猫との距離感、修復への道:初めての猫との暮らしとインテリア

私は今オス猫を飼っています。野良猫が弱っていたので拾ってきて飼い始めました。お医者様からは拾ってきたときには『3ヶ月くらいだね』と言われそれから一ヶ月して4ヶ月くらいの歳になると思います。最初の頃は添い寝もしてくれましたし、歩き回るだけでニャーニャー言いながら健気に後をつけてきました。しかし最近キッチンのところからいつもの部屋に戻るときにドアの前で猫が待っていて、私が向かうと同時に全力で逃げます。他にもすこしケージに入っていて欲しい時やスキンシップを取りたいときなどにも逃げてしまいます。いざケージに入れると出せと言わんばかりにこちらに主張してきます。出したら少しばかり甘えるのですが全力でまた駆け回ります。放っておけば、自分から膝の上や私が横になっている足の上などに乗ったり、添い寝はしてくれますし、餌の時は来てくれますが。正直あれだけ可愛く付いてきてくれたのに今となっては手を差し伸べれば逃げる始末ですこし悲しい気持ちもあり、すこしストレスが溜まります。どうしたらこちらが何かをした際に逃げないような猫ちゃんになってくれますか?あと、嫌なことをしてしまったら関係は修復しませんか?故意ではないんですけどそれに近いことなどもあったので…。因みに猫を飼ったのは初めてです

猫の行動と心の変化:恐怖と安心のバランス

猫が以前は甘えていたのに、最近逃げ出すようになったとのこと、ご心配ですね。4ヶ月齢の猫は、まだ幼いながらも、環境の変化や自身の成長によって、行動や性格が変化しやすい時期です。 猫が逃げ出す原因は様々ですが、可能性として考えられるのは、以下の通りです。

  • 恐怖体験: ケージに入れられたり、スキンシップを強制された経験が、猫にとってストレスや恐怖として記憶されている可能性があります。特に野良猫出身の猫は、人間への警戒心が強く、過去のトラウマを抱えている可能性も高いです。
  • 遊びと狩りの本能: 猫は遊びを通して狩りの本能を満たします。あなたの動きを「獲物」と捉え、追いかける行動になっている可能性もあります。特に、急に近づいたり、手を伸ばしたりする行為は、猫にとって脅威に感じられることがあります。
  • 成長による自立: 4ヶ月齢は、子猫から徐々に独立心が出てくる時期です。常に甘えていた状態から、自分のペースで行動したいという欲求が強まっているのかもしれません。
  • 環境の変化: 新しい環境への適応や、生活空間の変化(家具の移動など)も、猫の行動に影響を与える可能性があります。

猫との信頼関係を修復する方法:ゆっくりと時間をかけて

猫との信頼関係を修復するには、猫のペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけることが重要です。焦らず、猫の気持ちに寄り添うことが大切です。

1. 恐怖心を軽減する環境づくり

  • 安全な空間の確保: 猫が安心して過ごせる隠れ家となる場所(猫用ベッド、ダンボールハウスなど)を用意しましょう。猫は不安を感じると隠れたがる習性があります。隠れ家があることで、安心感が高まります。
  • ゆっくりとした接近: 猫に近づきすぎず、猫が自ら近づいてくるのを待ちましょう。無理強いせず、猫が快適な距離を保てるように配慮することが大切です。猫がリラックスしている様子(目を細めている、ゴロゴロ言っているなど)を確認してから、優しく撫でるようにしましょう。
  • ケージの使用を見直す: ケージは、猫にとって閉じ込められた空間として恐怖を覚えさせる可能性があります。ケージを使う場合は、猫が自由に出し入れできる状態にし、快適な空間として認識させられるように工夫しましょう。例えば、お気に入りの玩具や猫ベッドを入れてあげたり、ケージの扉を開けておくなどです。
  • インテリアの工夫: 猫が落ち着ける空間を作るために、インテリアにも工夫を凝らしませんか?落ち着きのあるグレーの家具や、猫が登れるキャットタワーを設置するのも良いでしょう。グレーは、猫にとって落ち着く色と言われています。また、視覚的な刺激を減らすために、落ち着いた色のカーテンや壁の色を選ぶのも効果的です。

2. ポジティブなコミュニケーション

  • 猫が好きなスキンシップ: 猫が嫌がる行為を避け、猫が喜んでくれるスキンシップ(優しく撫でる、顎の下を優しく掻くなど)を心がけましょう。猫の反応を見ながら、猫が心地良いと感じる方法を見つけることが大切です。無理強いは厳禁です。
  • 遊びの時間: 猫と積極的に遊ぶ時間を設けましょう。猫が楽しめるおもちゃ(羽根つきの棒、ボールなど)を使って、狩猟本能を満たしてあげることが、ストレス軽減に繋がります。遊びを通して、信頼関係を築くことができます。
  • おやつや褒め言葉: 猫が何か良い行動をした際には、おやつを与えたり、優しく褒めてあげましょう。ポジティブな強化によって、良い行動を繰り返すように促すことができます。

3. 専門家への相談

猫の行動に不安がある場合は、獣医や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、猫の行動の背景にある原因を特定し、適切な対応策を見つけることができます。

過去の失敗からの回復:猫は許してくれる

故意ではないとはいえ、猫にとって嫌な経験をさせてしまったとのこと、ご自分を責めないでください。猫は、人間のように過去の出来事をいつまでも根に持つわけではありません。 猫との信頼関係は、時間と愛情をかけて築き上げていくものです。 前向きに猫と接し、信頼関係を修復しようと努力することで、必ず猫との絆は深まります。

インテリアと猫との共存:快適な空間づくり

猫との暮らしを快適にするために、インテリアにも工夫を凝らしましょう。

  • 猫が安全に過ごせるスペース: 猫が自由に登ったり、隠れたりできる場所を確保しましょう。キャットタワーやハンモックなどを設置することで、猫は安全で快適な空間を得ることができます。
  • 猫が傷つけにくい素材: 猫が爪を研いだり、ジャンプしたりしても傷つきにくい素材の家具を選びましょう。猫が安全に過ごせるように配慮することで、猫と飼い主の双方にとってストレスの少ない生活を送ることができます。
  • 猫にとって危険なものを排除: 猫が誤って口に入れてしまったり、触れてしまったりすると危険なものを、手の届かない場所に保管しましょう。例えば、洗剤や薬、電気コードなどです。

グレーのインテリアは、猫にとって落ち着く空間を作るのに適しています。落ち着いた雰囲気のグレーの家具や小物を取り入れることで、猫もリラックスできる空間を作ることができます。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)