猫の仲たがいと多頭飼育の悩み:ストレス軽減と幸せな共存のための解決策

猫を手放すか迷っています。相談に乗ってください。。2ヶ月前手術した母猫と息子猫の仲が険悪です。殺し合いくらいのケンカをしてしまいます。息子は自分で扉を開けられないので、昼間は母猫を広めのリビングに閉じ込めておき、息子は家の中を徘徊しています。母猫は外に出たら息子猫に襲われるとわかっているので、絶対に出てきません。息子はワガママで甘えん坊、母猫は寂しがり屋です。この環境に慣れるまでは二匹ともストレスでハゲを作ったりしていました。寝るときは私の部屋でだいたい1日おきに寝ています。毎日抱っこしながら顔を合わせる機会を作っていましたが、下手をすると暴れて息子が襲いかかったりしないか心配です。完全に上下関係が出来てしまっています。先日母猫を姉のもとへ引き渡そうかと家族から提案がありました。もともとは母猫は姉の猫ですが、あまりにほったらかし(寂しがりの性格はこのせい)なので、私になついてそれからはずっと私の側にいます。病気も再発するかもしれないし新しい環境もストレスだろうし。。ずっと一緒に暮らしたいですが、今の情況をみると二匹とも可哀想に思ってしまいます。もう引き渡したほうが二匹とも安心して暮らせるんでしょうか。。(;_;)補足手術のあとカラーを付けていたのと病院やの消毒の臭い等で、息子は違う生き物に思ったか、怖かったんだと思います。前から短い時間でも病院に行ったあとは違うニオイのせいで威嚇したりとかはありました。なぜ??????わかってたら苦労しません。。。。。。。。。。。

猫同士のケンカとストレス:原因と解決策を探る

猫同士の激しいケンカは、多頭飼育における深刻な問題です。今回のケースでは、手術後の母猫と息子猫の間に強い緊張関係が生じていることが分かります。手術後の臭い、カラー、そしてもともと寂しがり屋で甘えん坊な息子猫の性格、母猫のほったらかしにされた過去など、様々な要因が複雑に絡み合っていると考えられます。

ケンカの原因を分析する

* 手術後の臭い:手術後の消毒液の臭いなど、息子猫にとって母猫が「異なる存在」に感じられた可能性があります。猫は嗅覚が非常に発達しているため、わずかな臭いの変化でも大きなストレスになります。
* テリトリー争い:母猫がリビングに閉じ込められている状況は、テリトリーを奪われたと母猫が感じ、ストレスの原因となっています。息子猫も、自由に動き回れる反面、母猫への不安やストレスを抱えている可能性があります。
* 性格の不一致:ワガママで甘えん坊な息子猫と寂しがり屋な母猫の性格の不一致も、ケンカの原因の一つです。お互いのニーズを満たすことが難しく、ストレスが蓄積されていると考えられます。
* 上下関係の確立:完全に上下関係ができてしまっている状態は、弱い方の猫(この場合は母猫)に大きなストレスを与えます。常に怯えている状態は、健康にも悪影響を与えます。

猫のストレス軽減のための具体的な対策

猫のストレスを軽減し、共存できる環境を作るためには、以下の対策が有効です。

環境調整によるストレス軽減

* フェロモン製品の活用:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用することで、猫の安心感を高め、ストレスを軽減できます。スプレータイプやディフューザータイプなど、様々な製品がありますので、猫の反応を見ながら適切なものを選びましょう。
* 広々とした空間の確保:猫が自由に動き回れる広々とした空間を確保することが重要です。可能であれば、猫用の棚やキャットウォークを設置して、垂直方向のスペースも活用しましょう。
* 隠れ家の確保:猫は隠れ家を持つことで安心感を覚えます。猫が自由に出し入れできるハウスや、段ボール箱などを複数設置しましょう。
* 空間の分割:完全に分離するのではなく、視界を遮ることで、お互いのストレスを軽減することができます。例えば、パーテーションやキャットツリーなどを活用して、空間を部分的に区切ってみましょう。
* 臭い対策:母猫の手術後の臭いを完全に消すことは難しいですが、こまめな掃除や消臭剤の使用で、臭いを軽減する努力をしましょう。

行動療法による改善

* ゆっくりとした時間をかける:猫同士を無理やり近づけようとせず、まずはお互いの存在に慣れることから始めましょう。少しずつ距離を縮めていくことが重要です。
* ポジティブな強化:猫が落ち着いた行動をとった際に、褒めたりおやつを与えたりすることで、良い行動を強化します。
* ネガティブな強化:ケンカが始まったら、大きな音を出したり、スプレーで水をかけたりして、ケンカを止めさせましょう。ただし、猫を怖がらせるような方法ではないように注意が必要です。
* 専門家の相談:どうしても改善しない場合は、動物行動学の専門家や獣医に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけることができます。

母猫の姉への譲渡について

母猫を姉のもとへ譲渡するかどうかは、非常に難しい決断です。姉の飼育環境が母猫にとって本当に適しているのか、十分に検討する必要があります。姉が母猫の寂しがり屋な性格を理解し、適切なケアができるのか、事前に確認することが大切です。

譲渡のメリットとデメリット

メリット:

* 母猫と息子猫のストレスが軽減される可能性がある。
* 母猫がより安心して暮らせる環境が提供できる可能性がある。

デメリット:

* 母猫が新しい環境に適応できない可能性がある。
* 母猫の病気の再発リスクがある。
* あなた自身の寂しさや罪悪感を感じる可能性がある。

譲渡を検討する際のポイント

* 姉の飼育環境を確認する(清潔さ、スペース、他のペットの有無など)
* 姉の猫への愛情と責任感を確認する
* 母猫の性格やニーズを姉に伝える
* 譲渡後も定期的に様子を確認する

まとめ:猫たちの幸せを第一に考える

猫たちの幸せを第一に考え、最適な解決策を見つけることが重要です。環境調整、行動療法、専門家への相談など、様々な方法を試行錯誤しながら、猫たちが安心して暮らせる環境を築いていきましょう。譲渡という選択肢も視野に入れつつ、慎重に判断し、猫たちにとって最善の選択をしてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)