猫の増加に悩む家庭での対策:家族とのコミュニケーションと環境整備

2年ぐらい前に我が家の物置として使っている小屋(ガレージのような形で居住している側には壁が無いもの)に猫が住み着きました。物置として使っていて相当ごちゃごちゃしていたので、猫にはうってつけの住みかだったみたいで、そこで子供を2匹生んでしまいました。親ねこは野良猫として今まで育ってきたので、人間に対して強い警戒心を持っているので、近づくとシャーと唸って直ぐに逃げるのですが、一匹の子猫はまったく警戒心が無く日数が経つにつれどんどん懐いてしまいました。その猫を結局飼うことになりました。私は猫を飼うことに断固反対でしたが、結局飼うことになってしまいました。(私の意見は正しいことでも受け入れられないことがよくある、ちなみに我が家は父、母、姉と私の4人家族)なぜ反対したかというと、私の家族は掃除・洗濯・整理整頓が全くできず、猫の世話をすることは不可能だと思ったから。10年以上前に犬を飼い始め、しつけや部屋の中でしてしまった排泄物の処理も適当で、さらにその数年後にまた犬を飼い始め、現在犬は二匹。(二匹目を飼うときも私は反対しました)なので家の中は荒れ放題。無駄吠えするし、排泄物や犬が何か食べ物を食い散らかし床に散乱。そんな状況なのに可愛いからという理由で子猫を飼い始め、猫は犬と違って高いところや狭いところ、簡単な引き戸程度なら器用に開けてしまうため、状況は更に悪化。私自身は汚い・臭いという状況は大嫌いなので(潔癖症ではなく一般的なレベルだと思います)現在私は自分がする必要の無い掃除を1日に1時間はしています。そんな中、飼っている猫が去勢手術をする時期になりました。が、動物の飼い方について何の知識も無い家族なので(私は小さいころの夢が獣医や、動物園の飼育係りだったので、マニアックな生き物以外なら大体の飼い方は知っている)誰も獣医に連れて行こうとはせず、私が連れて行こうとすると姉が激怒。理由は私が連れて行くことに不満があるというよく意味のわからない理由。結局私が予約していた獣医はキャンセルし、姉と父が別の獣医に後日連れて行くということでその場は納まりました。が、その後猫は盛りの時期になり家から出て行ってしまいそのまま帰って来なくなりました。(只今猫の家出から一ヶ月ほど経過)猫が住み着かないよう私が少しづつ小屋の中を片付けていたのですが、間に合いませんでした。現在、野良猫の子供がまた小屋の中で2匹生まれてしまい当然人間に対して警戒心が無く、私の姉がまた野良猫を飼いたいといい始めました。何とか阻止できる方法は無いでしょうか?姉への説得は聞く耳持たずで意味がありません。猫を追い出すために猫が嫌がる匂いのする猫避けグッズも何種類か試しましたが、効果なし。正直精神的に大分疲れています。

現状分析:猫の増加と家庭環境の問題点

ご家族の状況を拝見すると、複数のペットを飼育しながらも、適切な衛生管理や飼育環境が整っていないことが問題となっています。猫の増加は、小屋の環境と、それを放置する家庭環境が原因です。 猫の世話だけでなく、犬のしつけや衛生管理、そして家の掃除・整理整頓といった基本的な生活習慣の改善が不可欠です。 姉さんの猫への過剰な愛情と、他の家族の無関心が問題を複雑にしています。 あなたの精神的な負担も大きく、このままでは悪循環に陥る可能性が高いです。

解決策:段階的なアプローチで問題解決

この問題を解決するためには、複数の側面から段階的にアプローチする必要があります。

1. 物置小屋の改修と猫の排除

まず、猫が住み着かないように小屋の環境を変えることが最優先です。

  • 小屋の徹底的な清掃と整理整頓:不要なものをすべて処分し、猫が隠れ家として利用できないようにします。床や壁を掃除し、消毒しましょう。専門の業者に依頼するのも良いでしょう。
  • 侵入防止対策:小屋の入り口を完全に塞ぐ、または猫が入れないように金網などで覆うなど、物理的に猫が侵入できないようにします。隙間があれば、猫は驚くほど小さな隙間から入ってくるので注意が必要です。
  • 猫よけグッズの再検討:効果がなかった猫よけグッズを改めて見直し、より効果的な製品を選定しましょう。複数の製品を組み合わせて使用することも有効です。超音波式やセンサー式など、種類も豊富なので、状況に合わせて選んでください。専門のペットショップ店員に相談するのも良いでしょう。
  • TNR活動の検討:もし、近隣に野良猫が多い場合は、地域猫活動(TNR:Trap-Neuter-Return)の団体に相談してみましょう。捕獲・不妊手術・元の場所に戻すことで、猫の数をコントロールし、新たな出産を防ぐことができます。

2. 家庭環境の改善:家族への働きかけ

家族の協力を得ることが、問題解決の鍵となります。しかし、直接的な説得は難しいかもしれません。そのため、間接的なアプローチを検討しましょう。

  • 具体的な問題点を共有する:写真や動画などを用いて、現状の汚さや不衛生さを客観的に示すことで、家族に問題意識を持たせることが重要です。具体的な数字(例えば、掃除に費やしている時間、散らかった部屋の写真など)を用いることで、より効果的です。
  • 役割分担を明確にする:家事やペットの世話について、具体的な役割分担を決め、それぞれの責任を明確にします。家族会議を開き、話し合う場を設けることが重要です。誰かが負担を多く抱えていると、不満が溜まりやすくなります。
  • 専門家の力を借りる:家事代行サービスや整理収納アドバイザーなどを利用することで、家庭環境の改善をサポートしてもらうのも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、家族の意識改革を促すことも期待できます。
  • メリットを強調する:綺麗で清潔な環境を維持することで得られるメリット(健康、快適な生活、精神的な安定など)を具体的に説明することで、家族の協力を得やすくなります。例えば、「清潔な環境で暮らすことで、病気にかかるリスクが減る」など、健康面からのアプローチも効果的です。

3. 姉への対応:感情に訴えるのではなく、論理的に説明する

姉への説得は難しいかもしれませんが、感情的に反論するのではなく、論理的に説明することが大切です。

  • 猫の飼育の現実を伝える:猫の飼育にかかる費用(餌代、医療費、トイレ用品など)、時間、そして責任について具体的に説明します。現状の家庭環境では、適切な飼育が難しいことを明確に伝えましょう。
  • 動物愛護の観点から説明する:野良猫を増やすことは、猫自身の幸せのためにならないことを説明します。過剰な繁殖は、猫の寿命を縮め、病気のリスクを高めることを伝えましょう。
  • あなたの負担を訴える:あなたが現状の状況でどれだけの負担を抱えているのかを具体的に伝え、家族の協力を求めます。精神的な負担や、掃除に費やす時間などを明確に示すことで、理解を得やすくなります。

専門家の意見:獣医、動物行動学者

獣医や動物行動学者に相談することで、より専門的なアドバイスを得ることができます。特に、猫の行動や健康に関する問題については、専門家の意見を参考にすることが重要です。

まとめ:継続的な努力と家族の協力が不可欠

猫の増加問題の解決には、継続的な努力と家族全員の協力が不可欠です。段階的に問題に取り組み、家族とのコミュニケーションを密にすることで、より良い解決策が見つかるはずです。 諦めずに、一歩ずつ改善を進めていきましょう。

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