猫のテリトリー争いと多頭飼育の悩み:野良猫対策と安心な共存

猫のテリトリー争い?について教えてください。元野良の4匹の猫(一家)を放し飼いで飼っているのですが、父親猫を去勢手術させた途端に近所の野良猫たちが堂々と我が家の庭に入って長い時間居座るようになりました。父親猫が部屋にいた場合、野良たちが庭で近づいたり鳴いたりするのを聞くとベッドの下に真っ先に隠れてしまうほど臆病になってしまいました。しかし母親猫(避妊手術済み)が先日近づいてきた野良猫を追いかけているのを見たのですが、メス猫でもテリトリーを守ろうと他の猫を追っ払おうとする事があるのですか?偶然そう見えただけかもしれませんが。野良猫たちは2、3匹いるので性別はよく分かっていません。子猫たちが遊びたい盛りなのに庭で大きな野良猫たちと遭遇すると慌てて部屋に飛び込んでくるのが可哀想でなりません。何度も気づいたら追っ払ってはいるのですが、そのうち来なくなるでしょうか…。補足です。子猫はメス2匹で、去年の夏ごろ生まれていますので、3月中に手術させようと思っています。追い払うために、見つけたら、少し可哀想ですが水を入れたスプレーをシュッとかけて驚かせて逃がしています。まだ数日ですが、地道に続けるしかないのかなぁ。

猫のテリトリー意識と去勢手術の影響

ご自宅の猫たちの状況、お気持ち、よく分かります。元野良猫の多頭飼育、しかも放し飼いとなると、テリトリー意識や外部からの猫との関係は非常に複雑になります。父親猫の去勢手術後、野良猫が庭に頻繁に来るようになったのは、父親猫がテリトリー防衛の役割を果たしていたからでしょう。去勢手術により、その防衛行動が弱まったことで、他の猫が侵入しやすくなったと考えられます。

父親猫の行動変化は、去勢手術によるホルモンバランスの変化と、野良猫たちの存在によるストレスが重なった結果でしょう。臆病になったのは、以前は自分がテリトリーを守っていたのに、それができなくなり、不安を感じているからかもしれません。

メス猫のテリトリー意識

母親猫が野良猫を追いかけたのは、偶然ではなく、テリトリー防衛本能による可能性が高いです。メス猫も、自分の子供や家族を守るため、また自分の生活圏を守るために、他の猫を追い払う行動に出ることがあります。特に、子育て中のメス猫は、防衛本能が非常に強くなります。

野良猫対策:効果的な方法と注意点

野良猫を完全に排除するのは難しいですが、共存できる環境を作る努力は可能です。スプレーによる追い払いは一時的な効果しかなく、猫へのストレスにもなります。より効果的で猫に優しい方法をいくつかご紹介します。

1. フェンスやネットの設置

庭にフェンスやネットを設置することで、物理的に野良猫の侵入を防ぎます。高さは、猫がよじ登れない程度に高くする必要があります。

2. 猫よけグッズの活用

市販の猫よけグッズには、超音波を発する製品や、猫が嫌がる香りの製品などがあります。これらのグッズは、猫を追い払う効果がありますが、効果の程度は製品によって異なり、猫によっては効果がない場合もあります。

3. 忌避剤の使用

柑橘系の香りや、猫が嫌がるハーブの香りは、野良猫を遠ざける効果があります。オレンジピールやミントなどを庭に置いてみるのも良いでしょう。ただし、猫が安全な場所に逃げられるように配慮することが大切です。

4. エサやりを控える

庭にエサや水を置いてしまうと、野良猫が定着してしまい、問題がさらに悪化します。エサやりは、野良猫を助けるという善意から行われることも多いですが、結果的に野良猫が増え、近隣住民とのトラブルに繋がる可能性があります。

5. 子猫の避妊・去勢手術

3月中に子猫の避妊・去勢手術を行う予定とのこと、これは非常に重要です。避妊・去勢手術は、猫の繁殖を防ぎ、野良猫問題の解決に繋がるだけでなく、猫自身の健康にも良い影響を与えます。

専門家の意見:動物病院への相談

状況が改善しない場合、または猫たちのストレスが深刻な場合は、動物病院に相談することをお勧めします。獣医は、猫の行動や健康状態を詳しく診察し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。特に、父親猫の臆病な行動が深刻な場合は、獣医の診察が必要となる可能性があります。

具体的な対策と長期的な展望

現在行っている水スプレーによる追い払いは、猫を怖がらせるだけで、根本的な解決にはなりません。猫は学習能力が高いので、すぐに慣れてしまう可能性が高いです。

具体的な対策としては、

* 庭にフェンスやネットを設置する。
* 猫よけグッズ(超音波、忌避剤など)を試してみる。
* 柑橘系の香りを活用する。
* エサやりは完全に控える。
* 子猫の避妊・去勢手術を確実に実施する。
* 必要に応じて動物病院に相談する。

これらの対策を組み合わせ、長期的な視点で取り組むことが大切です。すぐに効果が出なくても、諦めずに継続することで、徐々に野良猫の侵入が減っていく可能性があります。

多頭飼育のポイント:猫同士のストレス軽減

多頭飼育では、猫同士のストレス軽減も重要です。

* 十分なスペースと隠れ家を用意する:それぞれの猫が落ち着いて過ごせる場所が必要です。
* エサ場やトイレを複数設置する:猫同士の競争やトラブルを防ぎます。
* 遊びの時間を作る:猫同士のコミュニケーションを促進し、ストレスを軽減します。
* 定期的な健康チェック:病気や怪我を早期発見し、適切な治療を行うことで、ストレスを軽減します。

野良猫との共存は、簡単ではありませんが、適切な対策と継続的な努力によって、猫たちにとって安全で快適な環境を作ることが可能です。焦らず、一つずつ対策を進めていきましょう。

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