猫の全身痙攣と腎不全:原因と対処法、そして未来への備え

突然、全身が痙攣しました。18歳の猫で、現在腎不全の治療中です。3ヶ月前は、BUN50、CRE5.0と高めの数字でしたが、1日おき125CCの自宅輸液を行うようになってから数値が落ち着き、2ヶ月前は、BUN35、CRE2.5でした。昨夜もいつも通り輸液をしたのですが、輸液後は軽く食事をして、いつも通りぐったりと寝ました。輸液から1時間ほどした頃、突然痙攣し始めました。抱きかかえようとしましたが、痙攣が急に大きくなり、ベッドから1m位下の床に落ちました。白目を向いたまま意識はありません。夜間病院に電話をしたところ、2回目の発作が起きないようであれば、翌日病院に行った方が良いと言われましたが、一体原因は何なのでしょうか?全身痙攣なんて全く初めての事であり、気が動転しています。昨夜から徹夜で猫の様子を見ていますが、食欲もあり今はケロッとしていますが、動物は死ぬ前に一時的に元気になるというので、死の兆候でしょうか?同じような経験をされた方、アドバイスをお願いします。補足回答ありがとうございます。参考になります。病院での結果は、BUN45、CRE2.6、肝臓の数値、脳の障害を見るCPKいずれもほぼ正常値でした。結局原因不明で、経過観察との事です。みなさんも言われてる通り、痙攣が起きた場合は落下などによる二次災害を防止する事と、再度病院に来る事を言われました。ただ、大学でMRIをやったところで、高齢の手術は不可能らしいです。後は、運命に任せるしかないようです。

猫の全身痙攣:考えられる原因と緊急時の対応

18歳という高齢で腎不全を抱える猫さんの突然の全身痙攣、大変なご心配だったことと思います。ご報告いただいた病院での検査結果(BUN、CRE、肝臓数値、CPK)がほぼ正常値であったとのこと、原因特定が難しい状況であることは想像に難くありません。

痙攣の原因は多岐に渡ります。高齢猫の場合、特に考えられるのは以下の通りです。

考えられる原因

* **高血圧:** 腎不全は高血圧を招くことがあり、脳血管の異常を引き起こす可能性があります。
* **低血糖:** 食事の摂取量や血糖値の変動が痙攣を引き起こす場合があります。特に腎不全の猫は食欲不振になりがちです。
* **電解質異常:** 腎不全は電解質バランスの乱れを引き起こしやすく、痙攣の一因となります。
* **脳血管疾患:** 脳梗塞や脳出血など、脳の血管に問題が生じることで痙攣が起こる可能性があります。
* **神経系の病気:** 高齢猫では、加齢による神経系の変性も考えられます。
* **中毒:** 誤って何か有害なものを摂取した可能性も、完全に否定できません。
* **痛み:** 慢性的な痛みや、腎不全に関連する痛みも、痙攣を引き起こす可能性があります。

緊急時の対応

痙攣発作中は、猫さんを安全な場所に移動させ、ケガをしないように注意することが最優先です。周囲の危険物を避け、猫さんが落ち着くまで優しく見守ることが大切です。

絶対にやってはいけないこと:痙攣中に無理やり体を抑えつけたり、口に何かを入れようとしたりしないことです。これにより、猫さんがさらにパニックになったり、ケガをしたりする可能性があります。

痙攣が収まった後も、様子を注意深く観察し、再度痙攣を起こしたり、呼吸困難や意識障害などの症状が現れたりした場合には、すぐに獣医に連絡してください。

腎不全と高齢猫のケア:日々の生活と予防

腎不全の治療は長期に渡るため、日々のケアが非常に重要です。

腎不全の猫の食事

* 低リン、低タンパク質の食事:腎臓への負担を軽減するために、リンとタンパク質の含有量が低い療法食を選択することが重要です。獣医の指示に従って、適切な食事を与えましょう。
* 水分補給:腎不全は脱水を招きやすいので、常に新鮮な水を用意し、水分摂取を促しましょう。
* 少量多回食:一度に多くの量を食べさせるよりも、少量を何回かに分けて与える方が、消化器官への負担を軽減できます。

自宅輸液の注意点

自宅輸液は、腎不全の猫の治療に有効な手段ですが、適切な方法で行う必要があります。

* 輸液液の種類と量:獣医の指示を厳守し、適切な輸液液を指定された量だけ使用しましょう。
* 輸液方法:輸液の技術を習得し、感染症予防にも十分に注意しましょう。
* 定期的な血液検査:輸液の効果や腎臓の状態を把握するために、定期的な血液検査が不可欠です。

高齢猫の生活環境

* 安全な環境:転倒やケガを防ぐために、滑りにくい床材を使用したり、段差をなくしたりするなど、安全な生活環境を整えましょう。
* ストレス軽減:猫がリラックスできる空間を確保し、ストレスを軽減する工夫をしましょう。
* 定期的な健康診断:高齢猫は、病気の早期発見・早期治療のために、定期的な健康診断が重要です。

専門家の意見と今後の展望

残念ながら、今回の痙攣の原因が特定できなかったとのことですが、高齢猫で腎不全を抱えていることを考えると、様々な要因が重なって発作が起きた可能性があります。MRI検査が不可能とのことですが、今後の経過観察の中で、新たな症状が出現した場合には、獣医と相談しながら、適切な対応を検討していく必要があります。

獣医との継続的な連携が、猫さんの健康維持に不可欠です。定期的な検査と相談を通じて、猫さんの状態を把握し、必要に応じて治療方針を見直していくことが重要です。

まとめ:愛猫との時間を大切に

今回の経験は、飼い主様にとって大きなショックだったと思います。しかし、猫さんは現在食欲もあり、元気な様子とのこと。これは、良い兆候です。

今後、痙攣が再発しないことを祈りつつ、日々のケアを丁寧に行い、愛猫との時間を大切に過ごしましょう。 獣医との連携を密にし、猫さんの状態を常にモニタリングすることで、少しでも長く、幸せな時間を過ごせるようサポートしていきましょう。 今回の経験を活かし、安全な環境づくりと、早期発見・早期治療に繋がる予防策を心がけてください。

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