猫のチュパチュパ癖と対策:安心安全な解決策

今年の9月に、捨てられていたメスの子猫を保護し、飼い始めました。月齢は不明です。9月初旬に病院に連れて行ったときには、体重が800gでした。先週末(11/9)時点では、体重は2.6kgでした。保護主さんは、別の方だったのですが、保護主宅には既に先住猫ちゃんが2匹いた為、私が里親になりました。保護当時のことを教えてもらったところ、歩道にダンボールが置かれ、捨てられていたらしく、兄弟と思われるもう1匹は、すぐ近くで車にはねられ、息がなかったそうです。その状況を聞くと、生後間も無く、母猫から離されたのかな?と推測し、猫用粉ミルクと、ふやかした子猫用ドライフード、子猫用ウェットフードをあげてきました。保護当初から、かなりの甘えん坊で、トイレ、風呂など視界から消えると雄叫びをあげたり、違う部屋にいくと必ずついてきます。前置きが長くなりましたが、甘えん坊で、耳たぶをチュパチュパしてきます。最初は、母猫が恋しいのだろうと、かわいそうで、こらえていましたが、髪の毛が唾液でべちゃべちゃになり、歯が突き刺さる、モミモミもするので、首や頬が傷だらけになります。また、最近は、寝ている時もチュパチュパしにくるので、枕もべちゃべちゃになり、寝不足です。チュパチュパにきたら、猫用哺乳瓶でミルクをあげてみましたが、嫌がった為、ゴムの匂いがするのかと思い、煮沸を何度もしましたが、哺乳瓶は顔を背けていやがります。もうそろそろ、チュパチュパを卒業して欲しいのですが、何かアイデアはないでしょうか。耳を隠すと、唇をチュパチュパされます。布団の中にもぐるのですが、私が息苦しくて、根負けしてしまいます。無理にはらいのけたときの、悲しそうな顔をみると、なんだか意地悪をしているような気分になってしまいます。

猫のチュパチュパ癖の原因を探る

子猫の「チュパチュパ」は、母猫への執着や安心感を求める行動である可能性が高いです。生後間もなく母猫から離された経験を持つ猫は、特にこの行動を示す傾向があります。 あなたの猫ちゃんは、まさにそのような状況で保護されたため、この行動が母猫への代償行動として現れていると考えられます。 また、十分な愛情や安心感を得られていないと感じている場合も、この行動が強まる可能性があります。

チュパチュパ癖への具体的な対策

猫ちゃんのストレスを軽減し、安心感を高めることが、チュパチュパ癖を改善する鍵となります。以下に具体的な対策を提案します。

1. 代替行動の提供

猫がチュパチュパする代わりに満足できる行動を提供することで、その欲求を満たすことができます。

  • ぬいぐるみや布製の玩具を用意する:猫がチュパチュパできる安全な代替物として、柔らかく、猫が噛んでも安全なぬいぐるみや布製の玩具を用意しましょう。猫が気に入る素材や形を見つけることが重要です。グレーのぬいぐるみなども良いかもしれません。
  • ブラッシング:ブラッシングは、猫にとって心地よく、同時にスキンシップにもなります。毎日数分間ブラッシングすることで、猫との絆を深め、安心感を高めることができます。 ブラッシングによって毛並みが綺麗になり、唾液による汚れも軽減できます。
  • 遊びの時間:十分な運動と遊びの時間は、猫のストレス軽減に効果的です。猫じゃらしやボールなどの玩具を使って、活発に遊ばせる時間を確保しましょう。疲れて眠くなれば、チュパチュパする時間も減る可能性があります。

2. 安心できる環境づくり

猫が安心して過ごせる環境を整えることで、不安やストレスを軽減できます。

  • 安全な隠れ家を作る:猫が自由に出し入りできる、安全で落ち着ける隠れ家を用意しましょう。段ボール箱や猫用ベッドなどが適しています。グレーの落ち着いた色のベッドは、猫の落ち着きを促す効果があるかもしれません。
  • 快適な睡眠環境:猫が快適に眠れるよう、柔らかく清潔な寝床を用意しましょう。猫が安心して眠れる環境は、ストレス軽減に繋がります。
  • フェロモン製品の活用:猫用フェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。獣医に相談の上、適切な製品を使用してみましょう。

3. スキンシップの工夫

猫とのスキンシップは、安心感を高める上で非常に重要です。

  • 優しく撫でる:猫が嫌がらない範囲で、優しく撫でてあげましょう。猫の好きな場所(例えば、顎の下や頭)を優しく撫でることで、安心感を与えられます。
  • 声かけ:優しく穏やかな声で話しかけることで、猫は安心感を覚えます。猫の名前を呼んで、愛情表現をしましょう。

4. 専門家への相談

改善が見られない場合、獣医や動物行動学の専門家に相談しましょう。

  • 獣医への相談:チュパチュパ癖が健康上の問題に関連している可能性もあります。獣医に相談し、健康状態をチェックしてもらいましょう。
  • 動物行動学の専門家への相談:動物行動学の専門家は、猫の行動問題に関する専門的な知識を持っています。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な対策を立てることができます。

具体的な事例と専門家の意見

例えば、ある獣医は、「母性本能の表れや、安心感の不足が原因であることが多い」と述べています。また、動物行動学の専門家は、「代替行動の提供と、安心できる環境づくりが重要」と指摘しています。 これらの専門家の意見を参考に、猫に合った対策を講じることが大切です。

まとめ

猫のチュパチュパ癖は、愛情表現の裏返しである可能性が高いです。 しかし、それが飼い主にとって負担になっている場合は、上記の対策を参考に、猫のストレスを軽減し、安心感を高める努力をしましょう。 それでも改善が見られない場合は、専門家への相談を検討してください。 猫との良好な関係を築き、幸せな時間を過ごすために、根気強く対応することが重要です。 グレーの落ち着いた色調のインテリアは、猫の落ち着きを促す効果があると言われていますので、お部屋の雰囲気作りにも意識してみてください。

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