猫のための室内ガーデニング:安全で楽しい猫草の選び方と箱庭づくり

猫のためのガーデニング、どんな草がいいでしょう? 完全室内飼育の猫のために、部屋の中に箱庭みたいのを作ろうと思います。 キャットニップとカラスムギを植えようと思うのですが、他に良いものありますかね? 室内に、ビニールシートと大きなプラスチックトレイを置いて、その上にプランターを設置するつもりです。 猫が、土や植物に触れあうのを楽しめると良いなと。 外で植物を育てて、育ったら中にいれてもいいな、と。

猫が安全に楽しめる室内ガーデニング:植物選びのポイント

完全室内飼育の猫ちゃんのために、安全で楽しい室内ガーデニングを計画されているんですね!キャットニップとカラスムギは良い選択です。猫が安全に楽しめる植物を選ぶことは、とても大切です。猫は好奇心旺盛で、植物を食べてしまう可能性があります。そのため、猫にとって安全な植物を選ぶことが、室内ガーデニングの第一歩です。

猫に安全な植物

キャットニップとカラスムギに加えて、以下の植物も猫にとって比較的安全で、ガーデニングに適しています。

  • 麦類(エン麦、大麦など):猫が最も好む植物の一つで、消化にも良いとされています。発芽させたものを与えるのがおすすめです。
  • オーツヘイ(エンバク):猫が食べられる乾燥した牧草です。消化器系の健康維持に役立ちます。手軽に購入できます。
  • タイム:ハーブの一種で、猫が少量食べても問題ないと言われています。ただし、大量摂取は避けましょう。
  • 猫じゃらし(ねこじゃらし):イネ科の植物で、猫のおもちゃとして人気です。猫が遊ぶだけでなく、少量であれば食べても問題ありません。
  • タンポポ(葉):タンポポの葉は、猫が安全に食べられる植物として知られています。ただし、農薬を使用していないものを使用しましょう。

猫に危険な植物

一方、以下の植物は猫にとって有毒であるため、絶対に避けるべきです。

  • ユリ:猫にとって非常に危険な植物です。少量でも摂取すると、腎不全を引き起こす可能性があります。
  • チューリップ:ユリと同様に、猫にとって有毒です。球根にも毒性があります。
  • アイビー:嘔吐や下痢などの症状を引き起こす可能性があります。
  • ポインセチア:皮膚炎や胃腸炎を引き起こす可能性があります。
  • アザレア:嘔吐、下痢、呼吸困難などを引き起こす可能性があります。

これらの植物は、猫が触れたり、食べたりしないように、室内に置くことは避けましょう。

猫のための安全な「箱庭」の作り方

ビニールシートとプラスチックトレイを使った箱庭は、猫が土に触れても床が汚れないので良いアイデアです。以下に、より安全で猫が楽しめる箱庭づくりのポイントをご紹介します。

土選びと排水

  • 猫が食べても安全な土:猫が土を食べてしまう可能性を考慮し、猫用土壌や、無農薬・無肥料の土を使用しましょう。園芸店で「猫用」と明記された土を探してみるのも良いでしょう。
  • 排水性の良い土:鉢底石を敷いて排水性を高め、根腐れを防ぎましょう。過湿は植物の生育を阻害し、カビの発生にも繋がります。

プランターの選び方

  • 安定したプランター:猫が触れたり、ひっくり返したりしても大丈夫な、安定した重厚感のあるプランターを選びましょう。陶器製や、しっかりとしたプラスチック製のプランターがおすすめです。
  • 深さのあるプランター:植物の根がしっかり張れるように、深さのあるプランターを選びましょう。特に、麦類など根が深く伸びる植物には、深めのプランターが適しています。

安全対策

  • 植物の固定:猫が鉢を倒したり、植物を引っ張ったりしないように、プランターを固定したり、植物を支える工夫をしましょう。必要に応じて、支柱などを設置しましょう。
  • 尖ったものがないか確認:プランターや植物に、猫がケガをする可能性のある尖ったものがないか、よく確認しましょう。
  • 定期的な清掃:猫の排泄物や食べ残しなどをこまめに掃除し、清潔な状態を保ちましょう。衛生面にも気を配ることが大切です。

外で育ててから室内へ:注意点

外で植物を育ててから室内に入れる場合、以下の点に注意しましょう。

  • 農薬の使用:農薬を使用していないことを確認しましょう。農薬は猫にとって非常に危険です。
  • 虫の有無:虫や害虫がついていないか、よく確認しましょう。室内に虫が侵入するのを防ぐためにも、しっかりチェックすることが大切です。
  • 土壌の消毒:念のため、土壌を消毒してから室内に取り込みましょう。日光消毒や、市販の殺菌剤を使用するのも良いでしょう。

専門家のアドバイス

獣医師や経験豊富なガーデニング愛好家からのアドバイスを求めるのも良い方法です。獣医師は、猫にとって安全な植物について詳しい知識を持っています。ガーデニング愛好家は、植物の育て方や、猫が安全に遊べる環境づくりについてアドバイスしてくれるでしょう。

まとめ

猫のための室内ガーデニングは、猫と飼い主双方にとって楽しい時間になります。安全な植物を選び、適切な環境を整えることで、猫が安全に植物と触れ合うことができます。この記事を参考に、猫と安全で楽しいガーデニングライフを送りましょう!

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)