猫の威嚇と新入り猫の避妊手術後:多頭飼育におけるストレスとインテリアの役割

はじめまして。質問は家で飼っている猫についてです。現在、二匹の猫がいます。先住猫は3歳/避妊済み・新入り猫は6ヶ月/避妊を終えたばかり。元々、来た当初より(主に先住猫が)威嚇し喧嘩?をする仲でした。その喧嘩自体は猫同士の折り合いもあるでしょうし酷い怪我にも繋がっていないので現在も介入しないようにしています。(動物も同性同士は特に喧嘩が多いと聞きますし)最近は随分マシになり、離れていれば怒ったりが少なくなりました。しかし、新入り猫が避妊を終えて帰ってきた瞬間からまた威嚇が始まりました。(因みに昨日の話です)それだけではなく、私にも威嚇し身体に触れると唸ります。(それまではベッドにいる時は殆ど私の腕の中や直ぐ側に居座ったり、そとから帰ってきたら出迎えてくれたり、喧嘩しながらじゃれ合ったりと多分仲は良いと思います。)急に態度が一変してしまい、正直とても不安です。痛い所に触れると怒るといいますし、今までこんな事がなかったので心配です。新入り猫の匂いが違う為、興奮?しているのでしょうか?因みに新入り猫が来た後も、先住猫は変わらない態度で接していますしどちらかというと先住猫贔屓だったりします。(新入り猫に嫌われている/私の母親が新入り猫贔屓というのもあり)今はベッドの足元で寝ています。たまに唸っているようです。その内収まるでしょうか?病院にかかる程の病気になった事が過去にない為、本当に心配です。長々となりましたが、よろしくお願いします。

猫の威嚇と行動変化の原因を探る

猫同士の多頭飼育において、威嚇や喧嘩はよくあることですが、避妊手術後、特に新入り猫の避妊手術後に先住猫の態度が急変したとのこと、ご心配ですね。 いくつか考えられる原因を検討してみましょう。

1. 匂いの変化

避妊手術後、猫の体臭は変化します。これは、ホルモンバランスの変化によるもので、先住猫がその変化を異臭と捉え、威嚇している可能性があります。手術後の消毒液の匂いも影響しているかもしれません。

2. ホルモンバランスの変化

避妊手術は猫のホルモンバランスに大きな影響を与えます。新入り猫のホルモンバランスの変化が、先住猫の行動に影響を与えている可能性があります。特に、発情期の匂いとは異なる、手術後の匂いへの反応が考えられます。

3. ストレスと不安

手術によるストレスや、手術後の痛み、回復への不安が新入り猫に影響し、その行動が先住猫を刺激している可能性があります。また、先住猫も新入り猫の変化にストレスを感じている可能性があります。

4. 資源の競争

餌、トイレ、寝場所など、猫が資源と感じるものへの競争が激化している可能性もあります。特に、飼い主さんの愛情という資源も猫は競争相手と認識します。先住猫が飼い主さんの愛情を独占したいと考えている可能性も否定できません。

具体的な対処法とインテリアの活用

猫のストレスを軽減し、落ち着かせるためには、以下の対策が有効です。

1. フェロモン製品の活用

フェリウェイなどの猫用フェロモン製品は、猫を落ち着かせ、安心感を与える効果があります。スプレータイプやディフューザータイプがあり、お部屋に噴霧することで、猫のストレスを軽減できます。

2. セーフスペースの確保

猫が安心して過ごせるセーフスペースを確保しましょう。高い場所、隠れ家になるような場所、猫専用のベッドなどを用意することで、猫は落ち着いて過ごすことができます。特に新入り猫には、先住猫から離れて安全に過ごせる場所が重要です。 このセーフスペースは、落ち着きのある色合いのインテリアで構成することで、より効果的です。例えば、グレーの猫ベッドや、アイボリーの猫ハウスは、猫にとって落ち着ける空間を作り出すのに役立ちます。

3. 環境エンリッチメント

猫が楽しめるおもちゃや、登ったり隠れたりする遊べる家具などを用意することで、猫のストレスを軽減し、運動不足を防ぎます。猫が自由に動き回れる空間を確保し、猫が飽きないように工夫しましょう。

4. 匂いの管理

新入り猫の匂いを先住猫が受け入れやすくするために、新入り猫を新しいタオルなどでよく拭き、先住猫の匂いのついたタオルを新入り猫の寝場所に置くなどの工夫も有効です。

5. 食餌とトイレの場所

餌とトイレは、それぞれ別の場所に設置し、猫同士が資源を巡って争わないようにしましょう。複数個設置するのも有効です。

6. 飼い主さんの行動

飼い主さんは、両方の猫に平等に愛情を注ぐように心がけましょう。一方の猫を過度に可愛がることは、もう一方の猫の嫉妬心を煽る可能性があります。

7. 獣医への相談

症状が改善しない場合、または猫が痛みや病気で苦しんでいる可能性がある場合は、獣医に相談しましょう。

インテリアと猫のストレス軽減

インテリアは、猫のストレス軽減に大きく貢献します。

落ち着きのある色使い

猫は、刺激の少ない落ち着いた色合いを好みます。グレーアイボリーベージュなどの落ち着いたトーンの色は、猫にとってリラックス効果があります。逆に、赤や黄色などの鮮やかな色は、猫を興奮させる可能性があります。

隠れ家となる家具

猫は、隠れる場所を好みます。猫専用のベッド、キャットタワー、猫ハウスなどを用意することで、猫は安心して休むことができます。これらの家具は、落ち着いた色合いのものを選ぶと効果的です。

垂直空間の活用

猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、猫が自由に登ったり降りたりできる垂直空間を確保しましょう。

まとめ

猫の威嚇行動は、様々な原因が考えられます。まずは、落ち着きのある環境を整え、猫が安心して過ごせるように配慮することが重要です。インテリアの色使いや家具の配置にも気を配り、猫にとって快適な空間を創造することで、猫同士の仲を良くし、ストレスを軽減することができます。それでも改善が見られない場合は、獣医への相談も検討しましょう。

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