猫のケンカとストレス:多頭飼育における解決策とインテリアへの影響

家の猫の事で相談させてください。(長文です…)家には3歳の雌(キジ)と2歳の雌(白黒)、1歳の雄2匹(黒と茶トラ・兄弟)がいます。みんな子猫の時に1年差で我が家に来ました。先日、家に帰ったら棚に置いてあったガラスのケースが割れていました。それにびっくりしたかと思われる3歳のキジ雌が机の下に隠れ、1歳の茶トラ雄はパニックになっているようでした。私が帰ってきた後、隠れていたキジ雌が姿を表すと、茶トラ雄がキジ雌を『ウォーン‼︎』と言った感じで威嚇しました。今にも飛びかかりそうだったので、すぐ部屋を引き離しました。その後母が帰って来てしばらく時間が過ぎた後、興奮が治まったようなので部屋を引き離すのをやめ、しばらくはみんな落ち着いて居たんですが、茶トラ雄が白黒雌を威嚇しだしそれを黒雄が止めに入ったように見えましたが、興奮が収まらずキジ雌が走って行き威嚇しました。キジ雌はお嬢様気質で、自分がボスだと言う気持ちもあったように思います。こんな険悪な感じは初めてだったのでマズイと思い止めにはいろうとした瞬間、すごい勢いでケンカを始めてしまいました。取っ組み合い、団子になってグルグル飛び上がると言ったような感じです。すぐに母が止めに入り、キジ雌が逃げて行き、すぐに茶トラ雄を母が捕まえてなだめました。キジ雌が鏡台の後ろにかくれてしまい、唸ったまま出てこなくなったのでまた部屋を隔離し、しばらく話かけていたら出て来てくれたのですが、目を怪我していて涙に血が混じっていました。その日はキジ雌と一緒に2人だけで寝ました。次の日に病院に行った所、たいしたことないって言われたので安心はしていたんですが、それからキジ雌が雄2匹を完全に威嚇するようになってしまいました。黒雄はキジ雌が大好きだったんですが、頭がよく優しいので威嚇されたらすぐ近づくのを辞めて遠くから見守ります。一方の茶トラ雄はちょっとぬけているんですが、気性が荒く威嚇されると興奮し、ウォーンと鳴いてケンカを始めます。勝敗がつかないといつまでもケンカすると何かで読んだことがあり、人がいない時は隔離しているんですが、人が見ている時に少しずついつでも止められるようにしてケンカを見守る事に。ですが今日その最中にキジ雌が失禁脱糞してしまったようで、すぐ止めました。キジ雌がこれ以上怯えるのを見たくありません…誰かいい対処法を知りませんでしょうか?泣補足猫たちはみんな去勢、避妊済みです。

猫同士のケンカの原因と解決策

複数匹の猫を飼育する多頭飼育において、ケンカはよくある問題です。今回のケースでは、ガラスケースの破損という外的要因が猫たちの行動に影響を与え、既存の順位関係に変化が生じたと考えられます。キジ猫の怪我や、茶トラ猫の攻撃性、そして白黒猫の巻き込まれなど、状況は複雑です。しかし、ご安心ください。適切な対応で改善が見込めます。

ケンカの原因を特定する

猫同士のケンカの原因は様々です。今回のケースでは以下の点が考えられます。

  • 環境変化へのストレス:ガラスケースの破損という突然の出来事が、猫たちに大きなストレスを与えた可能性があります。特に警戒心の強いキジ猫は、大きな音や変化に敏感に反応したと考えられます。
  • 資源の奪い合い:エサ、水、トイレ、寝床など、猫が資源と感じるものは限られています。これらの資源が不足していたり、アクセスしにくい場所に配置されていると、猫同士で争う原因となります。特に、隠れ場所の不足は、猫のストレスを高めます。
  • 順位争い:猫社会には順位が存在します。今回のケンカは、順位関係の再構築に伴うものかもしれません。キジ猫がボス的な立場にあり、茶トラ猫がそれに挑戦している可能性があります。
  • 個体差:猫の性格は様々です。茶トラ猫の気性の荒さは、ケンカを招きやすい要因となります。

