猫の扉・壁への「撫でる」行動と押入れの「ドンドン」音を止める方法

猫が扉や壁を撫でるしぐさ(ひっかくではない)や、押入れの扉をドンドンするのを止めさせるには?家の猫がひっかいて傷をつけるわけではなく、爪を立てないで撫でるようなしぐさ(扉を開けてほしい合図?)や、押入れの扉の下部分を掘るような動作をして開けようとするのをよくやります。その音がうっとおしいのでやめさせたいのですが、何か良い方法はないですか?特に、押入れの扉を開けようとするのはドンドンと音がしてかなり煩いし、夜中とかにされると目がさめてかなり困っています。(あんまり酷い時はゲージに入れるのですが、旦那があんまりゲージに入れるのは快く思ってくれない)うちは完全室内飼いで、部屋間は猫が通れるくらいの隙間をあけているのですが、玄関の方へは行かせないようにしています。なんで、その仕草をするのは、玄関へ続く扉だけです。私がお風呂やトイレに部屋を出たらずっとカリカリやってくれて、うるさい・・・扉や押し入れに近づいたら、猫が不快な思いをする装置(猫だけに聞こえる音とか?)とか、ないものでしょうか?補足早速の回答ありがとうございます。うちの猫はオスで去勢済みです(*^_^*)現行犯したいのですが、私が動くと現場から逃げます(-_-)

猫の行動の理由を探る:なぜ扉を「撫でる」のか?「ドンドン」するのか?

猫が扉や壁を撫でたり、押入れをドンドンするのは、単なるいたずらではなく、彼らなりのコミュニケーション手段である可能性が高いです。特に、玄関の扉に集中していることから、外の世界への好奇心や、飼い主さんへの要求が背景にあると考えられます。

可能性1:注意を引きたい

猫は寂しい、退屈、または遊び相手を求めている時に、このような行動に出ることがあります。特に、飼い主さんがお風呂やトイレに入ると「カリカリ」するのは、あなたの帰りを待ち望んでいる、もしくは一緒に過ごしたいという明確なサインです。

可能性2:扉を開けてほしい

押入れをドンドンするのは、中に何か魅力的なものがある(おもちゃ、寝場所など)か、単に開けてほしいという要求かもしれません。玄関の扉も同様で、外の世界へのアクセスを求めている可能性があります。

可能性3:探索本能

猫は生まれつき好奇心旺盛で、新しい場所や物事を探求する本能を持っています。扉や押入れは、彼らにとって未開拓の領域であり、探索の対象となるのです。

猫の行動を改善するための具体的な対策

猫の行動を改善するには、まずその行動の背景にある理由を理解し、猫にとってより良い環境を整えることが重要です。以下に、具体的な対策を提案します。

1. 環境エンリッチメント:猫の遊び場と休息場所を充実させる

  • 猫専用の遊び場を作る:猫タワー、キャットウォーク、様々な種類の猫のおもちゃなどを用意し、猫が自由に遊べる空間を提供しましょう。これにより、退屈によるストレスを軽減できます。
  • 快適な休息場所を用意する:猫が安心して休める場所(猫ベッド、ハンモックなど)を複数用意しましょう。日当たりの良い場所や静かな場所など、猫が好みそうな場所を選んで設置することが大切です。材質やデザインも、猫の好みに合わせて選んであげましょう。
  • 窓辺を活用する:猫は窓から外を眺めるのが大好きです。窓辺に猫がくつろげる場所を用意することで、外の世界への好奇心を満たすことができます。

2. 適切なコミュニケーション:猫との時間を増やす

  • 毎日決まった時間、猫と遊ぶ時間を作る:猫と遊ぶ時間は、彼らとの絆を深めるだけでなく、運動不足の解消にも繋がります。遊びを通して、猫のエネルギーを消費させることで、いたずら行動を抑制する効果も期待できます。
  • スキンシップを積極的に行う:ブラッシングや撫でるなどのスキンシップは、猫に安心感を与え、ストレスを軽減する効果があります。猫が嫌がらない範囲で行いましょう。
  • 声かけやアイコンタクト:猫の名前を呼んで、アイコンタクトを取ることで、猫とのコミュニケーションを深めることができます。

3. 扉や押入れへの対策:物理的な対策と代替行動の提案

  • 押入れの扉に工夫をする:押入れの扉に、猫がドンドンしても音がしないように、緩衝材を貼るなどの工夫をしてみましょう。市販の猫よけシートや、フェルトなどを貼るのも効果的です。また、扉の開閉がスムーズになるように、調整することも検討しましょう。
  • 猫が興味を持つものを押入れから取り除く:猫が押入れに執着する理由が何かを分析し、猫が興味を持つものを押入れから取り除きましょう。例えば、猫が好きなおもちゃや、匂いのするものを置かないようにします。
  • 代替行動を促す:猫が扉を「撫でる」行動を別の行動に置き換えることを考えましょう。例えば、猫が「撫でる」行動をする場所に、猫が登れる棚や、猫が好きなおもちゃを設置することで、猫の注意をそらすことができます。
  • 猫が通れないようにする:玄関へのアクセスを完全に遮断する必要がある場合は、猫が通れないように工夫しましょう。例えば、猫よけネットを設置したり、扉に猫よけスプレーを使用するなど、様々な方法があります。ただし、猫がストレスを感じないように、十分に配慮する必要があります。

4. 専門家への相談:獣医や動物行動学者のアドバイス

猫の行動が改善しない場合、獣医や動物行動学者に相談することをおすすめします。彼らは、猫の行動の背景にある原因を特定し、適切なアドバイスをしてくれます。

猫が不快な思いをする装置について

猫だけに聞こえる音などの装置は、猫にストレスを与え、かえって問題を悪化させる可能性があるため、おすすめしません。猫との信頼関係を築き、彼らが安心して暮らせる環境を整えることが、最も重要です。

まとめ

猫の扉や壁への「撫でる」行動や押入れの「ドンドン」音は、彼らなりのコミュニケーション手段である可能性が高いです。環境エンリッチメント、適切なコミュニケーション、物理的な対策、そして必要に応じて専門家への相談を組み合わせることで、これらの行動を改善することができます。猫との信頼関係を築き、彼らが安心して暮らせる環境を整えることが、解決への近道です。

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