作ると安心します。隠れ家は、猫がストレスを感じている時や、体調が悪い時に特に重要になります。
  • 視覚的な刺激を軽減:猫は視覚に敏感な動物です。テレビやパソコンなどの強い光や、騒音はストレスの原因になる可能性があります。静かな環境を心がけ、必要に応じてカーテンやブラインドなどで光を調整しましょう。また、猫が落ち着けるような、落ち着いた色のインテリアを選ぶのも効果的です。グレーなどの落ち着いた色は、猫の心を落ち着かせる効果があるとされています。
  • フェロモン製品の活用:猫のフェロモンを模倣した製品(フェリウェイなど)を使用すると、猫がリラックスしやすくなります。プラグインタイプやスプレータイプなど、様々な製品があるので、猫の性格や好みに合わせて選んでみましょう。

インテリアの色と猫の心理

インテリアの色も、猫の心理に影響を与えます。

  • グレー:落ち着いた雰囲気で、猫をリラックスさせる効果があります。グレーの壁や家具は、猫にとって安全で居心地の良い空間を作り出します。
  • ベージュ:自然で穏やかな色で、猫のストレスを軽減する効果が期待できます。ベージュのカーペットやベッドは、猫が安心して休める場所になります。
  • ブラウン:大地の色で、猫に安心感を与えます。ブラウンの家具や小物を取り入れることで、落ち着きのある空間を作ることができます。

ただし、猫の好みは個体差があります。必ずしもこれらの色が全ての猫に効果があるとは限りません。猫の様子を観察しながら、最適なインテリアを選んであげましょう。

獣医さんとの相談が重要

今回のケースでは、朝には回復されたとのことですが、抗がん剤治療後の猫の様子に不安を感じた場合は、必ず獣医さんに相談しましょう。獣医さんは、猫の症状を詳しく診察し、原因を特定し、適切な治療やケアの方法をアドバイスしてくれます。自己判断で治療を始めることは避け、専門家の意見を仰ぐことが大切です。

再発・転移への備え

ご質問にあるように、猫の乳がんは再発・転移のリスクが高い病気です。定期的な検査と、獣医さんとの継続的なコミュニケーションが不可欠です。

まとめ

猫の抗がん剤治療後の様子には、個体差があり、様々な反応が見られます。少しでも気になる症状があれば、すぐに獣医さんに相談することが大切です。また、猫が落ち着いて過ごせるような、安全で快適な環境を整えることも、治療の成功と猫のQOL向上に繋がります。インテリアの工夫も、その一環として有効な手段です。

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