猫の兄弟と暮らす:人慣れへの道のり、そして安心できるインテリアづくり

猫の人慣れ訓練の仕方を教えてください。里親募集から二匹の成猫兄弟を譲渡して頂き、二週間が経ちます。少しずつ自分たちのいる環境を把握しだし、24時間フリーにしているため好きな場所で寝たり夜中駆け回ったりしているようです。しかし、昼間は押入れの隙間などに身をひそめ出てきません。どうにかしてわたしたちに慣れてもらおうとエサで釣っても未だにフーシャーの繰り返しです。わたしたちに遭遇しようものならすごい勢いで逃げていきます。今日はカツオのおやつで釣ってみました。が、右ストレートで一撃され撃沈でした。このまま慣れてくれないと病院にも連れて行けないし、シャンプーも爪切りも出来ません。ゴロニャンになれとは言いません、せめてわたしたちがいる場所でもくつろいでくれるくらいになってほしい、触るくらいなんてことないくらいになってほしいと思っています。もし怪我や体調不良の時のことを考えて、一時的だっこくらいは・・・。人慣れの訓練ですが、ゲージに入れてしまったほうが良いのでしょうか。あるサイトで見た野良猫の人慣れ訓練は、一匹ずつゲージに入れお互いの姿が見えない声も聞こえない状態にして、人間の生活を毎日見せ慣れさせるとありました。兄弟猫はお互い結束し人間を寄せ付けないので、離して生活してもらうほうがいいと。このやり方をしたほうがいいのか悩んでいます。兄弟猫ですが、今まで狭い部屋で何十匹もの猫と一緒に生活し、ほったらかされていたようです。どんな扱いを受けていたんだろうというくらい人間嫌いのようです。人への甘え方も知らないし、遊び方も知らない、小さい時に拾われてから3年ほどそのような生活だったと聞いています。このままフリーにしたままだと、わたしたちには一生慣れないのではないかと心配しています。せっかく縁あり家族になれたのに、始終緊張したままの生活をさせていると思うとうちに連れてきたのは失敗だったのではと毎日凹んでいます。まだ二週間ですが、いつまでもこのままのような恐怖を感じています。経験などございましたら助言をお願いいたします。補足皆様ご回答ありがとうございます。兄弟猫の以前の生活は四畳半の部屋に30匹ほどの大量の猫が放し飼い、ぎゅうぎゅう詰めだったため運動も出来ずにいた状態で、人との触れ合いは多分皆無だったと思います。保護主様からはそのような環境だったため広々とした部屋で走り回れるような環境をと切実にお願いされ今のフリー状態です。ゲージに入れるとなると捕まえなくてはならず、その場合更に嫌われないかと怖々躇しております。

猫の兄弟との生活:ゆっくりと信頼関係を築く

二週間で猫が人間に懐くことを期待するのは、少し早計かもしれません。特に、劣悪な環境で育った猫は、人間への警戒心が非常に強いでしょう。 30匹もの猫と狭い空間で暮らしていたという過去を考えると、猫たちは安全な隠れ家を求めて、押入れなどに隠れているのは自然な反応です。 大切なのは、焦らず、猫たちのペースに合わせて、信頼関係を築いていくことです。

人慣れのための具体的なステップ

1. 安全な空間の確保:猫たちが安心して過ごせる場所を確保することが最優先です。隠れ家となる場所(猫用ベッド、段ボールハウスなど)を用意し、無理に近づいたり、触ろうとしたりしないようにしましょう。 隠れ家には、猫が落ち着けるように、柔らかい布やタオルなどを敷いてあげましょう。

2. 距離を保ったコミュニケーション:猫に近づきすぎず、一定の距離を保ちながら、穏やかな声で話しかけましょう。 猫があなたの方を向いたり、視線を合わせたりしたら、それは良いサインです。 その時は、ゆっくりと手を差し伸べて、猫が自ら近づいてくるのを待ちましょう。 無理強いは禁物です。

