猫のノミ駆除と部屋の清掃:費用と具体的な方法

生後約1年の猫と生後約半年の子猫を自宅の一室で飼っています。大きい猫は貰った時からノミがついており、お風呂に入れたりノミ取りブラシでケアしましたが取りきれず、部屋に拡散してしまったようです。先日貰った子猫にはノミはなかったのですが、同じ部屋で飼っているためノミがついてしまい、2匹の猫と部屋にノミが大量発生してしまいました。市販の薬やバルサン等では効果がないと聞いたので、どうすることもできず痒い思いをしています。病院で2匹の猫のノミ取り(耳の中も掃除)してもらいたいのですが、だいたいどのくらいの費用がかかりますか?あと、部屋にいるノミはどうすれば綺麗に除去できますか?押入れ等収納スペースがなく、8畳程の畳(カーペットを敷いていますが取り外しが難しい)部屋です。回答よろしくお願いします。

猫のノミ駆除にかかる費用

まず、ご心配されている猫のノミ駆除と部屋のノミ対策について、順を追って説明します。

猫のノミ駆除にかかる費用は、病院によって異なりますが、1匹あたり3,000円~10,000円程度と幅があります。これは、ノミの駆除方法(薬浴、ノミ取りブラシ、スポットオン薬剤など)、耳掃除の有無、猫の大きさや状態、病院の場所などによって変動します。

  • 診察料:初診料が含まれる場合と含まれない場合があります。
  • 薬剤代:ノミ駆除薬の種類や量によって異なります。効果の高い薬剤を使用するほど費用は高くなります。
  • 耳掃除:耳の汚れの程度によって費用が変わります。ひどい場合は追加料金がかかる可能性があります。

2匹の猫の駆除と耳掃除を依頼する場合、合計で6,000円~20,000円程度を見込んでおくと良いでしょう。正確な費用は、お近くの動物病院に問い合わせて確認することをお勧めします。

部屋のノミ駆除:徹底的な清掃と対策

市販の薬やバルサンだけでは効果がないと感じるのは、ノミのライフサイクルを理解していないためかもしれません。ノミは成虫だけでなく、卵、幼虫、蛹という段階を経て繁殖します。バルサンなどは成虫を駆除するのに効果がありますが、卵や幼虫には効果が薄いため、再発生しやすいのです。

そのため、徹底的な清掃と環境対策が不可欠です。以下に具体的な手順を示します。

1.徹底的な掃除機がけ

まず、部屋全体を高性能な掃除機で念入りに掃除します。ノミの卵や幼虫はカーペットの奥深くや畳の隙間などに潜んでいるため、何度も繰り返し掃除機をかけることが重要です。可能であれば、ノズルを付け替えて、隙間や家具の裏側なども丁寧に掃除しましょう。掃除機をかけた後は、掃除機の中のゴミをすぐに捨て袋を密閉して廃棄してください。

2.カーペットの処理

カーペットの取り外しが難しいとのことですが、できる限り部分的にでも取り外して掃除しましょう。可能であれば、天日干しをすることで、ノミや卵を駆除する効果があります。天日干しできない場合は、高温で乾燥させることも効果的です。コインランドリーの大型乾燥機を利用するのも一つの方法です。

3.畳の清掃

畳の掃除は、粘着ローラーを使うと効果的です。細かいゴミやノミの卵などを吸着することができます。また、掃除機で丁寧に掃除した後、乾いた雑巾で拭き掃除をすることで、残ったノミや卵を取り除くことができます。

4.家具の移動と清掃

家具を移動させて、家具の裏側や床下を丁寧に掃除しましょう。ノミは家具の裏側に潜んでいることが多いため、この作業は非常に重要です。

5.殺虫剤の使用

掃除機がけと清掃が終わった後、ノミ専用の殺虫剤を使用します。市販の殺虫剤は、成虫を駆除する効果が高いものが多いですが、卵や幼虫には効果が低い場合があります。そのため、複数の種類の殺虫剤を使用したり、専門業者に依頼することも検討しましょう。使用時には、必ず換気を十分に行いペットや人がいない状態で行うようにしてください。

6.定期的な清掃

ノミの再発生を防ぐためには、定期的な清掃が重要です。少なくとも週に1回は掃除機をかけ月に1回は徹底的な清掃を行うようにしましょう。

専門家への相談

上記の方法を試してもノミが駆除できない場合、またはノミの大量発生で対応に困っている場合は、害虫駆除業者に相談することをお勧めします。業者によっては、熱処理燻蒸処理など、より効果的な駆除方法を提供してくれる場合があります。費用は高くなる可能性がありますが、確実な駆除を目指すなら有効な手段です。

まとめ

猫のノミ駆除と部屋のノミ対策は、時間と労力を要する作業ですが、適切な方法で対応すれば必ず駆除できます。動物病院での治療と、自宅での徹底的な清掃を組み合わせることで、猫とあなた自身の健康を守りましょう。

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