猫の夜泣きと攻撃行動への対処法:安心できる環境づくりと段階的な慣れ

猫の夜泣きに困っています! 生後、半年ほどの近所のノラ兄弟4匹のうち、2匹をボランティアさんが捕獲器で捕まえて譲り受けました。3週間ほど経ちます。ボランティアさんに、なれるまではゲージでといわれたので、大きめのゲージに2匹一緒とトイレを入れてます。トイレは2匹とも問題ないです。ゲージには半分以上毛布をかけています。 1匹は抱っこまでこぎつけて去勢できました。問題はもう1匹で、ゲージから出たがってウロウロ、ガタガタさせたり、夜1時ころから夜泣きが始まり明け方まで続きます。触らせるどころか、ゲージに近づくとフーシャーカッ!で強烈な猫パンチがとんできます。ごはんの時、お茶碗を鼻先まで近づけるのは大丈夫です。 去勢できた子は呼べば近づいてくるレベルまでいってないので、ゲージからちょっと無理やり気味に引っ張り出して抱っこになれさせようとしてます。その時に問題の子から猫パンチされます。生傷だらけです。 ゲージから少し離れたところにいれば安心するのか、グルーミングや2匹でおもちゃでじゃれています。棒にひもとおもちゃがついているような人がもったりするものはダメです。 よく、日中に遊ばせて満足させるとかありますが、まだゲージから出せる状況ではありません。ゲージのなかでかなりくつろぐ様子になり、大丈夫かな?と一度リビングで放してみたら、部屋中を駆け回り、飛び回り、逃げようとドアに激突したりと大変なことになってしまい、無理やり追い立ててゲージに押し込みました。その恐怖が残って嫌われているのかもしれません。 なのでまだ病院にもつれていけず、白黒でおしりが黒いのでオスかメスかもわかっていません。 現在問題は、 1、 人に全くなつかず、威嚇、毎回流血するほどの強烈な猫パンチ 2、 寝不足で心身ともに疲れ果てるほどの夜泣き、ゲージのガタガタ振動(隣の寝室で耳栓してても眠れません)電気をつけっぱなしにしたり、ゲージのそばで寝てみましたが結局騒ぎ出しました。 どなたかこれで夜泣きが治った、触らせてくれるようになったなど体験がありましたら是非おしえてください! そろそろ睡眠薬に手を出しそうで怖いのです。

猫の夜泣きと攻撃行動の原因を探る

まず、大切なのは、猫の行動の背景にある原因を理解することです。野良猫出身の猫は、人間への警戒心が強く、突然の接触や強制的な行動に強いストレスを感じます。ゲージから出した時の経験も、猫にとって大きなトラウマになっている可能性があります。夜泣きや攻撃行動は、恐怖や不安、ストレスの表れと考えられます。

1.恐怖と不安:安全な空間の確保

ゲージ内での生活に慣れていない、あるいは過去の経験から人間を危険な存在と認識している可能性があります。ゲージは安全な隠れ家として機能している一方、猫自身の意思とは関係なく閉じ込められているというストレスも抱えていると考えられます。

2.ストレス:適切な刺激と休息の提供

ゲージの中で過ごす時間が長く、十分な運動や遊びの機会がないことも、ストレスの原因となります。また、兄弟猫との関係性も影響しているかもしれません。常に一緒にいることで、競争やストレスを感じている可能性もあります。

3.コミュニケーション不足:信頼関係の構築

猫は、人間とのコミュニケーションに時間がかかります。急に近づいたり、触ろうとしたりすると、猫は恐怖を感じ、防衛反応として攻撃行動に出ます。信頼関係を築くには、猫のペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて接することが重要です。

具体的な解決策:段階的なアプローチで安心感を与える

猫の夜泣きと攻撃行動を改善するためには、段階的なアプローチが必要です。焦らず、猫の反応を見ながら、ゆっくりと進めていきましょう。

1.安全で快適なゲージ環境の整備

* ゲージの場所:人の活動が少ない静かな場所にゲージを設置しましょう。
* 隠れ家:猫が落ち着ける隠れ家となるハウスや、十分な量の柔らかい布などをゲージ内に設置します。
* 清潔さ:ゲージ内は常に清潔に保ち、トイレもこまめに掃除しましょう。
* 温度と湿度:快適な温度と湿度を保つように心がけましょう。
* 刺激の軽減:ゲージの周囲に騒音や強い光などが届かないように工夫しましょう。

2.信頼関係の構築:ゆっくりと距離を縮める

* 声かけ:優しく穏やかな声で、猫に話しかけましょう。名前を呼んで、存在を認識させます。
* 間接的な接触:猫が警戒していない時に、ゲージのそばで静かに過ごしましょう。猫があなたを認識し、安心感を覚えるまで、無理に近づかないことが重要です。
* おやつ:お気に入りのフードやおやつを、ゲージの入り口付近に置いて、徐々に距離を縮めていきましょう。
* 視覚的な刺激:猫がリラックスしている様子を観察し、その時にゆっくりと手を近づけ、匂いを嗅がせてみましょう。
* 触れ合い:猫が落ち着いてきたら、優しく頭を撫でたり、顎の下を軽く撫でたりしてみましょう。嫌がったらすぐにやめましょう。

3.適切な遊びと運動:ストレス軽減と健康維持

* 適度な運動:ゲージの中で遊べるおもちゃ(羽根つきの棒など)を与えましょう。
* 狩猟本能を刺激するおもちゃ:猫が本能的に追いかけるおもちゃを使うことで、運動不足を解消し、ストレス軽減に繋がります。
* 遊びの時間:毎日決まった時間に、15~20分程度の遊びの時間を設けましょう。
* 休息:十分な睡眠時間と休息の時間を確保しましょう。

4.獣医師への相談:健康状態の確認と専門的なアドバイス

猫の夜泣きや攻撃行動が改善しない場合は、獣医師に相談しましょう。健康上の問題や、他の原因が隠れている可能性があります。性別や健康状態の確認、適切な治療法についてもアドバイスをもらえます。

専門家の視点:動物行動学者のアドバイス

動物行動学者によると、野良猫出身の猫は、人間への警戒心が非常に強く、信頼関係を築くには、時間と忍耐が必要です。猫が安全だと感じる環境を作り、猫のペースに合わせてゆっくりと接することが重要です。無理強いは逆効果になり、猫の恐怖心を増幅させる可能性があります。

まとめ:継続的な努力と愛情で猫との絆を育む

猫の夜泣きや攻撃行動は、一朝一夕で解決できる問題ではありません。継続的な努力と、猫への深い愛情が不可欠です。猫のサインをよく観察し、猫のペースに合わせて接することで、少しずつ信頼関係を築き、安心して暮らせる環境を作っていきましょう。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫との絆を育んでください。睡眠薬に頼る前に、獣医の診察と専門家のアドバイスを受けることを強くお勧めします。

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