猫の去勢手術後の後遺症?下半身の弱り、嘔吐、体温調節障害への対処法

うちの猫が去勢手術をしてから下半身が弱くなったり、吐いたりします。去勢手術後から下半身が踏ん張りがきかない、斜めに歩く、食べたものを吐く、階段など転げ落ちてくる、暖かい所にいると、暑くなってもそこにずっといるので、ふらふらになって帰ってくる。これは人間でもお年寄りがクーラーの無い部屋で暑いのにきずかず暑さで死んでいた、と同じ症状で体温調節もあまり出来ていない状態等、身体的な障害が出ています。手術した動物病院の委員長にいったら、怒ったけど、でも術後、結果このような状態です。なんのために去勢したのか考えれば考えるほど悲しくなります。こういう症状が出る度に、病院に連れて行って、注射をうったり、薬を飲んだり、毎回続いている状態です。病気になるために病院にいっているような気がします。自律神経が調整できてないと、先生は毎度行くたびに言われます。どなたか根本的によくなる方法ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。去勢をして体の循環を狂わせているのは分かっているのですがどなたかご存知のかた教えてください。

猫の去勢手術後の症状:具体的な問題点と原因の考察

ご愛猫の症状、大変心配ですね。去勢手術後のこのような症状は、必ずしも手術が直接的な原因とは限りませんが、手術によるストレスや、術後のケア不足、あるいは手術とは別の疾患の可能性も考えられます。 具体的な症状を整理し、考えられる原因を探っていきましょう。

  • 下半身の弱り(踏ん張りがきかない、斜めに歩く): 後肢の筋力低下、神経障害、関節炎などが考えられます。手術による麻酔の影響や、術後の安静不足、加齢による筋力低下なども原因として考えられます。
  • 嘔吐: 胃腸の炎症、消化不良、ストレス、内臓疾患などが考えられます。手術後の麻酔や痛み止めによる胃腸への負担、食事内容、ストレスなども原因となる可能性があります。
  • 体温調節障害: 自律神経の乱れが疑われます。手術によるストレス、痛み、ホルモンバランスの変化などが原因として考えられます。高齢猫の場合、加齢による体温調節機能の低下も影響している可能性があります。
  • 転倒: 上記の下半身の弱りや、平衡感覚の低下が原因と考えられます。加齢や内耳疾患なども可能性としてあります。

獣医への相談と精密検査の重要性

現状では、ご自身で原因を特定することは困難です。まずはかかりつけの獣医、もしくはセカンドオピニオンとして別の動物病院に相談することが非常に重要です。 手術を行った病院の獣医師とのコミュニケーションが難しいとのことですが、ご愛猫の状態を正確に伝え、検査を依頼しましょう。

  • 血液検査: 内臓疾患、感染症、貧血などを確認します。
  • 尿検査: 腎臓や膀胱の疾患を調べます。
  • レントゲン検査: 骨や関節の異常、腫瘍などを確認します。
  • 神経学的検査: 神経系の異常を調べます。

これらの検査結果をもとに、獣医師が適切な診断を行い、治療方針を決定します。 「自律神経の乱れ」という診断は、原因ではなく結果であることが多いです。 根本的な原因を突き止めるために、精密検査が不可欠です。

具体的な改善策とご自宅でのケア

獣医師の診断と治療方針に基づいて、具体的な改善策を講じることが重要です。 しかし、獣医師の指示を待つ間も、ご自宅でできるケアがあります。

1. 快適な環境づくり

  • 滑りにくい床材: 猫が転倒しにくいよう、滑りにくいマットなどを敷きましょう。カーペットやタイルの上は滑りやすいので注意が必要です。
  • 段差の解消: 階段の上り下りや、高い場所へのジャンプは避けるように工夫しましょう。スロープを設置するなど、段差を解消する工夫が必要です。
  • 暖かく、安全な寝床: 寒さや暑さから猫を守り、安全に過ごせる寝床を用意しましょう。猫が落ち着ける場所を確保することが重要です。
  • ストレス軽減: 猫がリラックスできる環境を作るために、静かな場所を確保し、必要以上に触らないようにしましょう。フェロモン製品なども有効です。

2. 食事と水分補給

  • 消化の良い食事: 嘔吐が続く場合は、消化の良いフードに切り替えることを獣医師に相談しましょう。少量ずつ、こまめに与えることが重要です。
  • 水分補給: 脱水症状を防ぐために、常に新鮮な水を用意しましょう。水分摂取が少ない場合は、獣医師に相談し、点滴などの処置が必要となる場合があります。

3. リハビリテーション

獣医師の指示があれば、物理療法やリハビリテーションを行うことで、筋力低下や関節の可動域の改善を図ることができます。

4. サプリメント

関節の健康をサポートするサプリメント(グルコサミン、コンドロイチンなど)を獣医師に相談の上、検討することもできます。ただし、自己判断での使用は避け、必ず獣医師の指示に従ってください。

専門家の視点:動物行動学と獣医の連携

猫の行動異常は、身体的な問題だけでなく、精神的なストレスも大きく影響します。 獣医だけでなく、動物行動学の専門家にも相談することで、より包括的なアプローチが可能になります。 行動療法を取り入れることで、猫のストレスを軽減し、症状の改善に繋がる可能性があります。

まとめ:継続的なケアと獣医との連携が重要

ご愛猫の症状改善のためには、獣医師との継続的な連携が不可欠です。 精密検査を行い、原因を特定し、適切な治療とケアを行うことで、症状の改善が期待できます。 ご自宅でのケアと併せて、獣医師の指示をしっかりと守り、根気強く対応しましょう。 ご愛猫が健康を取り戻せるよう、心から応援しています。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)