猫の尿道閉塞と尿毒症:症状、危険信号、そして対処法

猫が尿菅が詰まり尿毒症になった場合どのような症状が出てくるのでしょうか? 14歳になる猫が今年にはいって2度膀胱炎になり、うち2回とも尿道から栓子がでてきました。 栓子がもし体外に出ず、尿道に詰まっていたら尿毒症になっていたのではと思い不安です。 そう思っていたら3回目の栓子を部屋で見つけました。 (栓子はこんなに頻繁にできるのでしょうか?) 膀胱炎にはなっていない様子(トイレに頻繁にいく、トイレにかがみこむ事がない)なので様子を見たいのですが もし体内に栓子が詰まり尿毒症になった場合、どのような状態になるのでしょうか? 医者にいくべきサイン、こうなったら危険という状態を教えてください。 補足有害物質が体にまわる間、猫ちゃんはどのような行動をとるのでしょうか?(寝込む、吐くなど) 「こういう態度になったら間違いなく尿毒症」というサインはありますか?

猫の尿道閉塞と尿毒症について

14歳という高齢の猫が、今年に入って2回も尿道閉塞を経験し、3度目の栓子を発見されたとのこと、ご心配ですね。猫の尿道閉塞は、尿道に結晶や血栓などが詰まることで尿が排出できなくなる深刻な状態です。放置すると尿毒症に進行し、命に関わる危険性があります。今回は、猫の尿道閉塞、特に尿毒症に繋がる症状、危険信号、そして対処法について詳しく解説します。

尿道閉塞と尿毒症:症状と危険信号

尿道閉塞の症状

尿道閉塞の初期症状は、以下の通りです。

  • 頻尿:トイレに何度も行く
  • 排尿困難:トイレで長時間苦しむ、少量しか尿が出ない、血尿が出る
  • 尿意切迫感:しきりにトイレに行きたがるが、うまく排尿できない
  • 腹部膨満:お腹が張っている
  • 元気がない:普段と比べて活動量が減る
  • 食欲不振:ご飯を食べなくなる

これらの症状が見られたら、すぐに動物病院を受診することが重要です。

尿毒症の症状

尿道閉塞が進行し、尿が体内に蓄積されると尿毒症になります。尿毒症の症状は、以下の通りです。

  • 強い脱水症状:口内乾燥、皮膚の弾力低下
  • 嘔吐:吐き気や嘔吐を繰り返す
  • 食欲不振・拒食:全く食べなくなる
  • 嗜眠:眠気が強く、ほとんど寝ている状態
  • 呼吸が浅い・速い:呼吸が苦しそう
  • 震え:体が震える
  • 昏睡:意識を失う
  • 口臭:アンモニア臭のような強い臭いがする

尿毒症は非常に危険な状態であり、一刻も早い治療が必要です。上記の症状が見られた場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

尿道栓子の頻度と原因

猫が尿道栓子を頻繁に作る原因は、食事、水分摂取量、ストレス、遺伝的要因など、様々な要因が考えられます。

  • 食事:マグネシウムの含有量が多いフードは結石形成のリスクを高めます。低マグネシウムのフードへの切り替えを獣医師に相談しましょう。
  • 水分摂取量:水分摂取量が不足すると尿が濃縮され、結晶化しやすくなります。常に新鮮な水を用意し、水分補給を促しましょう。
  • ストレス:ストレスは膀胱炎や尿道閉塞のリスクを高めます。猫がリラックスできる環境づくりを心がけましょう。
  • 遺伝的要因:特定の猫種は尿道閉塞になりやすい傾向があります。獣医師に相談し、適切なケアを行いましょう。

3回も尿道栓子ができたということは、猫ちゃんの体質や生活環境に問題がある可能性があります。獣医師に相談し、原因を特定し、適切な対策を講じる必要があります。

尿毒症予防と治療

予防策

  • 適切な食事:低マグネシウムのフードを選択する
  • 十分な水分摂取:常に新鮮な水を用意する
  • ストレス軽減:快適な環境を作る
  • 定期的な健康診断:早期発見・早期治療に繋がる

治療

尿道閉塞の治療は、尿道の閉塞物を除去し、尿の排出を促すことが中心となります。治療法は、以下の通りです。

  • カテーテル留置:尿道にカテーテルを挿入し、尿を排出する
  • 手術:尿道閉塞がひどい場合、手術が必要となる場合がある
  • 薬物療法:痛み止め、抗生物質、炎症を抑える薬など
  • 輸液:脱水症状の改善

尿毒症の治療は、体内の毒素を除去し、腎機能をサポートすることが重要です。治療法は、以下の通りです。

  • 輸液:大量の輸液で毒素を洗い流す
  • 薬物療法:吐き気止め、食欲増進剤など
  • 食事療法:腎臓に負担の少ない食事

専門家のアドバイス

獣医の先生に相談することが最も重要です。 ご自身の判断で治療を始めるのではなく、専門家の指示に従いましょう。 猫の年齢や健康状態を考慮した上で、適切な治療法や予防策を提案してくれます。

まとめ

猫の尿道閉塞は、放置すると命に関わる危険な状態です。初期症状に気づいたら、すぐに動物病院を受診することが大切です。 定期的な健康診断と適切なケアで、愛猫の健康を守りましょう。

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