猫との距離を縮める方法:多頭飼育と家族の信頼関係構築

猫についてなのですが、一番上で一人暮らしをしている兄が血統書無しのシャム猫(オス)を安価で3年ほど前に飼い始めました。去年あたりから一人暮らしをやめて実家暮らしとなったのですが、その時にそのペットの猫も連れてきました。最初はびくびくして兄以外には警戒して、すこしでも近づけば威嚇をしたり引っかこうとしてきます。そろそろ一緒にくらして1年経とうとして、その猫も家族にはだいぶ慣れて懐きはしてないですが近くにいても平気なくらいまでに なりました。兄の部屋は兄が家を留守にするときは鍵をかけて普段は出れないようにしてあるので、たまに兄が鍵をかけ忘れたときは自分でドアを開けて脱走します。脱走したときには、鉢合わせすると兄弟で末っ子のわたしだけには懐かずちょっとでも顔を合わせるとすぐ威嚇か引っかこうとします。酷いときは首に噛みつかれたこともあります。最近は兄が遠出の仕事で遅くに帰ってくることがよくあるので、わたし以外の家族は動物が苦手なのでそれよりも早めに帰るわたしが水をあげたり餌をあげたりしています。世話をしてから兄に懐いてたとき以上にわたしに懐くようになってしまって、逆に懐いてた兄あとは近くにいることに慣れたほかの家族に対してかなり嫌うようになってしまいました。飼い主である兄が傍に寄っても距離を取って触ろうものならば、噛みついたり引っかいたりします。さらにわたし以外が世話しようとすると、嫌がります。とくに餌や水をあげた時は手を付けなかったりと。それでわたしが現状代わりに続けて世話をしています、そこで質問なのですが一度嫌ってしまった飼い主や他の家族に懐くことはないのでしょうか?もしくは方法があれば教えてください。

猫の行動と現状分析

ご質問にある状況は、猫のストレスと、飼い主さんとの関係性の変化が複雑に絡み合っていると考えられます。シャム猫は知性が高く、警戒心が強い猫種としても知られています。新しい環境への適応に時間がかかっていること、そして、あなたへの過度な依存が、他の家族への警戒心を強めている可能性があります。 兄さんの不在が多いこと、そしてあなたが猫の世話を中心に行っていることが、猫の行動に大きく影響していると考えられます。

猫が飼い主を嫌う原因を探る

猫が飼い主を嫌う、もしくは警戒する原因は様々です。今回のケースでは以下の点が考えられます。

  • 環境の変化へのストレス:一人暮らしから多頭飼育の環境になったこと、そして新しい家族との生活への適応に時間がかかっている可能性があります。
  • 恐怖体験:過去に怖い経験(例えば、子供に無理やり触られたなど)が、猫の警戒心を高めている可能性があります。
  • あなたへの過度な依存:あなたが餌や水やりを担っているため、あなたに依存し、他の家族を脅威と認識している可能性があります。
  • コミュニケーション不足:猫とのコミュニケーションが不足しているため、信頼関係が築けていない可能性があります。
  • 健康問題:猫の体調不良が、攻撃的な行動の原因になっている可能性もあります。獣医への相談も検討しましょう。

家族全員で取り組む猫との信頼関係構築

猫に再び懐いてもらうためには、家族全員で協力し、時間をかけて信頼関係を築く必要があります。焦らず、猫のペースに合わせて接することが重要です。

ステップ1:獣医への相談

まず、猫の健康状態を確認するために獣医への相談を強くお勧めします。健康上の問題が原因で攻撃的になっている可能性もあります。

ステップ2:猫の安全な空間の確保

猫が安心して過ごせる隠れ家となる場所を用意しましょう。猫用ベッドや、段ボールハウスなどを用意し、猫が自由にリラックスできる空間を確保することが大切です。兄の部屋は、猫にとって安全な空間として活用できます。ただし、脱走を防ぐための対策は継続しましょう。

ステップ3:ゆっくりとした距離感

急に近づいたり、無理やり触ろうとせず、猫が自ら近づいてくるのを待ちましょう。猫が近くにいても無視したり、そっと見守ることで、猫は安心感を覚えます。

ステップ4:ポジティブな経験の提供

猫がリラックスしている時に、優しく声をかけたり、軽く撫でたりすることで、良い経験を積ませましょう。おやつを与えながら、ゆっくりと距離を縮めていくのも効果的です。ただし、猫が嫌がる場合はすぐにやめましょう。

ステップ5:家族全員での関わり

家族全員で猫に関わることで、猫は家族の一員として受け入れてもらえるという安心感を得られます。ただし、猫が嫌がる行動は避け、それぞれの家族が猫の反応を見ながら、ゆっくりと接するようにしましょう。餌やりや水やりは、最初はあなたが担当し、徐々に他の家族も参加するようにします。最初は、猫が近くにいるだけで良いので、無理強いせず、猫のペースに合わせて進めていきましょう。

ステップ6:フェロモン製品の活用

猫用フェロモン製品(フェリウェイなど)を活用することで、猫のストレスを軽減し、落ち着かせ、安心感を高める効果が期待できます。

ステップ7:専門家のサポート

どうしても改善が見られない場合は、動物行動学の専門家や動物病院の獣医に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけることができるでしょう。

インテリアと猫の共存

猫と快適に暮らすためには、インテリアにも工夫が必要です。

  • 猫が登れる家具:猫は高い場所が好きなので、猫が登れるキャットタワーや棚などを設置しましょう。これにより、猫は安全な場所を確保でき、ストレス軽減に繋がります。
  • 猫が隠れる場所:猫が落ち着いて休める隠れ家となる場所を用意しましょう。段ボールハウスや猫用ベッドなどがおすすめです。
  • 猫が傷つけにくい素材:猫が爪を研ぐことを考慮し、猫が傷つけにくい素材の家具を選ぶか、爪とぎを用意しましょう。グレーのソファなど、猫の毛が目立ちにくい色を選ぶのも一つの方法です。
  • 安全な空間の確保:猫が自由に動き回れるスペースを確保しましょう。また、危険な場所(例えば、高い場所や狭い場所)には近づけないように注意しましょう。

グレーのインテリアは、猫の毛が目立ちにくく、落ち着いた雰囲気を演出できるため、猫との同居に適した色と言えます。

まとめ

猫との信頼関係構築には、時間と忍耐が必要です。家族全員で協力し、猫のペースに合わせて接することで、必ず良い結果が得られるはずです。焦らず、ゆっくりと進めていきましょう。

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