猫のお気に入りのおもちゃと多頭飼育の悩み:黄色いぬいぐるみがつむぐ絆

猫の行動について質問させてください。昨年の7月に家の向かい側の道路に捨てられていた子猫を2匹拾いました。当時家には室内飼いで10年になるペルシャ猫がおり、他の猫との接触が無い為、窓の外に野良猫や他の家で飼われている猫を見ると興奮して私など近くにいる人に飛び掛ってきて凄い勢いで爪で引っかきまわされ血だらけにされる事が何度かあったので、パニックを起こさせないように他の猫を飼う予定はありませんでした。でも、放っておけないので子猫を拾ってしまいました。生まれて1~2週間、ようやく目が開いたくらいの小さな子で衰弱も酷く病院にも連れて行き、24時間つきっきりで育てました。元飼いの猫は、上にも書きましたようにパニックを起こしてしまうので他の部屋で子猫を育て、1ヶ月過ぎたくらいから里親さん探しをしたのですが、1匹だけ里親さんが見つかりませんでした。なので、元猫の件がありますが、結局その子猫は自分で飼うことにしました。子猫はもともと2匹で育ったので、じゃれ合ったりして遊んでいましたが、1匹がもらわれていった後は、ペルシャと遊びたくて近付いて行ったりするのですが、ペルシャ猫の方はは怒って近付く事も許しません。もうすぐ1年になりますが、2匹の関係は険悪のままです。子猫の方は遊びたくて仕方ないようです。子猫がしつこく近付いたりすると引っかいたりしてケンカになってしまうので、出来るだけ2匹を近つけないようにしています。兄弟の子猫と離れてからは、私の部屋のリラックマやキイロイトリのぬいぐるみでよく遊んでいました。その中でもお気に入りは、私が買ったキイロイトリのぬいぐるみと、私が甥にもらったキイロイトリで、いつも一緒にいます。他の部屋に遊びに行くときも、咥えて必ず連れて行きます。部屋を移動するときは、必ず咥えて歩いています。時には、食べ終わったご飯茶碗の中にキイロイトリが入っていたり、誰かが並べたのかと思うほど、綺麗に2匹並べてあったりします。面白いので見つけた時はいつも写真を撮っているのですが、人がやっているのではなく、その子猫がやっているので、参考に画像を添付しておきます。犬はお気に入りのぬいぐるみがあると聞きますが、猫にもそういうのがあるんでしょうか?それとも、その子猫にとってのお友達なんでしょうか?寂しいから?子供の頃から今まで何匹も猫を飼ってきましたが、今回のような事は初めてで。皆さんの家の猫はどうですか?補足ペルシャは、ペットショップで生後3ヶ月の時に買いました。ハムスター・インコ・リスなど色んな動物と一緒に育てていますが、ハムスターやインコが猫のまわりを歩き回ったり飛び回ったりしても、飛びついたり噛み付いたり一切せずとても優しく穏やかです。でも猫にだけは厳しいです。やはり、子猫の時から人間とだけ暮らしてきたからかもしれませんね。

猫のお気に入りのおもちゃ:安心と心の拠り所

猫が特定のおもちゃ、特にぬいぐるみを溺愛する理由は様々です。今回のケースでは、子猫がキイロイトリのぬいぐるみを常に持ち歩く、食事の食器に置く、綺麗に並べるといった行動から、単なる遊び相手以上の意味合いが読み取れます。

安心感と安全基地

子猫は生後間もなく兄弟と離れ、新しい環境に適応する中で、キイロイトリのぬいぐるみは安心感と安全基地のような存在になっていると考えられます。ぬいぐるみは、子猫にとって母親や兄弟の代わり、もしくは予測可能な快適な存在として認識されているのかもしれません。常に持ち歩くことで、不安やストレスを軽減している可能性が高いです。

寂しさの解消

兄弟と離れた寂しさも、ぬいぐるみへの執着に繋がっている可能性があります。猫は社会的な動物であり、仲間との交流を必要とします。兄弟猫と遊べなくなったことで、ぬいぐるみを仲間や遊び相手として認識し、寂しさを紛らわせていると考えられます。

狩猟本能の刺激

猫の遊びには狩猟本能の刺激が大きく関わっています。ぬいぐるみを咥えたり、移動させたり、並べたりする行動は、狩猟行動の模倣と捉えることもできます。ぬいぐるみは獲物ではなく、安全な狩猟対象として、猫の狩猟本能を満たしているのかもしれません。

所有欲の満足

猫は自分のテリトリーや所有物に強い執着を示すことがあります。お気に入りのぬいぐるみを常に持ち歩く、特定の場所に置くといった行動は、所有欲の満足を表している可能性があります。これは、猫が自分の安全な空間を確保しようとする本能的な行動です。

多頭飼育の課題と解決策:ペルシャ猫との関係改善

ペルシャ猫と子猫の関係が険悪な状態であることは、多頭飼育におけるよくある課題です。特に、先住猫が他の猫との接触経験が少なく、警戒心が強い場合、新しい猫を受け入れるのが難しい傾向があります。

フェロモン製品の活用

猫のストレスを軽減し、環境への適応を促進するために、フェロモン製品の活用が有効です。フェリウェイなどの合成フェロモン製品は、猫の安心感を高め、落ち着きを与えます。スプレータイプやディフューザータイプがあり、猫が過ごす場所に使用することで、環境をより快適にできます。

ゆっくりとしたペースでの慣れ合い

いきなり2匹を同じ空間に置くのではなく、ゆっくりとしたペースで慣れさせていくことが重要です。最初は、異なる部屋で生活させ、匂いを徐々に交換するなど、段階的に距離を縮めていきます。食事やトイレなどの場所を離すことで、縄張り争いを防ぐことも大切です。

安全な隠れ場所の確保

子猫にとって、安全で落ち着ける隠れ場所を確保することも重要です。猫用ベッドやキャットタワー、段ボール箱など、子猫が自由に隠れて休息できる場所を用意することで、ストレスを軽減し、ペルシャ猫からのプレッシャーを避けることができます。

ポジティブな強化

ペルシャ猫と子猫が互いに近づく際に、ご褒美を与えたり、褒めて肯定的な強化を行うことで、良い関係を築くことができます。例えば、子猫がペルシャ猫の近くに近寄った際に、おやつを与えたり、優しく撫でたりすることで、ポジティブな経験を積み重ねることができます。

専門家のサポート

どうしても関係改善が難しい場合は、動物行動学の専門家に相談することも検討しましょう。専門家は、猫の行動を分析し、具体的な解決策を提案してくれます。

まとめ:猫とぬいぐるみ、そして多頭飼育の幸せ

猫が特定のおもちゃに強い愛情を示すのは、安心感や寂しさの解消、狩猟本能の刺激、所有欲の満足など、様々な理由が考えられます。今回のキイロイトリのぬいぐるみは、子猫にとってかけがえのない存在となっているようです。

多頭飼育においては、先住猫と新しい猫の間に摩擦が生じることは珍しくありません。しかし、適切な対策を行うことで、猫同士が共存し、幸せに暮らすことができます。フェロモン製品の活用、ゆっくりとしたペースでの慣れ合い、安全な隠れ場所の確保、ポジティブな強化、そして必要であれば専門家のサポートを受けることで、猫たちの幸せな多頭飼育を実現しましょう。

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