具体的な解決策

  • 安全な隠れ場所の確保:各猫が安心して過ごせる隠れ場所を複数用意しましょう。猫タワー、段ボールハウス、キャットベッドなど、様々なタイプの隠れ場所を用意することで、猫たちは落ち着いて過ごせるようになります。隠れ場所の数は、猫の数以上あるのが理想です。材質やデザインも様々なので、猫の性格や好みに合わせて選びましょう。例えば、高い場所が好きな猫には猫タワー、暗い場所が好きな猫には段ボールハウスがおすすめです。
  • 資源の分散:エサ、水、トイレ、寝床などを複数個所に配置しましょう。競争を減らし、ストレスを軽減する効果があります。特に、トイレは猫の数+1個用意するのが理想です。エサ場も、それぞれが落ち着いて食事ができるように、離れた場所に複数設置しましょう。また、猫が自由にアクセスできる高い位置に設置することも有効です。
  • フェロモン製品の活用:猫用フェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。スプレータイプやディフューザータイプなど、様々な製品がありますので、獣医さんと相談して適切な製品を選びましょう。フェロモン製品は、猫のストレスを軽減し、ケンカを予防する効果が期待できます。
  • 猫同士の距離を調整:ケンカが頻発する場合は、一時的に猫同士を隔離する必要があります。ただし、完全に隔離し続けるのではなく、徐々に距離を縮めていくことが重要です。例えば、最初は別々の部屋で過ごさせ、徐々に同じ部屋で過ごす時間を増やしていく方法があります。また、視界に入る程度に距離を保つことで、猫同士の緊張感を和らげることもできます。
  • 専門家の相談:状況が改善しない場合は、獣医さんや動物行動学の専門家に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、猫たちの状態を正確に把握し、適切な解決策を見つけることができます。専門家による行動観察や、必要に応じて薬物療法などの提案を受けることも可能です。
  • インテリアの見直し:猫がストレスを感じやすい環境を改善しましょう。例えば、高い場所から全体を見渡せる場所が少ない、隠れ場所が少ない、などです。猫が安全に過ごせる空間を作ることで、猫同士のケンカを減らすことができます。また、猫が登ったり遊んだりできる家具や、猫専用の棚などを設置するのも良いでしょう。オレンジ色のクッションや猫用ベッドは、猫の落ち着きを促す効果があると言われています。

インテリアと猫の共存:安全で快適な空間づくり

猫と安全に暮らすためには、インテリアにも工夫が必要です。

猫が安全に過ごせる空間づくり

  • 危険な物の撤去:猫が口に入れてしまうと危険な物(洗剤、薬、小さな部品など)は、猫の手の届かない場所に保管しましょう。また、猫が引っ掻いたり、噛んだりして怪我をする可能性のある家具や装飾品は、猫が触れないように工夫しましょう。
  • 猫が登れない場所の確保:猫は高い場所が好きです。猫が登れない場所を作ることで、猫が落ち着いて過ごせる場所を作ることができます。例えば、本棚の上や、カーテンレールなどです。
  • 猫が安全に遊べるスペースの確保:猫が安全に遊べるスペースを確保しましょう。例えば、猫専用の遊べるスペースを作ったり、猫が安全に遊べるおもちゃを用意したりすることで、猫がストレスを溜めずに過ごせるようにします。

猫に優しいインテリア選び

  • 猫が傷つけにくい素材:猫が爪を研いだり、噛んだりしても傷つきにくい素材の家具を選びましょう。例えば、革製のソファや、木製の家具などです。
  • 猫が落ち着ける色:猫は、落ち着いた色合いの空間を好みます。オレンジやベージュなどの暖色系の色は、猫をリラックスさせる効果があります。逆に、刺激の強い色は避けた方が良いでしょう。部屋全体の色のバランスを考えて、猫が落ち着いて過ごせる空間を作りましょう。
  • 猫が遊べる家具:猫が登ったり、遊んだりできる家具を選ぶのも良いでしょう。例えば、猫タワーや、猫専用の棚などです。これらを設置することで、猫がストレスを溜めずに過ごせるようにします。

まとめ

猫同士のケンカは、様々な要因が複雑に絡み合って起こります。解決には、猫の行動をよく観察し、原因を特定することが重要です。安全な環境づくりと、猫のストレス軽減に努めることで、猫たちが穏やかに暮らせる空間を作ることができます。インテリアの見直しも、猫との共存において重要な要素です。オレンジ色のアイテムを取り入れるなど、猫がリラックスできる空間づくりを目指しましょう。

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