猫との距離を縮める方法:ケージトレーニングの再考と安心できる環境づくり

猫のケージ飼いについて。 ご覧頂き有難うございます。 長文ですが、宜しければお読み頂きご助言頂けたら幸いです。 人慣れしていない6ヶ月の雄猫ちゃんを1週間前程に迎えました。 始めはずっとフーシャー言っていたのですが、最近遊びに誘ってきたり、遊んでいる時は人間に身体をくっつけていても平気だったり良い感じになってきたかな…という感じでした。 しかし、基本人間が怖いようで遊んでいる以外では唸りっぱなし。 どうにか少しでも慣れて欲しいと、譲って頂いた方に相談したところ、ケージに入れて徐々に慣らすのが良いとのことで早速実践しようと思いました。 ケージに入れるまで夫婦で追いかけ回してしまった為か、すっかり怯えてしまいました… そして絶対抜けられないであろう細い隙間からケージを人間の見ていない隙に何度も抜けてしまい、その度追いかけて入れ直す… このままでは嫌われてしまいそうで、もうケージを使って慣らすのはやめようかと相談しています。 今はケージの窓を開けて自由に出入り出来るようにしていますが、以前のように遊びに誘ってもきませんし、餌やトイレも私たちがいるとダメまたいです…少し前までは出来ていたのに…。 ケージに入れてしまって後悔しています。 隠れる場所を与えてはいけないと聞いたので、部屋の隠れる場所を徐々に減らしてケージなしで様子を見るのはどうかと思っていますがどうでしょうか? なんとか、ケージなしでも人は怖くないよという事を教えてあげたいのですが、もうどうしたらいいかわかりません。 触れないと病院にも行けませんし、長く一緒に暮らす事を考えると、頭を撫でるくらいのスキンシップはしたいです…わがままかもしれませんが。 何かアドバイス下されば幸いです。 よろしくお願い申し上げます。

猫のケージトレーニング:成功と失敗

6ヶ月の子猫を新しい環境に迎え入れ、ケージトレーニングを試みたものの、猫ちゃんが恐怖を感じてしまい、逆効果になってしまったとのこと、大変お辛いですね。 ケージトレーニングは、猫の安全確保や、新しい環境への適応を助ける有効な手段ですが、導入方法を誤ると、猫に強いストレスを与えてしまう可能性があります。 今回のケースでは、追いかけ回すなど、猫にとって脅威となる行動が、猫の恐怖心を増幅させてしまったと考えられます。

ケージトレーニングのポイント

ケージトレーニングを成功させるためには、以下の点を意識することが重要です。

  • ケージを安全な場所として認識させる:ケージの中を快適な空間にしましょう。猫が落ち着けるベッド、おもちゃ、餌と水入れを準備し、常に清潔に保つことが大切です。最初はケージの扉を開けておき、猫が自由に出し入れできるようにします。猫が自らケージの中に入ってくつろぐ様子を確認してから、徐々に扉を閉める時間を長くしていくのが理想的です。
  • 無理強いは厳禁:猫を無理やりケージに入れることは、絶対に避けましょう。猫は恐怖を感じ、人間を信頼しなくなります。猫が自らケージに入るように誘導することが大切です。
  • 段階的な慣れ:最初はケージの扉を開けておき、猫が自由に出し入れできるようにします。次第にケージの中にいる時間を長くし、最終的にケージで夜を過ごすことを目標にしましょう。この段階的な慣れが重要です。
  • ポジティブな強化:ケージの中にいる間は、おやつを与えたり、優しく声をかけたりすることで、ケージを安全で楽しい場所だと認識させましょう。

ケージなしで猫と信頼関係を築く方法

現状、ケージトレーニングは逆効果になっているようですので、まずはケージから解放し、猫との信頼関係構築に焦点を当てましょう。

安全で快適な環境づくり

猫が落ち着ける隠れ家を用意することが重要です。猫は不安を感じると隠れたがる習性があります。段ボール箱や猫用ベッドなどを用意し、猫が自由に隠れることができる場所を作ってあげましょう。隠れ家を作ることで、猫は安心感を覚え、人間に警戒しにくくなります。

ゆっくりと距離を縮める

猫に無理強いせず、猫自身のペースで距離を縮めることが大切です。

  • 猫の視界に入る:猫がリラックスしている時に、ゆっくりと猫の視界に入りましょう。いきなり近づかず、遠くから様子を伺うことから始めます。
  • ゆっくりとした動き:猫に恐怖感を与えないように、ゆっくりとした動きを心がけましょう。急に大きな動作をしたり、声をあげたりしないように注意しましょう。
  • 猫が近づいてきたら:猫が自ら近づいてきたら、優しく声をかけたり、少しだけ撫でたりしてみましょう。猫が嫌がったらすぐに手を止めましょう。
  • 遊びの時間:猫が最もリラックスしている時間帯に、猫が楽しめるおもちゃで遊びましょう。遊びを通して、猫との信頼関係を築くことができます。羽根つきの棒やレーザーポインターなど、猫が追いかけるタイプの玩具がおすすめです。
  • 食事とトイレ:猫が食事やトイレをしている時は、そっとしておきましょう。猫が落ち着いて食事やトイレができるように、静かな環境を作ってあげることが大切です。

専門家の意見を参考に

どうしても猫が警戒心を解かない場合は、動物行動学の専門家や獣医に相談することをおすすめします。専門家から適切なアドバイスを受けることで、猫との信頼関係を築きやすくなります。

インテリアと猫の共存

猫が安心して暮らせるインテリア選びも重要です。

猫が安全に過ごせる空間

猫が登ったり、隠れたりできるキャットタワーや棚を設置することで、猫は安全で快適な空間を確保できます。また、猫が爪とぎをする場所も確保しましょう。壁や家具を傷つけないように、専用の爪とぎポールを用意しましょう。

猫が落ち着ける色のインテリア

猫は、落ち着いた色合いのインテリアを好みます。ベージュやグレー、ブラウンなどの落ち着いた色合いの家具やカーテンを選ぶことで、猫はリラックスした気分で過ごすことができます。今回のケースでは、ベージュを基調としたインテリアがおすすめです。

まとめ

猫との信頼関係構築には、時間と忍耐が必要です。焦らず、猫のペースに合わせて、ゆっくりと距離を縮めていきましょう。ケージトレーニングは必ずしも必要ではなく、猫にとって安全で快適な環境を整えることが、より重要です。 猫が安心して過ごせる空間づくりと、猫とのコミュニケーションを大切に、楽しい猫との生活を送ってください。

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