猫の嘔吐:原因と対処法|初めての嘔吐で心配なあなたへ

三歳オス猫、去勢済みが嘔吐しました。食後一時間程経過してから急に部屋のすみの方へ行き、こくこくと何度か痙攣するような仕草をしていたので、何事かと見に行くと吐いていました。食べたものがほぼ原型のまま出て来ており、異臭がするでもなく、血が混じっている様子もありません。毛玉のようなものが混じっていることもなさそうでした。私が見に行くと吐くのをやめ、別の場所に移動して、そこで少し吐きそうな仕草をしましたが、口の中に残っていたらしき嘔吐物をほんの少量吐き出すと、その後はなにもなかったかのように喉を鳴らし甘えて来たり、器に残っていたご飯を食べたり水を飲んだり、部屋の中をうろうろしています。甘えて来たタイミングでお腹や背中をさわってみたりしましたが、嫌がったり痛がったりというそぶりもありませんでした。猫の食事前に掃除したトイレを思い返しても、便や尿にいつもと違ったところはなかったように思います。猫はよく吐くと聞いたことはあるのですが、一緒に暮らし始めて二年半で初めて嘔吐しました。今これから救急病院に連れて行く程ではないような気もしますが、明日は仕事で、昼間病院に連れて行ってやる時間もないかもしれません。。このまましばらく様子を見ていても大丈夫でしょうか?同じような経験をされたことがある方がいらっしゃいましたら、何かアドバイスを頂けたらと思います。宜しくお願いします。

猫の嘔吐:原因を特定し、適切な対処を

猫が嘔吐する原因は様々です。今回のケースのように、食べたものがほぼ原型で出てきており、血や異臭がなく、猫の様子も落ち着いている場合は、軽度の嘔吐である可能性が高いです。しかし、安心しきらず、原因を特定し、適切な対処をすることが大切です。

考えられる原因

* 食べ過ぎ:猫が一度に大量に食べてしまった場合、消化不良を起こして嘔吐することがあります。特に、普段とは異なる高カロリーなフードや、新しいフードを与えた直後などに起こりやすいです。
* 消化不良:猫の消化器系はデリケートです。油っこいものや、消化しにくいものを食べた場合、消化不良を起こして嘔吐することがあります。
* ストレス:環境の変化や、家族構成の変化、新しいペットの導入など、ストレスを感じている場合も嘔吐の原因となります。
* 異物摂取:猫が誤って糸やビニールなどを食べてしまった場合、嘔吐によって異物を排出することがあります。今回のケースでは可能性は低いですが、念のため確認が必要です。
* ウイルス感染:猫風邪などのウイルス感染によって、嘔吐や下痢などの症状が現れることがあります。

嘔吐後の猫の様子を観察する

嘔吐後、猫の様子を注意深く観察することが重要です。以下の点をチェックしましょう。

  • 嘔吐物の量と状態:量、色、臭い、血の混入などを確認します。
  • 食欲:嘔吐後も食欲があるか、水を飲むかを確認します。
  • 元気さ:普段と比べて元気がない、ぐったりしている、などの様子がないかを確認します。
  • 排泄:便や尿に異常がないかを確認します。
  • 体温:通常より体温が高い、低いなどの異常がないかを確認します。

もし、嘔吐が繰り返される、脱水症状(口の渇き、粘膜の乾燥など)、元気がない、食欲不振、下痢などの症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

具体的なアドバイス

今回のケースでは、嘔吐後も猫が元気で食欲があり、他の症状が見られないことから、軽度の嘔吐である可能性が高いです。しかし、念のため以下の点を注意しましょう。

1. 食事の管理

* 少量ずつ与える:一度に大量に食べさせないよう、少量ずつ何回かに分けて与えましょう。
* 消化の良いフードを選ぶ:消化不良を防ぐため、消化の良いフードを選びましょう。子猫用フードや、消化器サポート用のフードなども選択肢になります。
* 新しいフードは徐々に切り替える:新しいフードを与える際は、徐々に古いフードと混ぜて与え、猫の消化器系に負担をかけないようにしましょう。
* 水分補給:脱水症状を防ぐため、こまめに水を飲ませてあげましょう。

2. ストレス軽減

* 環境を整える:猫が落ち着いて過ごせる空間を確保しましょう。安全で、隠れられる場所があると安心します。
* 猫とのコミュニケーション:猫と十分にコミュニケーションを取り、安心感を与えましょう。優しく撫でたり、声をかけたりすることで、ストレスを軽減することができます。

3. 定期的な健康チェック

猫の健康状態を把握するために、定期的に動物病院で健康診断を受けましょう。早期発見・早期治療につながります。

専門家の視点

動物病院の獣医師は、猫の嘔吐の原因を特定し、適切な治療を行うことができます。嘔吐が続く場合、または他の症状が見られる場合は、迷わず動物病院を受診しましょう。獣医師は、猫の年齢、性別、健康状態、嘔吐物の状態などを詳しく調べ、原因を特定し、適切な治療法を提案します。

インテリアとの関連性:猫が落ち着ける空間づくり

猫が安心して過ごせる空間づくりは、インテリアにも大きく関わってきます。落ち着ける空間は、ストレス軽減に繋がり、嘔吐の予防にも繋がります。

猫が落ち着けるインテリアのポイント

* 猫専用のスペース:猫が自由に過ごせる、隠れ家のようなスペースを確保しましょう。キャットタワーや、猫ハウスなどがおすすめです。
* 安全な素材:猫が口にしても安全な素材の家具やインテリアを選びましょう。
* 自然素材:自然素材を使った家具やインテリアは、猫にとってリラックス効果があります。
* 落ち着いた色合いのインテリア:刺激の少ない、落ち着いた色合いのインテリアは、猫のストレス軽減に繋がります。ベージュやアイボリーなどの淡い色はおすすめです。

今回のケースのように、一度の嘔吐で特に異常がない場合は、様子を見るのも良いでしょう。しかし、嘔吐が続く場合や、他の症状が見られる場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)