猫の多頭飼成功への道標:新入り猫と先住猫のストレス軽減と円満同居

猫の多頭飼について助言お願いします! 支離滅裂な長文です。 先日知り合いの方から「猫ちゃんいりませんか?」とメールが来ました。 事情をきくと引越しが決まり、さらに体を崩してしまいこれ以上飼うことができないと。 うちには先住猫がいて少し厳しいと伝えたのですが、先方も切羽詰った状態で助けてほしいと言われ、家族と相談し引き取ることにしました。 しかしうちに来て二日、鳴きっぱなし・ご飯と水を少ししか食べない、食べたと思ったら全部吐く。といった感じです。 ゲージ(手作り)が小さく窮屈そうで、とても出たがる。 出してあげると隔離してる部屋からも出ようとし、先住猫が怯え、威嚇して逃げる。 なんだか二匹とも可哀想になってきて、でも初めての多頭飼でどうしたらいいのか分からず、こちらで質問させていただきました。 なんとか二匹とも飼い続けたいので知恵を頂ければ幸いです。 先住猫→1歳4ヶ月の黒猫♂去勢済。 生まれてすぐの頃に保護され、生後一ヶ月のとき譲り受けました。 完全室内飼い、猫との面識なし。 臆病で大人しく、常に私のそばにいます。 新入り猫→5歳くらいのスコティッシュフォールド♂去勢済。 完全室内飼い、かなり人懐っこい(二日目にして私にお腹をみせるくらい)けど、抱っこは苦手。 以前の家ではゲージに入れたこと無し。

猫の多頭飼におけるストレスと解決策

新入り猫と先住猫、双方のストレスを軽減し、円満な多頭飼を実現するためには、段階的なアプローチが重要です。 新入り猫の吐き気や食欲不振、鳴き声、先住猫の怯えや威嚇は、環境の変化と猫同士の緊張関係が原因と考えられます。

1. 適切な環境づくり:広々とした空間と安全な隠れ家

ゲージの改善は最優先事項です。 手作りゲージではサイズが小さく、窮屈だった可能性が高いです。 猫が自由に動き回れる広さ、そして落ち着いて休める隠れ家となる場所を確保しましょう。 猫用ケージは、複数段のタイプや、広々としたスペースを確保できる大型ケージを選ぶことをおすすめします。 隠れ家としては、猫用ベッド、段ボールハウス、キャットツリーなどが有効です。 特に新入り猫は、新しい環境に不安を感じているため、安全な隠れ家を用意することが重要です。

2. スローな紹介:フェロモンと匂いの共有

いきなり猫同士を対面させるのではなく、徐々に慣れさせることが大切です。

  • 匂いの共有: 新入り猫と先住猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、事前に相手の存在を認識させましょう。 数日間かけて徐々に匂いを共有することで、直接対面した際の警戒心を軽減できます。
  • 視覚的な紹介: ゲージ越しに、お互いをゆっくりと見せることから始めます。 最初は距離を離し、徐々に近づけていきます。 お互いに威嚇し合ったり、過度に興奮する様子が見られたら、すぐに距離を離しましょう。
  • フェロモン製品の活用: 猫用フェロモン製品(Feliwayなど)は、猫の安心感を高める効果があります。 スプレータイプやディフューザータイプがあり、環境にスプレーしたり、コンセントに挿して使用します。 特に、新入り猫が落ち着けるように、その周辺に使用する事が効果的です。

3. 食欲不振と嘔吐への対応

新入り猫の食欲不振と嘔吐は、ストレスが原因である可能性が高いです。

  • 少量ずつ、こまめに給餌: 一度に多くの量を与えるのではなく、少量ずつ、こまめに給餌することで、消化不良による嘔吐を防ぎます。 猫が好むウェットフードや、消化の良いフードを試してみるのも良いでしょう。
  • 新鮮な水を常に用意: 脱水症状を防ぐため、常に新鮮な水を用意しましょう。 猫用ウォーターファウンテンを使用すると、水を飲む頻度が増える可能性があります。
  • 獣医への相談: 症状が改善しない場合は、獣医に相談しましょう。 病気の可能性も考えられます。

4. 先住猫への配慮:安心できる空間の確保

先住猫は、新入り猫の到来によって、自分のテリトリーが脅かされていると感じている可能性があります。

  • 安全な隠れ家: 先住猫が安心して休める場所を確保しましょう。 高い場所や、狭い空間を好む猫もいますので、キャットツリーや猫用ハウスなどを用意し、新入り猫から離れた場所に設置しましょう。
  • 個別のトイレと餌場: 猫同士のトラブルを防ぐため、トイレと餌場はそれぞれ別々に設置しましょう。 特にトイレは、猫の数だけ用意するのが理想です。
  • 先住猫への特別な愛情表現: 普段以上に、先住猫への愛情表現を心がけましょう。 ブラッシングや、お気に入りのオヤツを与えることで、安心感を高めることができます。

5. 専門家のアドバイス:猫行動学者の活用

多頭飼がうまくいかない場合は、猫行動学者に相談することも有効です。 専門家のアドバイスを受けることで、猫の行動を理解し、適切な対応策を立てることができます。 猫行動学者は、猫の行動パターンを分析し、問題解決のための具体的な方法を提案してくれます。

インテリアとの調和:多頭飼に適した空間デザイン

多頭飼では、猫が快適に過ごせる空間づくりが重要です。 インテリアデザインにおいても、猫の行動を考慮した工夫が必要です。

グレーインテリアと猫との調和

今回のケースでは、グレーを基調としたインテリアが、猫たちの落ち着きを促す効果が期待できます。グレーは、落ち着きと安らぎを与え、猫のストレスを軽減する効果があると言われています。 また、グレーの壁や家具は、猫の毛が目立ちにくいため、清潔感を保ちやすいというメリットもあります。

  • グレーの壁: 落ち着いた雰囲気を作り出し、猫のストレスを軽減します。
  • グレーの家具: 猫の毛が目立ちにくく、清潔感を保ちやすいです。
  • グレーのカーペット: 保温性があり、猫が快適に過ごせます。

グレーのインテリアに、猫のためのアイテム(猫用ベッド、キャットツリー、爪とぎなど)を配置することで、猫が安全で快適に過ごせる空間を演出できます。 これらのアイテムの色は、グレーと調和する色(ベージュ、アイボリーなど)を選ぶと、統一感のある空間になります。

まとめ:忍耐と愛情で多頭飼を成功させよう

多頭飼は、時間と忍耐、そして愛情を必要とします。 猫同士の仲が良くなるまでには、数週間から数ヶ月かかることもあります。 焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫たちが快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。 そして、常に猫たちの様子を観察し、必要に応じて対応していくことが大切です。 今回のケースのように、最初はうまくいかないことや、ストレスを抱えることもありますが、諦めずに、猫たちと向き合っていきましょう。

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