猫の愛情表現と家族関係:ゴロゴロの謎を解き明かす

1歳になる拾い猫ですが、娘と夫のみゴロゴロ言います。 トイレ掃除、ご飯やりのメインは私、粗相の後片付けも私。 割が合いません。まあ、叱る時もあるのですが。 家猫で放し飼いですが、夜は娘の部屋で寝て、リビングでごみをあさったり たまに犬を布団から追い出して、私の側で寝ていたり・・・自由な子です。 私が抱っこしても鳴かず、娘が抱っこするとゴロゴロ。 向かい合って交互に抱っこし合ったら、交互にゴロゴロ・・・確信犯です。 どんな意味があるのでしょう。

猫のゴロゴロ(喉鳴き)の意味と、家族内での違い

猫のゴロゴロという喉鳴き(purring)は、単なる満足感の表現だけではありません。様々な状況や感情を表す複雑なコミュニケーション手段なのです。今回のケースでは、猫が特定の人(娘と夫)に対してのみゴロゴロするという点が重要です。これは、猫がそれぞれの家族メンバーとの関係性、そしてその関係性から得られる安心感や満足度を微妙に区別していることを示唆しています。

ゴロゴロの様々な意味

猫のゴロゴロには、以下の様な意味合いが考えられます。

  • 満足感と安心感: 最も一般的な意味です。心地よい状況、例えば撫でられている時、暖かい場所にいる時などにゴロゴロします。
  • 愛情表現: 信頼している相手への愛情表現としてゴロゴロすることもあります。特に、猫が自ら近づいてきてゴロゴロする場合は、強い愛情を示していると言えるでしょう。
  • 自己鎮静: 不安やストレスを感じている時、自分を落ち着かせるためにゴロゴロすることもあります。怪我や病気の回復時にも見られます。
  • コミュニケーション: 人間には聞こえない超音波を含んだゴロゴロもあると言われ、猫同士のコミュニケーションにも使われています。
  • 要求: お腹が空いた、遊んでほしいなど、何かを要求している場合もあります。

家族内でのゴロゴロの違い:猫の視点から紐解く

質問者様は猫のお世話のほとんどを担っているにも関わらず、猫がゴロゴロするのは娘と夫のみです。これは、猫がそれぞれの家族メンバーとの関係性を異なるものとして認識していることを示唆しています。

* **娘と夫との関係性:** ゴロゴロという行為は、娘と夫との間に強い信頼関係と愛情が築かれていることを示しています。猫は彼らから安心感や満足感を得ていると考えられます。抱っこされた時にゴロゴロするのは、まさにこの安心感と愛情表現の表れでしょう。

* **質問者様との関係性:** 猫は質問者様を「世話をしてくれる人」として認識している可能性が高いです。信頼関係は存在するものの、娘や夫のような深い愛情や安心感までは感じていないのかもしれません。猫は、質問者様から直接的な愛情表現(例えば、特別な遊び方や長時間のスキンシップ)を求めている可能性もあります。

* **「確信犯」的な行動:** 交互に抱っこすることで交互にゴロゴロするという行動は、猫が状況を理解し、自分の行動がどのような結果を生むかを知っていることを示唆しています。これは、猫の知能の高さを示す一例と言えるでしょう。

猫との良好な関係構築のための具体的なアドバイス

猫が質問者様にもゴロゴロしてくれるようになるためには、猫とのコミュニケーション方法を見直す必要があります。

1. 質の高いスキンシップを心がける

猫が好むスキンシップを理解することが重要です。猫によっては、頭を撫でられるのが好きでも、お腹を触られるのは嫌がる場合があります。猫の反応を見ながら、猫が喜んでくれるスキンシップを心がけましょう。

  • 猫のペースに合わせて: 猫が自ら近づいてきた時や、リラックスしている時に優しく撫でましょう。
  • 好きな場所を把握: 猫が好んで過ごす場所(例えば、高い場所や日当たりの良い場所)で、ゆっくりと時間を過ごしましょう。
  • ボディランゲージに注意: 猫が嫌がっているサイン(耳を後ろに倒す、尻尾を膨らませるなど)には注意しましょう。

2. 特別の時間を作る

猫と特別な時間を共有することで、絆を深めることができます。

  • 専用の遊び時間: 猫が好きなおもちゃを使って、毎日決まった時間に遊びましょう。
  • 静かな時間: 猫がリラックスできる静かな時間を与えましょう。一緒に読書をしたり、音楽を聴いたりするのも良いでしょう。
  • 特別なご褒美: 猫が特に好きなおやつなどを与え、褒めてあげましょう。

3. 環境を整える

猫が快適に過ごせる環境を整えることも重要です。

  • 清潔なトイレ: 常に清潔なトイレを準備しましょう。
  • 安全な空間: 猫が安心して休める場所(猫ベッドなど)を用意しましょう。
  • 爪とぎ: 猫が爪とぎできる場所を用意しましょう。

4. 専門家への相談

どうしても改善が見られない場合は、動物病院や動物行動学の専門家に相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、猫との関係改善に繋がる可能性があります。

まとめ

猫のゴロゴロは、単なる満足感だけでなく、複雑な感情やコミュニケーション手段を表しています。猫が特定の人に対してのみゴロゴロするのは、その人との関係性の深さを示唆しています。質問者様も猫との絆を深めるために、質の高いスキンシップや特別な時間を作るなど、積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。それでも改善が見られない場合は、専門家の力を借りるのも一つの手段です。 猫との良好な関係を築き、幸せな生活を送ってください。

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