猫の多頭飼いの成功とストレス軽減:3匹目の猫を迎えた際の注意点と解決策

猫の多頭飼いはほんとうにできますか。 急に3匹目の猫がやってきました。先住猫2匹は狂気のさた。一緒に暮らせるようになりますか。 知り合いから突然頼まれてロシアンブルーの♀2ヶ月を昨日夜連れてきました。ちょっと見に行くつもりだけだったのに夫、息子が気に入りそのまま持ち帰り。そこのお宅の一緒に生まれた3匹はすでにもらわれて最後の1匹だったのです。 先住猫は5歳のスコティッシュとチンチラのMIX姉妹猫で一緒にもらってきた子です。性格は穏やかで、おとなしい2匹が別人のように変貌し、フーシャ、グルルルと威嚇。取り合えず息子の部屋に隔離し、えさもトイレも置いてますが、やはり先住猫にはわかるようで、私たちにも威嚇、隠れて出てこない、普段毛玉の吐かない方の子まで吐く始末。とにかく先住猫の様子が怖いくらい変貌して、悲しくて仕方ありません。先住猫は子猫の時からずっと室内放し飼いです。 すぐにゲージを注文し明日には届くのですが、いつまでもこんな状態なら元の飼い主さんに返したほうがいいでしょうか。 先方は構わないとおっしゃってますが、息子と夫は大反対。私は先週から首と喉の病気で、しばらく病院通いでストレスがいちばんよくないそうなんです。 どのくらいの期間で落ち着くのでしょうか。それともずっと?その目安は?どうするのがいいんでしょうか。 どなたか教えてください。お願いします。

猫の多頭飼いの現実とストレス:急な環境変化への対応

突然3匹目の猫を迎えることになり、先住猫たちの激しい反応に戸惑っているとのこと、大変お辛い状況ですね。 5歳と若い猫同士の多頭飼いは、特に急な導入ではストレスが大きくなり、先住猫が攻撃的になることは珍しくありません。 大切なのは、先住猫と新入り猫、そしてご家族のストレスを軽減するための適切な対応です。 まずは落ち着いて、段階的な導入を進めていきましょう。

猫同士の出会い:ゆっくりとした時間と空間の工夫

急な同居は避けるべきです。 ゲージが届くのは良い判断です。 新入り猫を息子の部屋に隔離しているのは正解ですが、いきなり完全な同居はせず、フェロモン製品などを活用しながら、段階的に距離を縮めていきましょう。

  • 視覚的な接触:最初はゲージ越しに、お互いの存在を認識させることから始めます。 数日間は、距離を保ちながら、匂いを嗅ぎ合わせる程度に留めましょう。 この段階で、過度な威嚇が見られる場合は、さらに距離を離すか、視界を遮る工夫が必要です。
  • 嗅覚的な接触:猫同士の匂いを交換させることで、お互いの存在に慣れてもらうことができます。 新入り猫のタオルやベッドなどを、先住猫のいる場所に置いて、匂いを共有させましょう。 逆に、先住猫の匂いのついたものを新入り猫のゲージ内に置くのも有効です。
  • 聴覚的な接触:最初はゲージ越しでも良いので、お互いの声を聞かせ合う時間を設けましょう。 穏やかな声で話しかけ、猫たちがリラックスできる雰囲気を作ることも大切です。
  • ゆっくりとした接近:数日~数週間かけて、徐々に距離を縮めていきます。 ゲージを開けた状態にして、新入り猫が自由に動き回れるようにする前に、先住猫が新入り猫の存在に慣れていくことが重要です。 この段階では、常に監視し、必要に応じて隔離する準備をしておきましょう。

環境整備:猫たちが快適に過ごせる空間づくり

多頭飼いの成功には、猫たちがストレスなく過ごせる環境づくりが不可欠です。

  • 十分な資源の確保:トイレ、餌場、寝床などを、猫の数だけ用意しましょう。 場所を分散することで、資源をめぐる争いを減らすことができます。 特にトイレは、猫の数+1個が理想とされています。
  • 隠れ場所の確保:猫は、落ち着ける隠れ場所を必要とします。 猫タワー、キャットハウス、棚の上など、それぞれが自由に隠れることのできる場所を複数用意しましょう。 これは、特にストレスを感じている猫にとって非常に重要です。
  • 垂直空間の活用:猫は高い場所を好みます。 キャットウォークや猫棚などを設置することで、猫たちが自由に動き回り、縄張り意識を分散させることができます。
  • 安全な空間の確保:猫が落ち着いて過ごせる、安全な場所を確保しましょう。 これは、特に新入り猫にとって重要です。 ゲージだけでなく、猫が自由に逃げ込める隠れ家も用意しましょう。

専門家のアドバイス:獣医さんや動物行動学者の活用

状況が改善しない場合、獣医さんや動物行動学者に相談することをお勧めします。 獣医さんは、猫の健康状態をチェックし、必要に応じて薬物療法を提案してくれます。 動物行動学者は、猫の行動を分析し、具体的な解決策を提案してくれます。

ストレス軽減:飼い主さんの心構えと行動

飼い主さんのストレスも、猫たちに伝わります。 ご自身の健康を優先し、無理をせずに、ゆっくりと猫たちと向き合ってください。

落ち着くまでの期間:目安と具体的な対応

猫同士の仲が良くなるまでの期間は、猫の性格や年齢、環境などによって大きく異なります。 数週間から数ヶ月かかる場合もありますし、残念ながらうまくいかないケースもあります。 数ヶ月様子を見て、改善が見られない場合は、専門家に相談しましょう。

  • 継続的な観察:猫たちの様子を注意深く観察し、変化を記録しましょう。 威嚇や攻撃行動の頻度、食事量、トイレの使用状況などを記録することで、改善状況を客観的に把握できます。
  • ポジティブな強化:猫たちが良い行動をとった際には、褒めてご褒美を与えましょう。 これは、猫たちが良い行動を繰り返すように促す効果があります。
  • ネガティブな強化を避ける:猫が攻撃的な行動をとった際に、叱ったり叩いたりするのは逆効果です。 猫は、叱られることでさらにストレスを感じ、攻撃的な行動を繰り返す可能性があります。

元の飼い主への返還:最終手段としての検討

元の飼い主さんに返すことは、最終手段として検討すべきです。 しかし、ご家族の意見も尊重し、慎重に判断する必要があります。 猫たちの状況、ご自身の健康状態、そしてご家族の意見を総合的に考慮し、最善の選択をしてください。 無理強いせず、専門家のアドバイスも参考にしながら、決定しましょう。

インテリアと猫の共存:快適な空間づくり

猫と快適に暮らすためには、インテリアにも工夫が必要です。 猫が安全に過ごせるスペースを確保し、爪とぎや遊び場などを設置することで、猫のストレスを軽減し、家具の破損を防ぐことができます。 グレーの落ち着いた色合いのインテリアは、猫の落ち着きを促す効果があると言われています。 例えば、グレーのソファやカーペットは、猫がリラックスして過ごせる空間を提供します。 また、猫が登ったり遊んだりできる猫用家具も、グレーの色合いで統一することで、お部屋全体の調和を保ちつつ、猫にとっても快適な空間を作ることができます。

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