猫のいたずらに困っていませんか?3歳バーマン猫との上手な暮らし方

生後三年のバーマンと言う猫の事で相談します。とにかく、悪い事ばかりする猫で、困ってます。下駄箱やリビングボードに飾ってある置き物を前足でずらして落として壊すのが好きなようです。本や新聞、手紙などビリビリに破るのも好きなようです。私の後を付いて歩き、何かしていると邪魔をします。先日は私の使っていた美容器具を咥えて持って行ってしまい紛失しました・・・。先ほども靴磨き用クリームの蓋が無くなってしまいました・・・。ウン十万円もしたお雛様の顔をかじってボロボロにされました・・・。床もカーテンも籐の家具もボロボロです・・・。私の買ったばかりの革のバックもクローゼットに隠しておいたのですが・・・先ほど見たら、しっかり爪でひっかき傷が、つけてありました・・。隙を見てクローゼットの中に入ったようです。私や夫に噛んだり引っかいたりもします。猫ってこんなにイタズラ好きなのでしょうか?以前に飼っていた小型犬の方が、ずっと大人しくてお利口さんでした。猫って躾できないのでしょうか・・何度怒っても無駄なんです・・・。

猫のいたずら行動の原因を探る

3歳という年齢のバーマン猫は、まさにやんちゃ盛りの時期です。 小型犬と比べて猫の行動が理解しにくく、イライラしてしまう気持ちもよく分かります。しかし、猫のいたずら行動は単なる「いたずら」ではなく、猫自身の欲求やストレスの表れであることが多いのです。

猫のいたずら行動の主な原因

猫のいたずら行動には、様々な原因が考えられます。

  • 遊び欲求の充足:猫は狩猟本能を持つ動物です。遊びを通して狩猟本能を満たそうとしています。適切な遊びを与えられていないと、飼い主の持ち物で遊び始めます。
  • ストレス:環境の変化、孤独、十分な運動不足、不適切なケージ飼育など、ストレスを感じていると、いたずら行動でストレスを発散しようとします。
  • 探索欲求:猫は好奇心旺盛で、新しいものや隠された場所を探求するのが大好きです。クローゼットの中に入ったり、置き物を落としたりする行動は、この探索欲求の表れです。
  • 注意欠陥:猫は飼い主の注意を引きたいがために、いたずらをすることがあります。特に、飼い主が忙しく、猫とのコミュニケーションが不足している場合に起こりやすいです。
  • 退屈:十分な刺激や遊びがないと、猫は退屈になり、いたずら行動で時間をつぶそうとします。

あなたのバーマン猫の場合、上記の複数の原因が重なっている可能性があります。 例えば、十分な運動や遊びが不足し、ストレスが溜まっている状態かもしれません。また、高い場所に登ったり、隠れたりするのが好きなので、探索欲求も満たされていない可能性があります。

猫とのより良い関係を築くための具体的な対策

猫のいたずら行動を減らすためには、原因を取り除くことが重要です。 怒鳴ったり叩いたりするのではなく、猫の気持ちに寄り添い、適切な対策を講じましょう。

1. 環境の見直しと安全対策

  • 危険なものを片付ける:猫が触ってはいけないもの、壊れてしまうものは、猫の手の届かない場所に収納しましょう。高い場所や閉鎖された場所へのアクセスを制限するのも有効です。 下駄箱やリビングボードの上には何も置かない、もしくは猫が触れないように工夫しましょう。
  • 猫が安全に遊べるスペースを作る:猫が自由に登ったり、隠れたりできるキャットタワーや猫用ベッドを用意しましょう。 爪とぎも設置し、家具への爪とぎを防ぎます。
  • 家具の保護:猫が爪を研ぐのが好きな家具には、爪とぎ防止シートなどを貼ることで、家具の保護をしましょう。カーテンや籐の家具は、猫が触れないように工夫するか、交換を検討しましょう。

2. 遊びと運動の確保

  • 毎日、十分な時間をかけて遊ぶ:猫が楽しめるおもちゃを使って、狩猟本能を刺激する遊びをしましょう。レーザーポインター、羽根つきの棒、ボールなど、様々な種類のおもちゃを用意し、飽きさせないように工夫しましょう。 1日に数回、10分程度の遊び時間を確保することをお勧めします。
  • 運動不足解消:猫が自由に動き回れるスペースを確保しましょう。可能であれば、猫が安全に外に出られるように工夫しましょう。(安全な環境下でのみ)

3. 環境エンリッチメント

  • 猫が楽しめる環境を作る:猫が興味を持つおもちゃや、登ったり隠れたりする場所をたくさん用意しましょう。窓辺に猫がくつろげる場所を作るのも良いでしょう。 様々な高さや場所を用意することで、猫の探索欲求を満たすことができます。
  • 香りや音の刺激:猫が安全に探索できる場所をいくつか作り、猫が興味を持つ香りや音の刺激を与えてみましょう。猫じゃらしや、猫が安全に遊べるおもちゃなどを活用しましょう。

4. 適切なコミュニケーション

  • 猫とのスキンシップ:毎日、猫を撫でたり、抱っこしたりして、愛情表現をしましょう。猫が嫌がる場合は無理強いしないようにしましょう。
  • 猫の言葉を知る:猫の鳴き声や仕草をよく観察し、猫の気持ちを理解するように努めましょう。 例えば、ゴロゴロという鳴き声は満足のサイン、耳を後ろに倒しているのは警戒しているサインなど、猫の行動を理解することで、適切な対応ができます。

5. 専門家の相談

改善が見られない場合は、動物病院や猫の行動専門家への相談を検討しましょう。 猫の行動には、病気や精神的な問題が隠れている場合もあります。専門家のアドバイスを受けることで、適切な解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ

猫のいたずら行動は、単なるいたずらではなく、猫の欲求やストレスの表れであることが多いです。 猫の気持ちに寄り添い、適切な環境を整え、十分な遊びとコミュニケーションを取ることで、猫とのより良い関係を築くことができます。 それでも改善が見られない場合は、専門家の助けを借りましょう。 あなたのバーマン猫との幸せな生活を願っています。

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