猫のマーキング行為への対策:ストレス軽減と環境改善で解決を目指す

飼い猫について・・・本当に困っています。うちの家では現在、犬を3匹、猫を1匹飼っています。。 犬は3匹とも柴犬です。11歳のオスは非常に気性の荒い子で家族は全員噛まれたことがあり、私も何度か噛まれました。病院の先生や母にしかなついておらず、特定の来客には甘えるのですが基本的に人には触らせないようにしています。6歳のメスは普段はいい子なのですが気持ちが高ぶると何をするか分かりません。人を噛んでしまった際に慰謝料を払ったこともあるので、この子も他人には触らせないようにしています。2歳のメスは人も犬も大好きな子なので子供にも触らせることができます。少し叱ったり、嬉しいことがあるとすぐにオシッコをしてしまうのですが、とても飼いやすい子です。そして悩みの種である猫は推定6ヶ月くらいだと思います。 もともと野良猫だったので正確な誕生日は分かりませんが、おそらくそのぐらいかと。うちの家の近くに同じくらいの歳の子猫が2匹でずっと一緒にいたので両方保護しました。シャムネコっぽいオスと、黒猫のメス。うちはシャムネコっぽい子を飼う事にして、黒猫はいとこに里親として引き取ってもらいました。保護したての頃は2匹でずっと仲良く遊んでいたので、気になることは何一つ無かったのですが、黒猫がいなくなってからというもの、マーキング行為をするようになってしまいました。多分、ストレスが原因かなと思い、2歳の柴犬と遊ばせてみました。(犬の部屋と猫の部屋は分けているので、猫の部屋に犬を連れていきました)仲良く遊んではいたものの、マーキングは相変わらずそこらじゅうに・・・。ちゃんと猫砂の上にオシッコもウンチもするので砂が合わないわけではないとは思うのですが・・・・。獣医に相談し、去勢をしてもらったのですが、それでもマーキングは直りません。ちゃんと猫の部屋には大きめのキャットタワーと小さめのキャットタワーも設置してあるし、頻繁に猫じゃらしで遊んであげているのですが、何が気に入らないのが全然言うことを聞いてくれません。カーペットの上でもするし、父のイスや猫用のクッションの上、私の部屋に進入してすることもあります。何か対策はないのでしょうか?甘えんぼでなつっこくていい子なのですが、本当に困っています。猫を飼うのは今回が初めてなので、家族全員知識がありません。アドバイス等がありましたら、細かく教えていただければ幸いです。補足念のために病院で検査してもらいましたが、猫の体に異常はありませんでした。獣医さんに相談したら、もう直らないから諦めるしかないと言われました。そして布団や布製のものを猫の部屋に置かないようにとアドバイスをしていただいたのですが、本当に解決方法が無いのでしょうか?猫ってこんなに飼いづらいものなんですか?

猫を初めて飼うご家庭にとって、マーキング行為は大きな悩みです。今回のケースでは、兄弟猫だった猫が別れたことによるストレスが原因と考えられます。獣医さんからは「諦めるしかない」と言われたとのことですが、諦める前にできることはまだたくさんあります。この記事では、猫のストレス軽減と環境改善を通して、マーキング行為を改善するための具体的な方法を解説します。

猫のマーキングの原因を探る

猫のマーキングは、単なるトイレの問題ではありません。猫が何かしらのストレスを感じているサインです。今回のケースでは、兄弟猫との分離が大きなストレス要因と考えられますが、他にも原因が潜んでいる可能性があります。

考えられる原因

  • 環境の変化:兄弟猫との別れ、引っ越し、家族構成の変化など
  • ストレス:他のペットとの関係、人間との関係、騒音など
  • 病気:膀胱炎、腎臓病などの病気もマーキングの原因となる場合があります。既に検査済みとのことですが、念のため定期的な健康チェックは重要です。
  • トイレの問題:トイレの数が足りない、砂の種類が気に入らない、トイレが汚れているなど
  • 縄張り意識:自分の縄張りを主張したいという気持ちからマーキングをする場合があります。

具体的な解決策

獣医さんにも相談済みとのことですが、諦める前にできることはまだあります。以下に具体的な解決策を提示します。

1. ストレス軽減

  • フェロモン製品の利用:フェリウェイなどのフェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。猫が落ち着いて過ごせる環境を作るのに役立ちます。
  • 安全な空間の確保:猫が安心して過ごせる隠れ家となる場所を用意しましょう。キャットタワーだけでなく、ダンボールハウスやベッドなども有効です。高所を好む猫も多いので、高い場所も確保しましょう。
  • 十分な遊びの時間:猫じゃらしだけでなく、様々な種類のオモチャを用意して、猫が飽きないように工夫しましょう。狩猟本能を満たすことでストレス軽減に繋がります。
  • コミュニケーション:猫と積極的にコミュニケーションを取りましょう。優しく撫でたり、声をかけたりすることで、猫の安心感を高めることができます。

2. 環境改善

  • トイレの数を増やす:猫の数より多くのトイレを用意しましょう。理想は猫の数+1です。場所も複数に分散させ、猫が自由にトイレを選べるようにします。
  • 砂の種類を変える:猫によっては、砂の種類に好みがあります。様々な種類の猫砂を試して、猫が気に入る砂を見つけることが重要です。固まるタイプの砂、鉱物系の砂、植物系の砂など、種類は豊富です。
  • トイレの清掃を徹底する:トイレは常に清潔に保ちましょう。毎日排泄物を処理し、定期的に砂を交換することが大切です。臭いが気になる場合は、消臭剤を使用するのも有効です。
  • マーキングされた場所の清掃:マーキングされた場所を徹底的に清掃し、臭いを完全に除去しましょう。市販のペット用消臭剤を使用すると効果的です。酵素系の消臭剤は特に効果が高いです。
  • 布製品の撤去:獣医さんのアドバイス通り、猫が容易にマーキングできる布製品は極力減らしましょう。カーペットや布製の家具は、猫が近づけないように工夫するか、別の場所に移動させましょう。

3. 専門家への相談

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、動物行動学の専門家などに相談することをお勧めします。専門家は、猫の行動を分析し、より具体的な解決策を提案してくれます。

インテリアとの調和

猫のストレス軽減とマーキング対策を行う上で、インテリアも重要な役割を果たします。猫が安全に過ごせる空間を確保するため、以下の点を考慮しましょう。

猫に優しいインテリア

  • 猫が登れる家具:キャットタワーだけでなく、猫が登れる棚や本棚などを設置することで、猫の運動不足解消とストレス軽減に繋がります。
  • 猫が隠れる場所:猫が安心して休める隠れ家となる場所を確保しましょう。ダンボールハウスやベッド、猫専用のハウスなどを設置します。
  • 爪とぎ:猫が爪とぎできる場所を用意しましょう。専用の爪とぎポールや、猫が爪とぎしても良い家具を用意することで、家具へのダメージを軽減できます。
  • 素材選び:猫が引っ掻いたり、爪とぎしたりしても問題ない素材の家具を選ぶことが重要です。耐久性のある素材や、傷が目立ちにくい素材を選びましょう。

まとめ

猫のマーキング行為は、必ずしも猫の性格の問題ではありません。ストレスや環境の問題が大きく関わっています。今回のケースのように、兄弟猫との別れは大きなストレス要因となる可能性があります。諦める前に、上記の対策を試みて、猫が安心して暮らせる環境を整えてあげましょう。それでも改善が見られない場合は、専門家の力を借りるのも一つの方法です。猫との幸せな生活を取り戻すために、諦めずに努力を続けましょう。

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