3. 美味しいおやつで誘導:カツオがダメだったとのことですが、猫が好むおやつ(チュールなど)を、猫が隠れている場所の近くに置いてみましょう。 最初は遠くから、徐々に距離を縮めていきましょう。 猫が自らおやつを食べに来るまで、辛抱強く待ちましょう。

4. 環境エンリッチメント:猫が自由に動き回れる空間を確保し、様々な遊び道具を用意しましょう。 猫が安全に探索できる環境を作ることで、ストレスを軽減し、人への警戒心を和らげることができます。 猫タワー、キャットウォーク、爪とぎなど、猫が楽しめるアイテムを配置しましょう。 垂直方向のスペースも活用することで、猫はより安全に感じることができます。

5. 視覚的な刺激の軽減:猫は、急に動くものや大きな音に驚いてしまうことがあります。 テレビやラジオの音量を下げたり、カーテンを閉めて光を調整したりすることで、猫のストレスを軽減することができます。

6. 匂いへの配慮:猫は嗅覚が非常に発達しています。 あなたの匂いに慣れてもらうために、あなたの着古した服を猫の隠れ家の近くに置いておくのも良い方法です。

7. 時間をかける:人慣れには、数週間、数ヶ月、場合によってはそれ以上の時間が必要となる場合があります。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、根気強く接することが重要です。

ゲージの使用について

質問にあるように、ゲージに入れる方法も考えられますが、猫たちの現状を考えると、今は避けた方が良いでしょう。 ゲージに入れることで、猫たちはさらに恐怖を感じ、人間への警戒心を強めてしまう可能性があります。 まずは、フリーの状態を維持し、猫たちが安心して過ごせる環境づくりに集中しましょう。 もし、どうしてもゲージが必要な状況(獣医への通院など)になった場合は、事前に猫がゲージに慣れておくためのトレーニングを始めることをお勧めします。 例えば、ゲージの中に、おやつや猫が好きなおもちゃを入れておくなどです。

インテリアと猫の共存

猫と快適に暮らすためには、インテリアにも工夫が必要です。

猫が安全に過ごせる空間づくり

* 高い場所の確保:猫は高い場所が大好きなので、猫タワーやキャットウォークを設置して、安全で快適な休息場所を提供しましょう。 これにより、猫は上から周囲を観察でき、安心感を高めることができます。
* 隠れ家の設置:猫が落ち着いて休める隠れ家となる場所を複数用意しましょう。 段ボール箱、猫用ベッド、キャットハウスなど、様々なタイプの隠れ家を用意することで、猫は気分に合わせて場所を選ぶことができます。
* 爪とぎの設置:猫が家具を傷つけないように、複数の爪とぎを用意しましょう。 壁に設置できるタイプの爪とぎや、猫が好む素材の爪とぎを選ぶと効果的です。
* 安全な素材の家具:猫が噛んだり引っ掻いたりしても大丈夫な素材の家具を選びましょう。 猫が誤って食べてしまっても安全な素材の家具を選ぶことも重要です。
* グレーのインテリア:今回、記事のテーマカラーとしてグレーを選定しました。グレーは落ち着いた雰囲気で、猫がリラックスできる空間を作りやすい色です。 グレーのソファやカーペット、カーテンなどを配置することで、リラックスできる空間を演出できます。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、猫の性格や過去の経験によって、人慣れにかかる時間は大きく異なります。 焦らず、猫の行動をよく観察し、猫の気持ちに寄り添うことが大切です。 必要に応じて、動物病院や動物行動学の専門家に相談することも検討しましょう。

まとめ

猫との信頼関係を築くには、時間と忍耐が必要です。 焦らず、猫のペースに合わせて、ゆっくりと関係を深めていきましょう。 安全な環境と、猫が楽しめる空間を提供することで、猫たちは徐々にあなたに慣れてくれるはずです。 そして、グレーを基調としたインテリアは、猫の落ち着きを促す効果も期待できます。

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