猫と暮らすためのうさぎとの多頭飼育と、小さな黒いうさぎの選び方

うさぎを飼ってみようかと検討中です。 先日ペットショップで黒い小さなうさぎに一目惚れしてしまいました。 ネザーランドドワーフと書いてありましたが、17000円と安価でしたので雑種だと思います。 余裕で片手に乗るほど小さくて、目は開いているのに全く動かずうずくまっていて「調整中」と書かれていました。 ケージの中が少し茶色い液体で汚れていて、うさぎの四肢も茶色く汚れていました。 下痢をしているのでしょうか? その時は、うちには13歳の猫がいるので飼う気は全くなく見ていただけでしたので、店員さんにも状態は聞きませんでした。 でも、帰宅してからもうさぎの事が気になって気になって・・・・ 飼ったことがありませんので、ネットで色々と飼い方を調べましたが、部屋数もありますので猫がいても飼えるかな?と思い始めています。 質問ですが、 猫がいても、最初は完全隔離して徐々にうさぎのテリトリーを広げていくようにすれば大丈夫でしょうか? (最終的にはうさぎのケージを、猫も人もいる居間に持ってくる) それと、この調整中と書かれていた小さな小さな黒いうさぎをどう思われますか? 体の弱い子だったとしたら初心者には無理でしょうか? 現在専業主婦ですので、24時間体制で面倒をみることは出来ます。

猫とウサギの多頭飼育:完全隔離からの段階的慣れ合い

猫とウサギを一緒に暮らすことは可能ですが、慎重な導入が必要です。猫は狩猟本能を持つ動物であり、小さなウサギを獲物と認識する可能性があります。そのため、最初の数週間は完全隔離が不可欠です。

完全隔離の期間と環境

ウサギには、猫の届かない、安全で清潔なケージを用意しましょう。ケージは十分な広さがあり、ウサギが自由に動き回れるようにしてください。ケージ内には、餌入れ、水入れ、トイレ、隠れ家となるハウスなどを設置し、快適な環境を整えましょう。

段階的な慣れ合い

完全隔離期間後、徐々に猫とウサギを近づけていきます。

  • 段階1:匂いの慣れ合い:ウサギのケージを猫の生活圏の近くに移し、お互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、存在を認識させます。この段階では、直接顔を合わせることはありません。
  • 段階2:視覚的な慣れ合い:ケージの扉を開けて、お互いを視界に入れられるようにします。この時、猫がウサギに直接触れないように注意しましょう。猫が興奮したり、攻撃的な行動を見せたら、すぐにケージを離してください。
  • 段階3:間接的な接触:ケージの扉を少し開けて、猫がウサギに近づけるようにします。この段階でも、猫がウサギを攻撃しないように、常に監視が必要です。猫が落ち着いてウサギを観察できるよう、安全な距離を保つことが重要です。
  • 段階4:直接接触(慎重に):猫がウサギに対して落ち着いており、攻撃的な兆候が見られない場合、短い時間だけ、監督の下で直接接触を許可します。この時、猫がウサギを傷つけないように、常に注意深く観察し、必要に応じて介入します。

このプロセスは、数週間から数ヶ月かかる場合もあります。猫とウサギの性格や相性によって、必要な時間は大きく異なります。焦らず、ゆっくりと時間をかけて進めていくことが重要です。

「調整中」の小さな黒いうさぎについて

17000円という価格と、「調整中」という記述、ケージの汚れから、このウサギは健康状態に問題を抱えている可能性があります。下痢は、ウイルス性、細菌性疾患、寄生虫感染、消化器系の問題など、様々な原因が考えられます。

専門家の意見を仰ぐ

安価で健康状態に不安のあるウサギは、獣医の診察を受けることが不可欠です。下痢だけでなく、脱水症状や栄養不良なども懸念されます。獣医による健康診断で、問題点を特定し、適切な治療を受ける必要があります。

初心者には難しい可能性

体の弱いウサギの飼育は、初心者には難易度が高いと言えます。24時間体制で面倒を見ることができるとはいえ、病気の早期発見、適切な治療、そして緊急時の対応など、多くの知識と経験が必要です。

ウサギの選び方

ウサギを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 健康状態:活発に動き回り、毛並みがつやつやしているか。目や鼻に異常がないか。
  • 清潔さ:ケージが清潔に保たれているか。糞尿の処理が適切に行われているか。
  • 販売店の信頼性:販売店がウサギの健康管理を適切に行っているか。獣医との連携体制が整っているか。
  • 価格:安すぎる場合は、健康状態に問題がある可能性があります。

信頼できるブリーダーやペットショップから、健康で活発なウサギを選びましょう。

インテリアとウサギの共存:ケージの設置場所

最終的にウサギのケージをリビングに置くことを検討されているとのことですが、猫の行動範囲とウサギのケージの位置関係を注意深く考えましょう。猫がケージに飛び乗ったり、ウサギを威嚇したりしないように、ケージの設置場所を選び、必要に応じてケージカバーなどを検討するのも良いでしょう。

ケージのインテリアへの調和

ウサギのケージは、インテリアの一部として考えることも重要です。黒色のウサギであれば、黒を基調としたインテリア、あるいは黒と相性の良いグレーやシルバーのインテリアと組み合わせることで、統一感のある空間を演出できます。ケージカバーや周辺の小物も、インテリアに合わせて選ぶことで、より自然な雰囲気になります。

例えば、黒色のケージにグレーのカバーをかけ、シルバーの食器やハウスを置くことで、洗練された空間を演出できます。また、黒と相性の良い木製の家具を組み合わせることで、温かみのある空間を作ることも可能です。

まとめ

猫とウサギの多頭飼育は可能ですが、慎重な準備と、猫とウサギの性格を理解した上での対応が必要です。小さな黒いうさぎの健康状態には注意が必要で、獣医の診察が不可欠です。ウサギの飼育は責任を伴う行為であり、十分な準備と覚悟を持って取り組むことが大切です。インテリアとの調和も考慮し、快適な空間を創り出しましょう。

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