猫の不全麻痺と高齢猫の介護:暮らしやすい環境づくりと心の支え

一週間前、帰宅したら朝は何でもなかった14歳の雌猫の左足がつっぱって伸びたまま引きずっていました。すぐにかかりつけの獣医さんに連絡し入院しました。血液検査、レントゲンなどの検査をし、心筋症からくるものではなく神経からくるもの、脊髄のL6ということがわかり、ステロイドの注射をして、2日程で反応がなかった左足に反応があり、足も曲げらるようになりました。右足、左足交互に足を出し歩けるようになりましたが、右足に重心をおき、左足を出す、というような歩き方で元のような歩き方ではありません。昨年、斜頸になり、やはりステロイドで治癒したのですが、先生は関連しているかもしれないと言っていました。今後、また違う症状がでるかもしれないとも言っていました。皆様の愛猫でこのような経験された方、治癒したよって言う方、また生活の中で足が不自由な猫の暮らしやすい方法など、お教え下さい。うちは3匹の愛猫がいます。13歳、12歳で13歳の子は甲状腺です。昨年、13歳の子を老衰で亡くし、愛猫を失う怖さに怯えています。どうか勇気を下さい。長文お読み下さり、ありがとうございました。

愛猫の不全麻痺と高齢猫の介護:獣医師のアドバイスと具体的な対策

愛猫の突然の不全麻痺、そして愛猫を失った悲しみを抱えながらの介護、ご心配ですね。14歳という高齢猫での不全麻痺は、様々な原因が考えられますが、獣医師の診断によると脊髄のL6に問題があるとのこと。ステロイド治療で改善が見られたのは朗報です。しかし、完全な回復には至らず、歩き方も以前とは異なっているとのこと、ご心配も理解できます。

まず、獣医師の指示を最優先にしましょう。 定期的な通院で状態のチェックを受け、必要に応じて治療方針の変更や新たな治療法の検討を相談することが大切です。

猫の不全麻痺の原因

猫の不全麻痺の原因は様々です。

  • 脊髄疾患:今回のケースのように、椎間板ヘルニア、脊髄梗塞、腫瘍など
  • 神経疾患:末梢神経の障害、神経炎など
  • 外傷:事故や転倒による脊髄や神経の損傷
  • 感染症:ウイルスや細菌感染による神経症状
  • 代謝性疾患:糖尿病、腎不全など
  • 加齢:高齢猫では、神経や筋肉の機能低下が原因となる場合も

獣医師は、様々な検査を行い、原因を特定しようと努めてくれます。 今回のケースでは、心筋症は除外されていますが、他の原因の可能性も念のため確認しておきましょう。

高齢猫の介護:暮らしやすい環境づくり

足が不自由な猫にとって、安全で快適な生活環境を作ることは非常に重要です。

1. 段差の解消

  • スロープの設置:階段やソファへの昇降を容易にするために、ペット用のスロープを設置しましょう。市販されているものやDIYで作成することも可能です。
  • 段差解消マット:薄い段差にも対応できるマットを使用することで、転倒を防ぎます。
  • 低い食器台:猫が楽に食事ができるように、低い食器台を使用しましょう。

2. 滑り止め対策

  • 滑りにくい床材:フローリングなどの滑りやすい床には、カーペットやマットを敷きましょう。特に、猫がよく過ごす場所には、滑り止め効果の高い素材を選びましょう。
  • 滑り止めシート:食器やトイレの下に滑り止めシートを敷くことで、安定性を高めます。

3. トイレの工夫

  • トイレの高さ調整:猫が楽にトイレに入ることができるように、トイレの高さや位置を調整しましょう。必要であれば、トイレの周りに段差を解消する工夫をしましょう。
  • 砂の変更:猫砂の種類によっては、足に負担がかかる場合があります。猫がスムーズに排泄できる砂を選びましょう。固まるタイプの砂がおすすめです。

4. 寝床の確保

  • 柔らかい寝床:関節への負担を軽減するために、柔らかく、保温性の高い寝床を用意しましょう。猫が落ち着いて休める場所を確保することが大切です。
  • アクセスしやすい場所:猫が容易にアクセスできる場所に寝床を配置しましょう。段差がない場所や、日当たりの良い場所がおすすめです。

5. その他の工夫

  • ケージの使用:必要に応じて、猫が安全に過ごせるケージを用意しましょう。特に夜間は、ケージ内で過ごすことで、転倒や怪我のリスクを軽減できます。
  • 体重管理:肥満は関節への負担を増大させます。適切な食事量と運動で、健康的な体重を維持しましょう。
  • 定期的なマッサージ:獣医師の指導の下、優しくマッサージを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することができます。

高齢猫と多頭飼育:ストレス軽減と健康管理

高齢猫と他の猫との多頭飼育では、ストレス管理が重要です。

  • 個々の猫のスペースを確保:各猫が落ち着いて過ごせる、隠れ家となる場所を用意しましょう。
  • 食事場所の分離:食事の際に他の猫と争わないように、それぞれの猫に個別の食事場所を用意しましょう。
  • トイレの数:猫の数より多くのトイレを用意することで、トイレ争いを防ぎます。
  • コミュニケーション:猫同士のコミュニケーションを良好に保つよう、注意深く観察しましょう。必要に応じて、獣医師に相談しましょう。

心のケア

愛猫の病気は飼い主さんにとっても大きなストレスです。

  • 獣医師との連携:不安なことはすぐに獣医師に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、安心感が得られます。
  • 家族や友人への相談:家族や友人、ペット仲間などに相談することで、心の負担を軽減できます。
  • ペットロスカウンセリング:必要であれば、ペットロスカウンセリングを利用しましょう。専門家のサポートを受けることで、心のケアができます。

まとめ:グレーのインテリアと穏やかな空間

愛猫の介護は大変ですが、快適な環境と愛情を注ぐことで、猫は少しでも長く、穏やかに暮らすことができます。 グレーは落ち着きと安らぎを与えてくれる色です。 猫の休息スペースや、飼い主さんがリラックスできる空間をグレーを基調としたインテリアで演出することで、心穏やかな時間を過ごすことができるでしょう。 例えば、グレーのソファやベッド、カーペットなどを配置し、間接照明で柔らかな光を演出することで、癒しの空間を作り出せます。 また、猫が安全に過ごせるよう、家具の配置にも気を配りましょう。

愛猫との時間を大切に、そしてご自身の心身にも気を配りながら、介護を続けていきましょう。

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